小説:後宮の烏4

後宮の烏4 を読みました。白川紺子さんの小説になります。

後宮で起きる事件をちょっと不思議な力を持っている(or不思議な位置づけの?)妃が解決していくみたい感じの物語でしたが、ちょっと方向性が見えてきた感じでしょうか。事件を解決していくスタイルは変わらないですが。終わらない物語という感じではなさそうな感じに。

・蚕神
 厳しく管理されてる蚕の繭が無くなった事件が起きて、それが蚕室にでる幽鬼のせいではないかということで寿雪のところにお話が行くのですが…というお話。沙那賣家の特産だった蚕を朝廷に納める話と絡んで進んでいきます。お話とちょっとつながってると言えばつながってるのでしょうか。之季が書物に詳しいあたりが。

・金の杯
 淡海の昔の話につながっていくお話になります。後宮で宦官が殺されたのですが、その犯人が淡海ではないかと疑いがかかって…というお話。

・墨は告げる
 書庫にでる幽鬼の話。どうも罪を犯して殺された書生だったようですが…というお話。この話が結構伏線んとしてつながっていく感じに。

・禁色
 後宮内で寿雪をあがめるような動きが広がります。寿雪が親切に事件を解決していったことも一因なのですが、どうも裏で扇動している者もいるようで…というお話。烏漣娘娘の秘密みたいなものが明らかになって、さあどうしようみたいな感じですね。

4巻も含んでるのかわからないけど50万部突破って帯に書いてありますね。すごいはすごいけどどれくらいすごいのかはよくわからんですが。

後宮の烏4 (集英社オレンジ文庫) - 白川紺子, 香魚子
後宮の烏4 (集英社オレンジ文庫) - 白川紺子, 香魚子

後宮の烏
後宮の烏 2
後宮の烏3

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