小説:むすぶと本。 『外科室』の一途

むすぶと本。 『外科室』の一途 を読みました。野村美月さんの新刊になります。久しぶりですね。

本の声が聞こえる高校生むすぶが主人公の物語になります。相棒というかパートナーに本の女の子がいるのですが、ちょっとここの設定があんまり生きてなかった感じがしたかも。一応シリーズものなんですかね。はじめと最後のお話は結構面白かったですが。

・第一話『長くつ下のピッピ』の幸せな幸せな日
 これは実在する本の話ですかね。読んだことないけどタイトルは知ってるなぁ。野村美月さんの作品に出てきたんだろうか。
 ある駅に落とし物として届いたタイトルの本。持ち主の女の子のもとに戻りたいという声を主人公が聞いて、奮闘するみたいな感じのお話。
 登場人物は多くないので誰が持ち主かはわかりやすいのかも。主人公には頼れる?先輩がいて、その先輩の依頼と引き換えに情報をもらったりというのがパターンとしてあるみたい。

・第二話『異世界湯けむり☆うふふ大戦』の緊急で重要なお願い
 これは作品内の作品なんですかね。本屋で売られてるラノベから買って~という声を聴いたむすぶ。話を聞くと売れてない作家の小説で、読んでみたら面白いけど、売れなければ次はないということで、宣伝を手伝うみたいな感じのお話になっています。

・第三話逆さまから見た、誰も知らない本
 少しミステリータッチのお話になっています。先輩が入部しているオケ部の部員の様子がおかしいくなって、その原因(本)を探るみたいなお話になっています。部員の子は次の話にも出てきますね。

・第四話『十五少年漂流記』のやんちゃすぎる夏休み
 十五少年漂流記の本と話しているところを先輩に聞かれたら、流れで無人島で夏休みを過ごそうという話になりサバイバル生活を送るのですが…というお話。ちょっとオチは予想できたかも。十五少年漂流記読んだことあったかなぁ。子供向けを読んだかもしれない。蠅の王とか思い出したけど。

・第五話『外科室』の一途
 表題の泉鏡花の小説がモチーフになっているお話になります。司書の年上の女の人を好きな大学生。それは、子供の頃彼女に朗読会で外科室を読んでもらったのがきっかけで…というお話。あっさり終わるのかなぁと思ったらひとオチあって結構外科室とも絡む感じになっています。

あとがきによると先輩は文学少女の登場人物と関係あるらしいです。全然気づかなかった。
野村さんのnoteにそこらへんのことも書いてあるらしいです。

なんか単行本でもこのシリーズのお話が同時に出たみたいですね。ノーチェックでした。とりあえず買って読んでみようと思います。
今月もなんか新刊でるみたいですね。お体の方はもういいんでしょうか。

むすぶと本。 『外科室』の一途 (ファミ通文庫) - 野村 美月, 竹岡 美穂
むすぶと本。 『外科室』の一途 (ファミ通文庫) - 野村 美月, 竹岡 美穂

楽園への清く正しき道程 0番目は北国産のツンドラ王妃?
楽園への清く正しき道程 1番目はお嫁さんにしたい系薄幸メイド
楽園への清く正しき道程 庶民出身の国王様がまたご愛妾を迎えられるそうです
楽園への清く正しき道程 国王様と楽園の花嫁たち
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(1)
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(2)
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(3)
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(4)
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる(5)
吸血鬼になったキミは永遠の愛をはじめる ~Long Long Engage
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件2
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件3
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件4
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件5
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件6
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件7
Mizuki Nomura & Miho Takeoka Premium Book
親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。
アルジャン・カレール -革命の英雄、或いは女王の菓子職人-〈上〉
アルジャン・カレール -革命の英雄、或いは女王の菓子職人-〈下〉
陸と千星~世界を配る少年と別荘の少女
下読み男と投稿女子~優しい空から見た内気な海の話
SとSの不埒な同盟
SとSの不埒な同盟
"葵" ヒカルが地球にいたころ……(1)
“夕顔” ヒカルが地球にいたころ……(2)
“若紫” ヒカルが地球にいたころ……(3)
“朧月夜” ヒカルが地球にいたころ……(4)
“末摘花" ヒカルが地球にいたころ……(5)
“朝顔" ヒカルが地球にいたころ……(6)
“空蝉" ヒカルが地球にいたころ……(7)
“花散里" ヒカルが地球にいたころ……(8)
“六条" ヒカルが地球にいたころ・・・・・・(9)
“藤壺" ヒカルが地球にいたころ……(10)
“文学少女”と死にたがりの道化
”文学少女”と飢え渇く幽霊
“文学少女”と繋がれた愚者
“文学少女”と穢名の天使
“文学少女”と慟哭の巡礼者
“文学少女”と月花を孕く水妖
“文学少女”と神に臨む作家 上
“文学少女” と神に臨む作家 下
“文学少女”と恋する挿話集 1
“文学少女”見習いの、初戀。
“文学少女”と恋する挿話集 2
“文学少女”見習いの、傷心。
“文学少女”と恋する挿話集3
“文学少女”見習いの、卒業。
“文学少女”と恋する挿話集4
半熟作家と“文学少女”な編集者
“文学少女”の後輩な僕が幽霊だったころ……
晴追町には、ひまりさんがいる。 はじまりの春は犬を連れた人妻と
劇場版”文学少女”
“文学少女”メモワールI-夢見る少女の前奏曲(プレリュード)-
“文学少女”メモワールII-ソラ舞う天使の鎮魂曲(レクイエム)-
“文学少女”メモワールIII-恋する乙女の狂想曲(ラプソディ)-
晴追町には、ひまりさんがいる。 恋と花火と図書館王子

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック