小説:サッカーボーイズ15歳 約束のグラウンド

サッカーボーイズ15歳 約束のグラウンド を読みました。はらだみずきさんのサッカーの育成年代をU12から描いた物語の4巻目になります。遼介の代も三年生になり、中学最後のシーズンになります。

和樹が戻ってきたり、土屋が転校していなくなったり色々ありますが、一番の変化はサッカー経験のある顧問がついたこと。
いい方向に転がるのかなぁと思われたのですが、意図のすぐわからないポジション変更を強要されたり、衝突や対立を生んで大丈夫か?という展開になります。

面白かったし、物語の展開上しかたないのでしょうけど監督のところがちょっと引っ掛かる感じですかね。部活の顧問に求めることではないということなんでしょうけど、意図をきちんと言語化して選手に説明できないと指導者的にどうなのかなぁという感じがしました。
最後はきちんとフォローがあってお話としては繋がるけど、ここら辺がクラブにない部活のいいところということになるのですかね。サッカー以外の部分も含めた話として。

前も書いたけど、やはりすそのとしては中学のサッカー人口としては部活のほうがおおかったりするのですかね。私が観戦するのは主にクラブの試合なのでそこら辺の感覚がわからないですが。
ジュニアからジュニアユース年代でチーム数が圧倒的に減る(と思われる)のも一因なんでしょうか。高校年代では圧倒的に部活になりますよね。そもそもU18年代のクラブチームがいくつあるんだろとい話で。県のクラブユース新人戦は毎年同じ顔ぶれだけど千葉だとあれくらいなんでしょうか。近々市川アーセナルが上の年代のチーム作ると言ってた気がしますが。

物語はまだ続くのですが、恐らく最終巻となる次の巻は文庫化されてなくて単行本になります。もう少しまてば文庫化されたりするのかなぁ。よく見に行く新刊のサイトにはこのジャンル?は掲載されないので出ても多分わからないだろうなぁ。
出版業界にも事情はあるのでしょうけど。本はかさ張るし、文庫本のほうが電車でも読みやすくていいのですけど。自炊にも挑戦して300冊くらい電子化したけど、結局新しい本は読むしなかなかすっきりとはならないですね。

巻末の解説は広島(でいいのかな?)の小野さんが書かれています。当時は岡田さんと一緒に中国に行ってたみたいですね。今は今治にいたりするのでしょうか。




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