小説:黒祠の島
黒祠の島 を読みました。小野不由美さんの小説になります。文庫化された新刊読んだときにまだ読んでない本あるなぁと思って買って読んでみました。
面白かったですが、最後は少しあっさりな感じでした。
古い因習が残る閉ざされた島村での殺人事件を扱ったミステリーものになるのでしょうか?
残穢よりは、こっちのほうが面白そうな感じだけど、夏のホラーという意味では適当でない感じなんでしょうか?
主人公の探偵(いわゆる探偵じゃなくて学術調査の下調べとか作家の書き物の協力をする)が知り合いの物書きの女性が行方しれずになったので調査するところから物語が始まります。どうやら、とある島に渡ったかもしれないということで現地に向かうことになるのですが、閉鎖的な島民は知らないと言ってまったく協力してくれず…とお話が続いていきます。
島外からの移住者(と思われていた人たち)から、ちょこちょこ情報を集めて、実は殺人事件が起きていたことをつかんで、知り合いの無念をはらすために真犯人をさがすことになります。
徐々に物語が展開してく辺りはすごい面白かったです。ちょっと、殺人現場を見つけた辺りから主人公が身の危険を感じ津展開になるのかなぁと予想したので、そこら辺の展開は少しのんびりな感じかなぁと思いました。島民たちもそこまでではなかったということなんでしょうけど。もっと狂信的な島なのかなぁと思って読んでたので。ここら辺がミステリーとホラーの分かれ目なのでしょうか。
基本調査は聞き取りで、物的証拠は現地の派遣医がとった遺体の検死資料くらいなので、誰かがうそ付いてたらどうにもならん(主人公もそこら辺は懐疑的な立場であたってましたが)感じで、どれが真実なのかみたいなところが通してあったかも。
絶対死体の取り違えになってるのなぁ(顔もつぶれてたので)と思って読み進めましたが、いい感じに予想は外されました。
最後の答え合わせは、なんだか消去法であっさりな感じはあったかも。結局家族ルールだと犯人にも跡目はなかったと思ったけど、どこかで読み違えたでしょうか。少しこれまでの調査はなんだったんだという感じがなきにしもあらずですね。正解なんでしょうけど、犯人の動機も推測でしたし。この人はないと思って読んでたのであまり注視してなかったのもありますが。
今月は後半まで読んでる作家の新刊がでないので、東京異聞ってのを読んでみますかね。まだ読んでないので。
今月は後半に6、7冊読んでる作家の本が出るのですが、もう少しばらけて出てくれるといいのですけれど、なかなかうまくいきませんね。
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sent from W-ZERO3
小野不由美さんの小説の感想は、こちら。
・月の影 影の海〈上〉 十二国記
・月の影 影の海〈下〉 十二国記
・風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記
・風の海 迷宮の岸(下) 十二国記
・東の海神 西の滄海 十二国記
・風の万里 黎明の空〈上〉十二国記
・風の万里 黎明の空(下) 十二国記
・図南の翼 十二国記
・黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記
・黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記
・華胥の幽夢 十二国記
・丕緒の鳥 十二国記
・魔性の子
・屍鬼〈1〉
・屍鬼〈2〉
・屍鬼〈3〉
・屍鬼〈4〉
・屍鬼〈5〉
・鬼談百景
・残穢
面白かったですが、最後は少しあっさりな感じでした。
古い因習が残る閉ざされた島村での殺人事件を扱ったミステリーものになるのでしょうか?
残穢よりは、こっちのほうが面白そうな感じだけど、夏のホラーという意味では適当でない感じなんでしょうか?
主人公の探偵(いわゆる探偵じゃなくて学術調査の下調べとか作家の書き物の協力をする)が知り合いの物書きの女性が行方しれずになったので調査するところから物語が始まります。どうやら、とある島に渡ったかもしれないということで現地に向かうことになるのですが、閉鎖的な島民は知らないと言ってまったく協力してくれず…とお話が続いていきます。
島外からの移住者(と思われていた人たち)から、ちょこちょこ情報を集めて、実は殺人事件が起きていたことをつかんで、知り合いの無念をはらすために真犯人をさがすことになります。
徐々に物語が展開してく辺りはすごい面白かったです。ちょっと、殺人現場を見つけた辺りから主人公が身の危険を感じ津展開になるのかなぁと予想したので、そこら辺の展開は少しのんびりな感じかなぁと思いました。島民たちもそこまでではなかったということなんでしょうけど。もっと狂信的な島なのかなぁと思って読んでたので。ここら辺がミステリーとホラーの分かれ目なのでしょうか。
基本調査は聞き取りで、物的証拠は現地の派遣医がとった遺体の検死資料くらいなので、誰かがうそ付いてたらどうにもならん(主人公もそこら辺は懐疑的な立場であたってましたが)感じで、どれが真実なのかみたいなところが通してあったかも。
絶対死体の取り違えになってるのなぁ(顔もつぶれてたので)と思って読み進めましたが、いい感じに予想は外されました。
最後の答え合わせは、なんだか消去法であっさりな感じはあったかも。結局家族ルールだと犯人にも跡目はなかったと思ったけど、どこかで読み違えたでしょうか。少しこれまでの調査はなんだったんだという感じがなきにしもあらずですね。正解なんでしょうけど、犯人の動機も推測でしたし。この人はないと思って読んでたのであまり注視してなかったのもありますが。
今月は後半まで読んでる作家の新刊がでないので、東京異聞ってのを読んでみますかね。まだ読んでないので。
今月は後半に6、7冊読んでる作家の本が出るのですが、もう少しばらけて出てくれるといいのですけれど、なかなかうまくいきませんね。
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小野不由美さんの小説の感想は、こちら。
・月の影 影の海〈上〉 十二国記
・月の影 影の海〈下〉 十二国記
・風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記
・風の海 迷宮の岸(下) 十二国記
・東の海神 西の滄海 十二国記
・風の万里 黎明の空〈上〉十二国記
・風の万里 黎明の空(下) 十二国記
・図南の翼 十二国記
・黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記
・黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記
・華胥の幽夢 十二国記
・丕緒の鳥 十二国記
・魔性の子
・屍鬼〈1〉
・屍鬼〈2〉
・屍鬼〈3〉
・屍鬼〈4〉
・屍鬼〈5〉
・鬼談百景
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