小説:飛び立つ君の背を見上げる

飛び立つ君の背を見上げる を読みました。武田綾乃さんの新刊になります。響け!ユーフォニアムシリーズのスピンオフみたいな小説になります。

面白かったです。シリーズ好きな人な読んで損はないかも。

夏紀先輩の視点で、卒業直前から高校生活というか吹部の3年間を振り返る的な内容になっています。
特にメインの4人(夏紀、優子、希美、みぞれ)の二人の関係(夏紀と希美、優子とみぞれ、夏紀とのぞみ、夏紀と優子など)が描かれてる感じになっています。
てっきり、それぞれの視点で短編になってるのかと思いましたがあくまで主観は夏紀先輩な感じですね。間に回想を挟みつつ、引退から卒業して、友達が演る卒業記念のライブの前座で夏紀先輩と優子先輩がギターで演奏するまでのお話を時系列順に進んでいく感じ。

他のシリーズ読んでるときはあんまり感じなかったきたしたけど、登場人物みんな関西弁だと一瞬誰のセリフかわかるまでに時間かかりますね。あと、他のシリーズにエピソード自体はあったのか、既読感のあるエピソードがあったかも夏紀先輩が好きなバンドの話とか。

・第一話 傘木希美はツキがない。
 主に1年の頃のお話ですね。希美先輩に誘われて吹奏楽部に入って、3年生が不真面目で南中出身者の1年生中心に不満が高まって、退部者が出て…ってあたりのエピソード。夏紀先輩と希美先輩の関係とか、背負ってしまった負い目とか。あとは、あすか先輩の怖さ(と夏紀先輩が思ってること)とか。あとは、夏紀先輩がギターを弾けて、優子先輩がギターを習うみたいな二人の関係の伏線みたいエピソードがあります。

・第二話 鎧塚みぞれは視野が狭い。
 みぞれ先輩が音大に合格したので、遊べるようにあったので四人で遊園地に行くことしたのですが…みたいな感じで進んでいきます。
 四人の関係というか夏紀先輩と希美先輩、優子先輩とみぞれ先輩みたいな分けみたいな視点はちょっと意外だったかも。夏紀はいい人というのは伏線といえば伏線なんでしょうか。
 いつまで付いてくるのかわからないけど、遊園地のメリーゴーランドでのミニエピソードみたいな小冊子「記憶のイルミネーション」というのが付いてきました。

・第三話 吉川優子は天の邪鬼。
 前座の演奏の準備のお話で、夏紀先輩と優子先輩の関係みたいなのが描かれてます。卒業式のあたりに渡してた手紙の内容とか出てきます。

原作の展開的にはこれで終わりなんですかね。アニメ化の話もあったはずだけど、京アニがあんなことになっちゃったしどうなるのかなぁ。

飛び立つ君の背を見上げる 響け! ユーフォニアム - 武田綾乃
飛び立つ君の背を見上げる 響け! ユーフォニアム - 武田綾乃

帯に宣伝載ってましたが、CDが出るそうです。

【Amazon.co.jp限定】「響け!ユーフォニアム」5th Anniversary Disc ~きらめきパッセージ~(メガジャケ付) - VARIOUS ARTISTS
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