小説:凶器は壊れた黒の叫び

凶器は壊れた黒の叫び を読みました。河野裕さんの新刊になります。階段島シリーズの4巻目です。これ続くのかな?

前巻からの続きになります。魔女の正体が明らかになって、新しい魔女(の候補?)が現れて、魔女の力を奪おうとするみたいな展開があるけど、そこはメインではなかったのかも。
七草にも秘密があって、決断があって最後は一気に物語の締めに向かうのかなあと読んでて思いましたが、ちょっと予想しなかった展開になってこのまま終わってもいいけど続けるのかな?という感じでこの巻は終了しています。

現実の話は投げっ放しだし、まだ続くというこのなんでしょうか。物語のベースにあるルールが少し独特で、そこを受け入れられるのかどうかが物語の評価の分かれるところになるのかなぁという感じです。
とりあえず、階段島(なんで階段島なのかなぁと思ってたけど)の成り立ちも明らかになって、どう落とすのかはわからないけど、一応こちら側の物語は大体状況は見えた感じなのかも。
あとは、関係にオチ?のついた七草と真辺の話もこちら側でのことだし、現実の世界の話がメインになる感じなんですかね。大地の話も含めて。

ちょっといきなりな感じの展開もあって(伏線とかあったのかな)、少し置いてきぼりになりそうなところもあったけど、面白かったです。

河野裕さんの小説の感想は、こちら。
いなくなれ、群青
その白さえ嘘だとしても
汚れた赤を恋と呼ぶんだ
サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY
サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL
サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN
サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY
サクラダリセット5 ONE HAND EDEN
サクラダリセット6 BOY、GIRL and ‐‐
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ベイビー、グッドモーニング
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つれづれ、北野坂探偵舎 ゴーストフィクション
つれづれ、北野坂探偵舎 感情を売る非情な職業
つれづれ、北野坂探偵舎 トロンプルイユの指先
いなくなれ、群青
その白さえ嘘だとしても
汚れた赤を恋と呼ぶんだ
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凶器は壊れた黒の叫び (新潮文庫nex)
新潮社
2016-10-28
河野 裕
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