小説:私と彼女と家族ごっこ

私と彼女と家族ごっこ を読みました。優木カズヒロさんの小説になります。
新刊情報を見てたら優木カズヒロさんの名前が出てきて、そういえばハロー、ジーニアス以来読んでなかったなぁって検索したらメディアワークス文庫の本書が引っかかったので買って読んでみました。そういえば新刊のほうは予約入れ忘れてしまいました。2013年に出た小説みたい。

お話はとある事情で八十蔭荘という古いアパートに住むことになった主人公の教師とその教え子、住人たちのホームコメディみたいなお話になっています。
タイトルに家族ごっことあるように、血の繋がらない住人たちの疑似家族物みたいなお話なのですが、ちょっとひねってあって、どうやって仲が深まっていくかって当たりがすっ飛ばされて少し不思議な展開で物語が進みます。そういう意味だとあんまり家族物という感じでもないのかもしれませんね。
個人的には不思議な部分の秘密が興味あるところでしたが、そちらはお話の主軸ではなかったようで、ある種投げっぱなしで終わってしまいました。

あとがきに優木さんも書かれているけど、なんとも曰く言いがたい作品になっています。
あえてメディアワークス文庫で出さなくてもいい感じかなぁという小説でした。ちょっと細部にどうなってんのかなぁと突っ込み入れたくなるような設定もあったり、よりライトノベル向けな感じがしないでもなかったです。

とりあえず、せっかくなので今度出る予定の新刊も買って読んでみようと思います。

優木カズヒロさんの小説の感想は、こちら。
ハロー、ジーニアス
ハロー、ジーニアス〈2〉
ハロー、ジーニアス〈3〉
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私と彼女と家族ごっこ (メディアワークス文庫)
アスキー・メディアワークス
2013-06-25
優木カズヒロ
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