小説:三途の川のおらんだ書房 迷える亡者と極楽への本棚

三途の川のおらんだ書房 迷える亡者と極楽への本棚 を読みました。野村美月さんの新刊になります。これはまだ先月出た本なので比較的新しいですね。

死んだ人を相手に、三途の川の手前でその人の最後の一冊を選んで売ってくれる本屋さんを舞台にした短編集みたいな小説になっています。
続けざまに本にまつわる別シリーズ?を書かれてるけど、たまたま出版時期が重なったとかなんですかね。

お話は6編で、本が好きで積み上げた本の下敷きになって死んだ男の話、10年前に死に別れた夫が話していた本を探す老婦人の話、何も話さない男の子のお話、相手を呪いにかける本を探す女の話、未完のまま亡くなった人気漫画家の話、つまらない本を探してほしいと依頼する少女の話が収録されています。
実際にある本が題材になるものもあれが、多分作中作と思われる実際には世にない本が題材に出てくるお話もあるようです。

比較的前半のお話のほうが面白めではあったかも。なんというか、取り上げられてる本の内容とか、物語で語られていない部分があんまり気にならないというか興味をそそられなかったのが少し残念な感じはあるかもしれません。その話もちょっとした時間で読めるくらい短いせいもあるのだと思いますが。

三途の川のおらんだ書房 迷える亡者と極楽への本棚 (文春文庫) - 野村 美月
三途の川のおらんだ書房 迷える亡者と極楽への本棚 (文春文庫) - 野村 美月

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