小説：黒鋼の魔紋修復士10

黒鋼の魔紋修復士10 を読みました。嬉野秋彦さんの新刊で、10巻目になります。いや～今回も面白かったです。前々からあとがきで、展開が変わると告知されていましたが、この巻から急転直下、一気に状況が変わってしまいました。

巻頭のイラストがネタバレになっていますが、今回はいきなりクライマックスからスタート。一瞬、1巻くらい読み逃しちゃってたかなとか思ってしまいました。
お話は、アーマッドの魔法院が何者かに襲撃されたところから、元々オルヴィエットに疑いを持っていた皇太子とシャキーラが捜査を進めていって…という展開で進みます。当然、リヒテルナッハ家の一員なのでディミタールにも疑い目が向けられて…という感じですね。
前の巻でも少しあったけど、平静でないディミタールと少し成長したヴァレリアの関係が大変な状況ではありますがいい感じなのかも。今回は少しディミタールも一線を超えた感じでしょうか？
今回は表紙のお母さんが大活躍というか豹変って感じですね。今まで何か伏線とかあったのかなぁ。悪役というか謎の人物達が横一線で繋がる感じにはなったんですけど。オルヴィエットの話は正直全然この巻までわかりませんでした。もっと魔法剣とかに絡んだ政変なり、軍事的な何かが起きて展開が変わることを予想していたので。
ディミタールには明るい未来は待っていなさそうな感じですが、シャキーラも何か助けるためのアイディアが見つかったみたいだし、まだアーマッドで生き残る目がある感じなんでしょうか。

気になるところで終わった10巻ですが、あとがきによると次は今冬、年内に出せたらいいなぁとのこと。まだ夏なので結構ありますね。帰ってきたらポストに入ってたので、明日の通勤時間にでも読もうと思ってちょっと読み出したら最後まで読み切ってしまいました。
そろそろ終盤らしいので終わってしまうのも残念ですが、続きも楽しみです。

嬉野秋彦さんの小説の感想は、こちら。
・彼女は戦争妖精1
・彼女は戦争妖精2
・彼女は戦争妖精3
・彼女は戦争妖精4
・彼女は戦争妖精 小詩篇1
・彼女は戦争妖精5
・彼女は戦争妖精 小詩篇2
・彼女は戦争妖精6
・彼女は戦争妖精7
・彼女は戦争妖精 小詩篇3
・彼女は戦争妖精8
・彼女は戦争妖精 9
・黒鋼の魔紋修復士１
・黒鋼の魔紋修復士2
・黒鋼の魔紋修復士3
・黒鋼の魔紋修復士4
・黒鋼の魔紋修復士5
・黒鋼の魔紋修復士6
・黒鋼の魔紋修復士7
・黒鋼の魔紋修復士8
・黒鋼の魔紋修復士9
・黒鋼の魔紋修復士10
・黒鋼の魔紋修復士11
・黒鋼の魔紋修復士12

黒鋼の魔紋修復士10 (ファミ通文庫)
KADOKAWA/エンターブレイン
嬉野秋彦

Amazonアソシエイト by