小説:インシテミル

インシテミル を読みました。米澤穂信の小説になります。リカーシブルボトルネックを読んだ後、読む本もなかったので読んでみました。

人文科学の実験で高額な時給のバイトとして、閉じられた空間で7日間過ごすことになった12人の男女の物語。
ミステリーもののクローズド・サークルというジャンルの物語になるそうです。あんまり、ミステリーものは読まないのでメジャーなものなのかどうかよくわからないですが。
読んだことある本だと月見月理解の探偵殺人なんか近い感じだったかもしれません。

なかなか面白かったですが、最後の方盛り上がったわリには尻切れトンボで終わってしまった感じがあるかも。ここ最近読んだ3冊みんなこんな感じだったけど、ミステリーものってこういう感じの作品多いのですかね。
初めは7日間ただ過ごしていればいいみたいにみんな考えていたけど、一人の死からお互いに疑心暗鬼になって行って…という展開に。
主人公が謎解きをしたと思ったら、一転、逆境?に追い込まれて、真相に気づいて盛り上がってきたところで、いくつか背景が語られないまま終了してしまいました。
武器の入れ替わりはあるんだろうなぁと思ったけど、真犯人は当てられませんでした。頭部が潰れたとかがあったときは入れ替わりもあるのかなぁとか思って読んでたのですが、こちらも外れましたね。

とりあえず、明日くらいから今月の新刊が届く予定なので、他の小説は次の機会ですかね。犬はどこだ と 追想五断章はまだ読んでないですが、文庫化してるのかなぁ。単行本だと場所取りますし。


インシテミル (文春文庫)
文藝春秋
米澤 穂信
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米澤穂信さんの小説の感想は、こちら。
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