小説:仮面病棟

仮面病棟 を読みました。知念実希人さんの小説になります。読むものなかったので買って読んでみました。

週一のアルバイトで寝当直していた主人公の医師が、先輩の代わりに急遽当直に入ったのですが、コンビニ強盗が撃った人質を連れて病院に転がり込んできて…という展開で物語が始まります。
神酒クリニックで乾杯を に入っていた折込広告のインタビュー記事にもあったのですが、すごくテンポよく進むお話になっています。偶然巻き込まれただけに見えた事件でしたが、なぜか残っていた医院長の怪しい言動などもあって混沌とした状況に陥っていく感じになっています。

なんとなくですが、読んでて昔懐かしいアドベンチャーゲームを連想しました。なんというか手探りで進む感じが。ことの大まかな(病院の)真相は、半分過ぎくらいで判明します。あとは犯人の動機だとかがメインになるのですが、最後にどんでん返しが待っている感じ。

最後はなんで主人公がそんなにショックを受けているのか理解できるまで少し時間がかかってしまいました。察しが悪くなったというか。別に恨んでたらそういう状況もありなんじゃないの?くらいに感じていたので。


知念実希人さんの小説の感想は、こちら。
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