小説:続・終物語

続・終物語 を読みました。物語シリーズのラストになるんですかね。巻末に接物語(ツギモノガタリ)とかいうのがネクストシーズンとか書かれてましたが。
あとがに、『読んでも読まなくてもいい一冊』とありましたが、まさしくそんな感じの一冊です。特に残った伏線?の回収をするでもなく、各キャラの後日談でもなく、卒業式のあとの暦の冒険譚?が展開されます。

卒業式の翌日、顔を洗って洗面台の鏡を覗いた暦が違和感を感じて手を伸ばしたところ鏡の向こう側(?)の世界に入り込んでしまい…という展開でお話が始まり、元の世界に戻る方法を鏡の向こう側のちょっといつもとは様相の異なる面々と探していくみたいなお話になっています。最後はちょっと面白い解釈で終る感じですね。

今ひとつ、なんでこのタイミングでこのお話を持ってくるのかがよくわからんというのが正直なところです。買って読んでおいてなんですが、なんでこのお話書いたのかなぁという感じで。シリーズの途中でこういう小話があってもいいかなぁという気はするけど、お話が終わったあとで改めて出さなくてもなぁと。それとも、全てが終わった後だから書ける話なんでしょうか(暦的には)?

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