小説:吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(4)

吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(4) を読みました。野村美月さんの今月の新刊になります。4巻目ですね。
吸血鬼になってしまった男子高校生がバスケをやめて(運動能力が異常にあがってしまったので)、綺麗な先輩に誘われて演劇部に入部して…というお話です。
今回の題材はエロスとプシケーとのことですが、読んだことはなかったけど断片は知ってるギリシャ神話の劇でした。
はじめはあんまり物語に絡んでこない題材なのかと思ったけど、読み終わった見るとそうでもなかったんだなぁという感じでした。
今回はいつもは頼れる綾音さんが雫のちょっかいもあってスランプに陥る展開となります。今までもちょいちょい出てきてたカレナがメインで出てくる感じです。思ってたよりいいキャラでしたね(面白かったし)。
正直こんなに早くネタバレくるとは思わなかったけど、今後の展開はそこら辺がメインではないってことなのでしょうか。そもそもあんまり、綾音さんも極端な反応はない感じだったし。

巻末には、それぞれのイブという3編の後日談的エピソードが収録されています。
個人的にはカレナのエピソードがよかったです。偶然ですが、夏目漱石のエピソード、数日前に誰かがツイートしてくれてたおかげで意味がわかりました。I love youの和訳というネタです。(これ読んでのツイートだったのかな?)

あとがきによると野村さん体調のほうが思わしくないとのこと。うちの父もそうでしたが、気がついたときは手遅れみたいになってたので、転移してないといいのですが。
この後は7巻ほど出される予定とのことですが、既に全部脱稿されているとのこと(さすが!)。
一番早いのがファミ通文庫から出る「下読み男子と投稿女子~優しい空が見た、内気な海の話。」とのこと。吸血鬼の続きは短編集で夏の終わり頃を予定しているそうです。
読者としてはなにができるわけでもありませんが、出たら読ませてもらおうと思います。
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野村美月さんの小説の感想は、こちら。
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