小説:神酒クリニックで乾杯を

神酒クリニックで乾杯を を読みました。知念実希人さんの既刊本にあったので買って読んでみました。

天久鷹央の推理カルテと同じ世界のお話らしくてメインではない登場人物とかが共通で出てきたりします。刑事さんとか。あと4巻(5巻目)で話だけ出てきた鷹央のお兄さんがメインのメンバーとして出てくる感じ。

お話は医療ミス?で患者さんを死なせてしまった主人公の医師が、つてを頼って流れ着いたクリニックで探偵っぽい仕事を行うみたいな感じのお話になっています。クリニックの医師たちは有能だけど一癖のある人物たちばかりでという感じ。

クリニックが診てる末期患者の依頼で、殺された隠し子を殺した犯人を探すのが大きなストーリーになっています。なんというか舞台を現代にしたRPG的な冒険ものって感じでお話は進んでいきます。(警察じゃないけど)違法捜査上等な感じでテンポよく進んでいく感じ。
天久鷹央の推理カルテと比べるとそんなにメディカルミステリーな感じはないかもしません。
最後の方は少し強引な感じの展開続いて少し置いてかれた感じはありましたが面白かったです。てっきり主人公の医療ミスは前フリでストーリーに絡んでこないのかと思ったら、すべての話が繋がる感じになっています。
真犯人は解決編までわかりませんでした。てっきり共犯なのかなぁくらいには思っていたのですけど。

知念実希人さんの小説の感想は、こちら。
天久鷹央の推理カルテ
天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟
天久鷹央の推理カルテIII: 密室のパラノイア
スフィアの死天使: 天久鷹央の事件カルテ
天久鷹央の推理カルテIV: 悲恋のシンドローム
改貌屋 天才美容外科医・柊貴之の事件カルテ


神酒クリニックで乾杯を (角川文庫)
KADOKAWA/角川書店
2015-10-24
知念 実希人
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