銀河英雄伝説外伝千億の星、千億の光3 第10話「真実は時の娘」: あああ

2020年08月24日

銀河英雄伝説外伝千億の星、千億の光3 第10話「真実は時の娘」

銀河英雄伝説外伝千億の星、千億の光3 第10話「真実は時の娘」を見ました。

やっと休暇が終わり、ラインハルトたちはイゼルローンに派遣されます。

懲りもせずイゼルローン要塞へ攻め込んでくる同盟軍に対して、

ラインハルト「容易な決意というものがあるのか？寡聞にして俺は知らんが。…冗談だ、気にするな。」
キルヒアイス「気にしておりません。ラインハルト様の皮肉を一々気にしていたら、私はとうの昔に首を吊っていなくてはならないでしょう。」

着任早々ケスラーの訪問を受けるラインハルトたち。
高等参次官グリンメルスハウゼン大将の代わりに戦地に赴いたとのこと。グリンメルスハウゼンが夏風邪をこじらせて長くないだろうと聞かされます。

ラインハルト「それはそれとしてケスラー大佐、オーディンでは奇妙な形で世話になった。」
ケスラー「いえ、とんでもない。」
ラインハルト「おかげで尊敬するリューネブルク少将に恥をかかせずに済んだ。礼を言っておこう。」

ケスラーの主任務は当然別件ですが、ラインハルトは口を出さないほうがいいでしょうと交わします。

同盟軍はホーランドの作戦でイゼルローン要塞攻略の計画を実行中でした。
陽動作戦でイゼルローン要塞の攻略を狙うのですが、計画が採用された裏にはロボスのお気に入りのフォークが同じような作戦を立てたからだと裏話を聞かされると。

アッテンボロー「作戦の中身ではなく、提案者によって作戦の可否が決まるんですかぁ？相変わらずだなぁ～」
キャゼルヌ「だから、普段から行いは良くしておけという教訓だ。」

暇そうな先輩の顔を見に来たというアッテンボローに、補給指揮官がラインハルトに捕まったせいで、仕事が増えたとキャゼルヌは忙しさをアピール。

暇そうな先輩たるヤンは作戦の評価を聞かれて

ヤン「悪く無いと思いますよ…。」
キャゼルヌ「消極的評価というやつか？」
ヤン「まぁ、最善の道はイゼルローンを攻撃しないことでしょうね。」
アッテンボロー「そりゃいいや！無駄な人死が出ないで済む！」
ヤン「いや、我々は銀河帝国と戦っているのであって、イゼルローン要塞と戦っている訳ではないということです。要塞が建設されたとき、我々の祖父の世代は錯覚してしまったんです。帝国軍に勝利するためにはイゼルローン要塞を落とさねばならないとね。まあ、いずれにしても力づくでイゼルローン要塞が落ちることはまずありえませんよ。」

要塞攻略がメインの作戦なので当然、ローゼンリッターも派遣されていました。
諸々あって、やっとローゼンリッター連隊の隊長に昇進したシェーンコップ。リューネブルクを血祭りに上げることを誓います。

リンツ「ですが、この広い戦場でどうやってリューネブルクを探し出しますか？まずそれが難題ですが…」
シェーンコップ「俺達がローゼンリッターここにあり！と実力で奴に知らせてやればいい。機会あるごとに帝国軍に俺たちの存在を教えてやるのさ。ゴシックの血文字でな…。そうなればリューネブルクは必ず俺たちを返り討ちにするために陣頭に立つ。奴自身が選んだ道だが、逆亡命者の悲しさだ…。そうしなければ自分の名誉も地位も守れんのだから必ずそうなるさ。」
ブルームハルト「それでも出てこなかったら？」
シェーンコップ「リューネブルクは逆亡命者を装った同盟軍の密偵だ！と帝国軍に教えてやるまでだ。別に奴らはリューネブルクの人格を評価しているわけじゃないからな。」
リンツ「大佐も結構策士ですなぁ…。リューネブルクは確かに追い詰められるでしょう。」
シェーンコップ「この程度は初歩の策謀だ。…そしてだな、俺みたいな正直者には初歩が精一杯でそれ以上の進歩はありえんのさ。」

そしてまず、前哨戦が始まります。戦功を重ねるラインハルト。帝国軍では評価されませんが同盟では評価されるラインハルトの部隊。

ヤンの同期の主席だったワイドボーンはここで散ってしまいます。

ロボスに対策を命じられるグリーンヒル。エルファシルを覚えていたグリーンヒルは要塞対策で忙しいのでヤンに丸投げします。
策を採用されたヤン。

ヤン「はぁ。一つお願いがあります。」
グリーンヒル「言ってみたまえ。」
ヤン「この作戦案はグリーンヒル閣下のご発案ということにしていただけませんか？」
グリーンヒル「しかし、それでは君が作戦発案に対して果たした役割を無視したことになる。軍としての筋が通せなくなるぞ。」
ヤン「いえ、私の作戦案だということがわかると各部隊が真剣に動いてくれないでしょう。」

兵力を出し惜しみしないように釘をさします。