小説:ロードス島戦記 誓約の宝冠1

ロードス島戦記 誓約の宝冠1  を読みました。水野良さんの新刊になります。

新しいシリーズのスタートになります。物語の現在時間で登場する旧シリーズの人物はディードリットとリーフ位でしたでしょうか。過去話ではカシュー、パーン、ウォートとかも出てきましたが。

マーモでの戦いが終結して王たちの話し合いの席でウォートの提案で互いの国を攻められないような制約が科される王冠が送られて何年かの平和が訪れたロードス島。
しかし代が移り変わって、フレイムの新王は冠を被ることを拒否。ロードス島統一に乗り出します。
そんな最中、マーモの末の王子ライルはフレイムの進行を食い止めるため兄の助言もあって、ロードスの騎士パーンの伴侶であったハイエルフのディードリットを探すことに…。

とりあえず流れとしてはフレイムの戦力は他国を圧倒するというなか、他国はそれぞれの問題を抱えていて協力もままならないみたいな情勢で、ライルがそれを糾合してフレイムに対抗していくのかなぁという感じ。
それとは別にニースの生まれ変わり(ライルの姉)がいて、こちらも何か国の情勢とは関係なく別の物語が発生しそうなのかも。
国を出奔してフレイムに亡命した兄と姉もいたり、なんとなく戦国時代にありそうなエピソードが展開されていくのかもしれません。

読んでて気づいたのですが、多分読んでいないロードス島戦記のシリーズがあるみたい。スパークとニースのマーモでのエピソードみたいですが(本書でもなんどかパーンに絡んでその話が出てくる)。アマゾンで検索してみたけどKindle 除くとマーケットプレイスしかなかったみたい。もう本屋とかにも置いてないのかなぁ。柏のアニメイトにはなかったっぽいけど。

あとがきに次は時間がかかるかもと書かれてたので続きは先になるのかも。覚えているうちに続きが出るといいのですが。
とりあえずはフレイムの進行は開始していて、ライルはカノンの問題を解決するところまでいった感じ。

巻末に、スパークとかが居た時代のマーモの森を巡るエルフとダークエルフの争いをディードリットとリーフの力を借りて納めたエピソードが収録されています。本書にもライルの旅立ちで少し出てくるところの話ですね。

ロードス島戦記 誓約の宝冠1 (角川スニーカー文庫)
ロードス島戦記 誓約の宝冠1 (角川スニーカー文庫)

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