小説:スフィアの死天使: 天久鷹央の事件カルテ

スフィアの死天使: 天久鷹央の事件カルテ を読みました。知念実希人さんの新刊になります。シリーズ4巻目でいいのかな? なんでナンバーリングないのかなぁと思ったら、鷹央と小鳥遊先生との出会いの時の話で、1巻の前のお話ということだからのようです。一昔前に流行ったエピソードゼロみたいなもんでしょうか。

はじめ読み始めたとき、時間軸がわからなくて、あれ?っとなってしまいました。読み終わった後、ブックカバー外して帯見たら「はじめての事件」と書いてありましたね。
はじめに1つ短編っぽい医療に関する謎解き的なエピソードがあって、今回の本題の事件に二人で取り組むことになります。流れ的には普段のお話とあまり変わらない感じでしょうか。宗教に絡んだお話になっています。
はじめのオチの方は、見つかった骨が行方不明の人じゃないという時点で、珍しくそういうことかなぁとわかりました。
冒頭の事件のオチの方は、なんか宗教の事件とまったく関わりのないところから降って湧いてでたように出てきたのでちょっと違和感があったかも。伏線としては脳ないの傷ということになるのでしょうけど。
事件のオチの方は、少しすっきりしないラストかもしれませんね。お医者さんじゃないと、共感しにくい感覚なのかもしれません。

鷹央先生がアスペルガー症だって設定は、今までの巻で出てきてましたかね。今回は空気の読めなさ加減の説明でやたらと登場していた感じがしましたが。

これで、先月末に一気に出た分の新刊は終わりですね。今月は電撃文庫が3巻重なるくらいであんまり読んでる作家さんの本はでないようです。


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知念実希人さんの小説の感想は、こちら。
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