本:通訳日記 ザックジャパン1397日の記録(Sports Graphic Number PLUS)

通訳日記 ザックジャパン1397日の記録 を読みました。ザックジャパンで通訳をされていた矢野大輔さんが通訳の既刊中書かれてた日記をまとめた本になります。結構おすすめしてる人がいたので読んでみました。

日記風にまとめた本なのかと思ったけど、本当に大学ノート19冊に日記書かれてたみたいですね。あとがきにも少し書かれていました、代表の総括とか勝因、敗因などの分析本ではなくて、代表の4年間の記録みたいな内容になっています。現場にいらっしゃった方の日記だし。読み物としてもそっちの方が面白いからよかったです。

面白いけどさすがに4年分の記録(毎日じゃないけど)なので、結構ボリュームがあります。今では当たり前のように海外移籍してる選手がその前だったり、4年以上前からスタートしてるので、そこら辺も少し読んでるとギャップが面白いですね。
読んでいての感想は、ザックさんはすごい選手や日本をリスペクトしてくれてたんだなぁという点。大会としてはちょっと奮わないラストでしたが、選ばれた選手たちにとっては意義のある4年間だったみたいです。
後半にしたがって、ちょっと監督が目指したものと選手たちの間にギャップができたのかなぁと感じる部分が増えた感じだったけど、そこら辺が本大会であまりうまく行かなかったところなのでしょうか。3バックが一つキーワードだったみたいだけど。あと両サイドが上がるのかどうかとかのあたり。

読んでて少し意外だったのが、序盤は柏木と家長が結構期待されてた風なこと。個人的には柏木は広島時代の方が印象に残ってたかなぁという感じだったので。家永はあんまりベストなプレイを見たことがないので(大阪の最高傑作みたいこと言ってる人がいるのは聞いたことがありますが)。
柏的?には工藤が選ばれて点取ってたなぁとかチュンソン(もう柏にいなかったけど)綺麗なボレー決めてたなぁとかくらいでしょうか。酒井も結構評価は高かったみたい。鈴木と大津も期待はされていたみたいですね。

大会後はキャンプ地の移動が大変だったとか温度差がどうこういう話も少し聞いたけど、そこら辺の話はなかったですね。あくまで通訳さんの目を通した監督、チームの記録という感じになっています。大会後大久保が雰囲気悪くなるようなコメントをメディアに書かれてたけど、実際はそういうことはなかったみたいですね。マスコミ向けに結果的(良くも悪くも)にリップサービスになるようなコメントを抜かれがちな選手なんでしょうか。

巻末にはザックジャパンの全戦績と招集された選手の全リストが掲載されています。調べ物するにはいいかもしれないですね。あんまり、こういうのはまとまってなさそうだし。


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