小説:ガーリッシュ ナンバー (1)

ガーリッシュ ナンバー (1)を読みました。渡航さんの新刊になります。新シリーズですね、1ってナンバーリング入ってるし。

新人声優を主人公にした業界ものになるのでしょうか。この巻は紹介巻みたいな形で正直ストーリーっぽいストーリーはない感じ。なんか短い話を繋いでる風な構成だったけど、そっかで連載してたとかなんですかね。

お話は新人声優の妹と同じ事務所でマネージャーをしてる兄の視点が交互に変わって進む一人称小説みたいになっています。妹の方が回数も記述も多い感じで。あと結構カラーのイラストとかが巻中にも入っています。

妹の方はやる気があるんだかないんだか、性格悪いのか自分に素直なだけなのかちょっと微妙なライン。兄はそこそこしっかりものみたいで、妹のことに色々気を回しつつと言う感じ。
中身的には前日談的なお話なのか、業界の説明?(どのくらいリアルなのかわからないけど。作中でも事務所によってまちまちとあったし)、新しいオーディションの情報を得て、それに向けて奮起させようと兄の方が動き始めるみたいなところで次巻へ続くとなっています。
ちょっとこの巻だけだとストーリーとして面白くなりそうなのかどうなのかはわからないです。渡さん的な文章は楽しめる巻にはなっていますが。同じ作者さんなので当然といえばそうだけど、最近出てる渡さんのシリーズはどれも八幡的な要素が色濃く出てる感じですね。わざとやってるのか。

新人のサクセスストーリーみたいな感じになるのかちょっとわからないかんじですが、とりあえず、次の巻くらいまでは読んでみようと思います。


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小説 ガーリッシュ ナンバー (1)
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2016-07-26
渡 航
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