小説:銃姫 10 ~Little Recurring circle~

銃姫 10 ~Little Recurring circle~ を読みました。高殿円さんの小説でシリーズ10巻目になります。この本含めて残り2冊はマーケットプレイスで買ったので、電子書籍じゃなくて紙での読みになります。

この巻は前半と後半(といってもほとんどラストですが)に大きく話がわかれる感じ。
スラファトはセドリックに対向するために5万人の大傭兵部隊を灰海に送り込みます。途中力つきそうなところでエルウィングの助けも入りますが、それでも数の力には対抗しきれず…というところで、ちょっと意外な方向に物語が進みます。オチとしてはアンブローシアも精霊王ということになるのですかね。
九死に一生を得ったセドリックは、ルーカの助けもあって生き延び、ルーカから母の話を聴くことに。更には真実を知るための次の目的地(というか人)も知らされることになります。
残りは、デスパニック寸でまで力を使い果たしたセドリック(とアンブローシアも?)達がスラファトから身を隠すのも兼ねて、療養することに。長らく続いた旅路から安らかな毎日が続くのですが、ラストまた急な展開を迎えます。なんだか銃姫にしては(高殿円さんの作品にしては?)、ほのぼのとした展開だなぁと思って読んでいたら、そうは問屋がおろしませんでした。ラストは1巻、どんな展開を迎えるかですね。

中古での購入ですが、一応版数みると初版でした。扉の既刊リストみるとすでに11巻もプリントされてるので10巻と11巻は同時発売だったみたいですね。あとがきにも最終巻書き終えるまで、10巻の発刊を待ってもらったと書かれてますし。最終巻を読むのが怖い(バットエンドだろうから)とかいうネガティブな反応が多かったらしいですが、思ったより信用ないなぁ私…とつぶやかれてるので多分、ハッピーエンドを期待してもいい感じなんでしょうか。とりあえず、続きを読んでみたいと思います。

高殿円さんの小説の感想は、こちら。
銃姫1 ~Gun Princess The Majesty~
銃姫2 ~The Lead In My Heat~
銃姫3 ~Two and is One~
銃姫 4 ~Nothing or All Return~
銃姫 5 ~The Soldier's Sabbath~
銃姫 6 ~The Lady Canary~
銃姫7 ~No more Rain~
銃姫 8 ~No Other Way to Live~
銃姫 9 ~It is Not to be "Now"~
銃姫 10 ~Little Recurring circle~
銃姫 11 ~The strongest word in the world~
銃姫 10 ~Little Recurring circle~ MF文庫J
KADOKAWA / メディアファクトリー
2012-09-01
高殿 円
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