小説:天久鷹央の推理カルテIII: 密室のパラノイア

天久鷹央の推理カルテIII: 密室のパラノイア  を読みました。知念実希人さんの新刊になります。三巻目ですね。

ちょっと社交性に欠ける天才の女医さんと部下のお医者さんによる医療を題材にしたミステリーものになります。

今回は前半の短編2本が精神科医の病気(かどうかを鷹央先生が推理する)を扱ったお話で後半の中編1本が密室トリックのお話になっています。巻頭ですぐに出てくる話なのでネタバレにならないと思うけど、中編は小鳥先生が大学に呼び戻されちゃうという話と絡みつつ進んで行く感じです。

面白かったですが、医学的な知識がないので鷹央先生がすごいのか(それを際だたせるためにわざと)周りが愚鈍なだけなのかがよくわからないかなぁというのがあったかも。

今回はどれも予想は当たらなかった感じですね。呪いの動画の話は、精神的なものじゃないんだろうなぁと予想がついたくらい。最後の中編も怪しいのあの人物くらいしかいないので彼なのかと思ったらちょっと予想外なオチでした。

新潮社文庫nexで新規書き下ろしで一番巻数でてるのはこの作品になるのですかね。レーベルの目玉はレアリアってやつなのかと思ったけど、春のうちに続編はでるのかなぁ。
いまのところは、これかいなくなれ、群青が楽しみな感じです。河野裕さんの小説はもとから好きだったし。このレーベル自体どれくらい売れてるんですかね。順調に滑り出せたのでしょうか。

知念実希人さんの小説の感想は、こちら。
天久鷹央の推理カルテ
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改貌屋 天才美容外科医・柊貴之の事件カルテ

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