小説:さよならの言い方なんて知らない。2

さよならの言い方なんて知らない。2  を読みました。河野裕さんの新刊というか、ウォーター&ビスケットのテーマを改題した小説の2巻目になります。とりあえず、ここまでが既刊分になります。

架見崎という8月をループする街で、命をかけた陣取り合戦のようなものを繰り返している世界に、招かれた主人公が知恵をめぐらして盤外戦を挑むみたいなお話。

前巻のラストでウォーターに刺された歩でしたが、命は救われて平穏な国に囚われることに。
状況が動いて多くのチームを巻き込んだ争いが起きそうになるのですが、ウォーターと手を組んだ歩が最小限の被害でなんとか引き分けに持ち込もうと準備を進めます。
うまくいきかけるところで、平穏な国で裏切りがあって…という展開。歩は状況を乗り切ることができるのかという展開に。

ラストはすごいブラフを噛ますことになるのですが、結局白猫との約束は果たせない状況になります。普通に考えたらあと1ターンは黒猫を生き返らせることはできないわけですが、歩は無事に次のターンを迎えられるのでしょうか?ということで次巻に続くとなります。

リリィが獲得するウォーターが支持したポイントの使いみち(切り替え早すぎ)と歩が運営に訪ねた質問の答あたりが次巻への伏線になったりするんですかね。平穏な国はほぼウォーターの手に落ちた感じなので、PORTとの対決がメインになったりするんでしょうか。


次は来年の1月になるようです。

さよならの言い方なんて知らない。2 (新潮文庫nex)
さよならの言い方なんて知らない。2 (新潮文庫nex)

さよならの言い方なんて知らない。
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