小説:幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ

幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ を読みました。知念実希人さんの新刊になります。

今回は冒頭、クライマックスからのスタートではなかったですね。
ある病院で、術後の患者さんと麻酔医が二人っきりの時に、麻酔医の方が誰かに襲われているような仕草のあと、メスで首を切られて死亡するという事件が発生。その患者さんが実は…という展開で、鷹央と小鳥遊のコンビが究明に乗り出すみたいな展開になります。

話自体は面白かったけど、ちょっとオチに繋がる解決編への流れは置いてきぼり食らった感があるかも。伏線はあったけど、そこからオチにたどり着くまでに説明を要するというか、ヒント無しではその結論にいたれなさそうだなぁという辺りが。
警察の動きも途中と最後でちょっとなんか脈絡なく態度が違うなぁという感じがあったかもしれません。

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 幻影の手術室: 天久鷹央の事件カルテ (新潮文庫 ち 7-32 nex) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


知念実希人さんの小説の感想は、こちら。
天久鷹央の推理カルテ
天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟
天久鷹央の推理カルテIII: 密室のパラノイア
スフィアの死天使: 天久鷹央の事件カルテ
天久鷹央の推理カルテIV: 悲恋のシンドローム
改貌屋 天才美容外科医・柊貴之の事件カルテ
神酒クリニックで乾杯を
神酒クリニックで乾杯を 淡雪の記憶
仮面病棟
白銀の逃亡者

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック