小説:サッカーボーイズ 再会のグラウンド

サッカーボーイズ 再会のグラウンド を読みました。はらだみずきさんの小説になります。
今日はACLを当て込んで1日人間ドックで休暇申請出していたのですが、読むもの持って行かなくて暇だったので、何年かぶりに本屋で本を買って読んでみました。

小学6年生のサッカー少年を軸にした物語になっています。それほど、くせのある作家さんではなかったのでするっと読めました。
小学6年生になってキャプテンの座を奪われ、ポジションも他チームから移籍してきた子に取られてしまった子を主人公に物語が進みます。
そこにコーチやライバル、チームメイトのお話なんかが絡んできてお話が展開していく感じ。
厳しく指導するコーチにも事情があったり、うまい子にも葛藤があったり、結構面白く読むことができました。
06年にでた本みたいで、基本的には11人制のサッカーでのお話です。分かりやすさ重視なのかアディショナルタイムじゃなくてロスタイム表記になってました。
続刊が出ているようですが、基本的にはこの巻で物語はうまく終わってる感じです。

あとがきを読むと作者の方もコーチをやられてた方のようです。あんまり、そのことはこの本を書かれたことと関係ないみたいな風なことを書かれていますが。
少年サッカーを見に行くと父兄の方の悲喜こもごもを見る機会がけっこうあるのですが、結構そういうところはうまく描かれてる気がします。
審判に関するコーチの注意なんかは、たしかにそうだよなぁと思いました。自分の息子のでもない試合を休日、自分の時間を裂いてジャッジしに来てくれてたりするわけで、なかなかできることじゃないよなぁと思うときがあります。熱中症になっちゃうような天候の日とかは特に。
あさのあつこさんという方が解説?を書かれていますが、サッカーを知らない方でも楽しめたようです。なんでもそうなのかもしれないですが、うまく書けてるスポーツものの作品は、その競技を知らなくても楽しんで読めるって点が結構重要なのかも。あまりスポーツものの小説は読みませんが、私の中ではフィギュアスケートの(銀盤カレイドスコープ vol.1 ショート・プログラム:Road to dream (集英社スーパーダッシュ文庫))とラクロスの(暴風ガールズファイト (ファミ通文庫))がピカイチだったかなぁという感じ。
この作品はサッカーに関する解説はほとんどなかったと思うけど、そこら辺は読む上で障害になるのかどうかよくわからないですね。私はスムーズに読めちゃったので。

本屋で小説買ったの五年ぶりくらいかなぁ。やっぱり店頭でみるとまた違いますね。好きな作家さんの単行本が文庫化されてたり、今回みたいに面白そうな本が見つけられたり。
近所の本屋は全滅しちゃいましたが、今の子達はもうみんな電子書籍で読んでたりするのですかね。

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なんでアマゾンの画像、背表紙使ってるんだろう。あらすじ読めるようになのかな?

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サッカーの小説とか読んだことないかなぁと思ったけど、銀河のワールドカップがありましたね。

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