銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第3話「亡命者たち」

銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第3話「亡命者たち」 を見ました。

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ヴァンフリート星域のある惑星での話の続きになります。主戦場から飛ばされたグリンメルスハウゼン艦隊はある惑星に駐留することに。しかし、そこには同盟軍の後方基地が設置されていました。
基地の司令官の命令で、ローゼンリッター連隊の隊長が偵察に向かいましたが遅くなっても返ってきません。そこで副連隊長のシェーンコップがリンツたちを連れて捜索に行くことに。
帝国の方も同盟の基地があるかもということで探索を行うことになりますが、指揮権を得たリューネブルクが副将にラインハルトを選んでというところからの続きになります。

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無人偵察機からの映像を確認するリンツ。シェーンコップが問いただすと、帝国軍の戦列に先代のローゼンリッターの連隊長がいると。
先代の連隊長は同盟から帝国に逆亡命したリューネブルクでした。

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キルヒアイスの調べでラインハルトもリューネブルクが先代のローゼンリッター連隊長であったことを知ります。
逆亡命していれば政治宣伝にもなるので昇進してもおかしくないのに准将どまりであるのを訝ります。
門閥貴族の美人な令嬢と結婚したのをやっかまれてのことかもという噂を聴いて、

ラインハルト「理由はともかく、やつが冷遇されているというのは間違いないな。何しろ、このグリンメルスハウゼン艦隊に所属させれているくらいだからな」

と自分は棚に上げます。能力は評価しつつも

ラインハルト「だが、嫌なやつだ!言っておくがなキルヒアイス、俺は個人としてのやつを嫌っているのであって指揮官としてのやつを否定しているのではないぞ」

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連隊長を見つけたシェーンコップ。
装甲車が故障して動けなくなっていました。部下にとにかく直せと無理強いしていましたが、その場で直るような故障ではなく、部下の進言も聞き入れず右往左往といった様子。

ヴァーンシャッフェ「チェーンコップ中佐!貴官には留守部隊の指揮を委ねてあったはずだぞ!」
シェーンコップ「私もそう記憶しておりますが、実情はしばしば記憶を超越することがありまして(お前さんが頼りないから助けに来てやったのさ!)」

敵が迫っているのになかなか決断をくだせないヴァーンシャッフェをみて

シェーンコップ「(この人も連隊長になる前はそれなりに人望もあったのだがなぁ。連隊長になった途端、部下に対しては尊大になり、軍の上層部や政治家にはおもねるようになった。ま、地位の向上と権限の拡大に耐えうるだけの精神的な骨格を持ち合わせていなかったのだろう。)」

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撤退を選択するもリューネブルクの指揮下の帝国軍の襲撃にあって被害をうける同盟軍。戦闘のさなか、ヴァーンシャッフェも重症を負います。
リューネブルクと遭遇戦を行うシェーンコップ。一進一退の攻防を繰り広げますが、同盟軍は打ち負かされてしまい、リンツ、ディア・デッケン、ブルームハルトの活躍でなんとか逃げ出すことに成功します。リューネブルクが指揮を取れてなかったのが幸いしたのでしょうか。

ディア・デッケン「俺たちを落とすつもりか!」
リンツ「免許もってるのか!ブルームハルト!」

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偵察任務として一定の戦果(装甲車4台捕獲、敵連隊長を負傷させる)を上げたので深追いはしないリューネブルク。

リューネブルク「それにしてもローゼンリッターの戦いぶりも下品になったものだ。」

一方、逃走するシェーンコップたち。

シェーンコップ「先代の連隊長に今の連隊長がやられるとは…。俺達こそいい面の皮というべきだな。」
基地に戻るもヴァーンシャッフェは手術に耐えうる体力もなく戦死しました。

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判断の鈍い基地司令の尻を叩くシェーンコップ。

セレブレッぜ中将「帝国軍が攻撃してくると言うのか!?」
シェーンコップ「帝国軍が攻撃してくるというのですよ。理の当然でしょう!?」

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司令官に防衛の命令を出させて、権限も必要なのでローゼンリッター連隊長代理にも命じさせます。
よくわかっていない司令官に、

シェーンコップ「この際、地位はともかく権限は必要ですからな。あ、そう、一応味方の艦隊に救援を求めたほうがよろしいでしょう。司令官には申し上げるまでもないかもしれませんが!」

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シェーンコップ「だが、それにしてもろくでもない軍隊だ。俺が退役なり、戦死しなりするまでに少しはマシな上司に巡り会えるのだろうか。」

マシな上司は司令部でやることもなく居眠り中でした。司令部では第5艦隊に派遣した連絡艇が戻ってこないことを危ぶんでいます。
一方、シェーンコップが出させた救援の知らせは、その第5艦隊のビュコック提督の元へ届いていました。

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帝国軍が一個艦隊を派遣した意味など到底理解できませんが、救出に向かうことを決定するビュコック提督。

ビュコック「こいつは出発点こそ単なる遭遇戦に過ぎないかもしれん。あるいは低気圧の中心みたいに嵐を呼び集めることになるかもしれんぞ。その結果がどうなるか、生きて見届けたいもんだ。」

というところで次回に続くとなります。

男たちの野望が銀河を駆ける。

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この記事へのコメント

GHL
2020年11月21日 13:20
>この人も連隊長になる前はそれなりに人望もあったのだがなぁ。連隊長になった途端、部下に対しては尊大になり、軍の上層部や政治家にはおもねるようになった。ま、地位の向上と権限の拡大に耐えうるだけの精神的な骨格を持ち合わせていなかったのだろう。


リューネブルクが帝国に寝返ったせいで、上層部からの信用がガタ落ちになったことも、少なからず起因してると思われます。
また問題を起こしたら、今度こそローゼンリッターが解体されてしまいますからね。
2022年05月15日 06:12
>ヴァーンシャッフェ「チェーンコップ中佐!貴官には留守部隊の指揮を委ねてあったはずだぞ!」

チェーンコップ・・・ワロタwww


>セレブレッぜ中将「帝国軍が攻撃してくると言うのか!?」

セレブレッゼですな・・・誤字発見


2年前の記事ですが誤字発見致しますた。ではでは。

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