小説:つれづれ、北野坂探偵舎 トロンプルイユの指先

つれづれ、北野坂探偵舎 トロンプルイユの指先 を読みました。5巻目ですね。河野裕さんの小説になります。
階段島シリーズの汚れた赤を恋と呼ぶんだを読んだときに、そういえばこっちのシリーズはどうなってたかなぁと思って検索してみたら、10月に発売してたみたい。普段新刊をチェックしてるサイトがライトノベル中心に紹介してくれているサイトなので角川文庫から出たりすると見逃しちゃいがちですね。

物語は大分進んだ感じなのか、そうでないのかちょっとよくわからない終わり方でした。一応、帯を見たら完結巻が大ボリュームで2016年夏に発売とのことです。分厚くなるのですかね。この一文なかったらこれで終わりなのかと思うようなラストでした。
お話は2つに分かれて進む感じになっています。
1つはノゾミという幽霊にとりつかれたユキが小説の舞台に似た世界に閉じこめられる話。
もう一つがユキを救うために結果的にその世界に乗り込む佐々波と雨坂のお話。
今まで物語の黒幕的な立ち位置でよくわからない存在だった紫色の指先も登場して物語が展開されます。

2つの話が同時に進行して、登場人物の会話も少しかみ合わないし実はパラレルワールドだったりしたのかな?と思いながら読んでいましたが(というかそのせいで伏線にも気づかず)、それなりにロジカルな?お話でした。
紫色の指先もちょっと想像してたのと異なっていて、ちょっと予想外な展開で次巻に続くことになります。てっきりこのままハッピーエンドなのかなぁとか思って読んでたのですが。
ラストも小説の舞台のことは覚えていないみたいなので、すんなり次に繋がるのかって感じですね。紫色の指先の方は(あとユキ?)覚えてるのかなぁ。

夏だと少し先になりますね。たぶん覚えてられないでしょうから、見逃さないといいのですけど。


河野裕さんの小説の感想は、こちら。
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