小説:絶望系

絶望系 を読みました。谷川流さんの新刊ですが昔にメディアワークスから出された小説を再出版したものとのことです。
谷川さんの小説は、涼宮ハルヒのシリーズと学校を出よう!(だったかな?)のシリーズしか読んでなかったので知りませんでした。新潮社文庫で新たに出したということは、今後このレーベルで新刊を出す予定があったりするのですかね?

読み始める前にアマゾンで以前出されて方の書評を読んだのですが、確かに読む人を選ぶかなぁという内容でした。あらすじがあるようで、あまり意味がないというか筋が通ってないというか。
とある高校生、建御の元に天使と悪魔と死神と幽霊が訪れてテンパってしまい、何事にも動じない友人の杵築を呼ぶのですが…という展開で始まります。
幽霊の死んだ原因を調べることになるのですが、それが杵築の彼女の姉と関係していて…(というあたりは調べずに判明して)なんというか特に推理とかはなく真相が畳みかけてくる感じになっています。あんまり共感できるようなお話でもないしなんだったんだろう、これ?って部分が大きいかも。
初めは、杵築が主人公っぽい立ち位置ですが、ラスト辺りは建御が主人公っぽい流れですね(普通の物語なら)。

涼宮ハルヒのシリーズとも学校を出よう!のシリーズともかなり趣が異なるので誰向きな作品かよくわかりませんが、興味が合る方は読んでみてもいいかもしれません。個人的には谷川さんの作品的には読まなくても良かったかなぁという感想です。


谷川流さんの作品の感想は、こちら。
涼宮ハルヒの驚愕(前)
涼宮ハルヒの驚愕(後)
劇場版 涼宮ハルヒの消失
劇場版 涼宮ハルヒの消失

絶望系 (新潮文庫)
新潮社
2014-09-27
谷川 流
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