小説:やがて恋するヴィヴィ・レイン 1

やがて恋するヴィヴィ・レイン 1 を読みました。犬村小六さんの新刊になります。とある飛空士のシリーズが終わって、新しいシリーズのスタートです。

なんというか1巻目から終わりの始まりみたいな展開でした。お話は、戦記ものっぽいのかなぁと思ったら冒険ものっぽくなって一応一段落ついて次へと言う感じ。
世界が3層に分かれている舞台の真ん中の世界を中心に物語が進みます。奴隷のような扱いを受けていた主人公が死ぬ間際に妹が残した「ヴィヴィ・レインを見つけて」という旅立つところから始まって、軍に入って、ひょんなことからお姫様の近衛兵に取り上げられるけど、そこに敵の急襲があって…と結構テンポよく進んでいきます。
ここから成り上がっていく話なのかなぁと思ったら、最後はまたヴィヴィ・レインを探す旅にという感じ。

序盤は少し暗い話が続きましたが、物語が進み始めてからは結構面白かったです。逃避行の辺りなんかはシチュエーションとしては追憶と似てるところがあったかもですね。
最後の最後で、メインの4人の中にヴィヴィ・レインがいるという気になる展開が。ルカはないとして、本命アステル、大穴ミズキな感じなんでしょうか。姫さんはなさそうなので。仲間か?ってなってたけど、これから敵対すると決まってるわけでもないのでしょうか。

全然関係ないけど、イラストどこかで見たような気がしたらファルコムでイースとか英雄伝説の絵書かれてた岩崎さんみたいですね。

あとがきとかはなかったけど、次はいつごろでるのかなぁ。

犬村小六さんの小説の感想は、こちら。
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サクラコ・アトミカ
やがて恋するヴィヴィ・レイン 1 (ガガガ文庫 い 2-22)
小学館
2016-09-16
犬村 小六

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