銀河英雄伝説 第1期 第9話「クロプシュトック事件」
銀河英雄伝説 第1期 第9話「クロプシュトック事件」を観ました。旧OVA版になります。

お話は、ブラウンシュバイク公が開くパーティーを開くことになりましたが、権威を見せつけるために皇帝も招きます。
それを知ったクロプシュトック侯爵が献上品を持ってきて社交界に復帰させてほしいと願いでます。
クロプシュトック候は、かつて皇帝の継承争いの際に、別の皇子を推していたことがあって宮廷から遠ざけられていました。
頭を下げられて気をよくしたブラウンシュバイク公は、パーティーに招くことにするのですが…というお話。

昔話からスタート。フリードリヒ四世には兄弟が二人いて皇帝の座を争っていました。本人は皇帝になる気はサラサラなくて遊び呆けていたのですが、兄弟二人が足を引っ張り合って自滅。結果的に生き残ったフリードリヒが皇帝になることに。
政治はリヒテンラーデにまかせて、適当に仕事をこなして趣味にふけるフリードリヒ。今回、色々しがらみがあってブラウンシュバイク公が開くパーティーに出席することに。


ブラウンシュバイク公はクロプシュトック候の訪問を受けていました。
ルドルフ皇帝を描いた肖像画を献上するので、今度のパーティーに招いてもらって皇帝にとりなしてほしいとお願いします。
クロプシュトック候は継承争いでフリードリヒの兄を応援していたため、フリードリヒを皇帝につけたかったブラウンシュバイクの力で宮廷から遠ざけられていたのでした。


しかし、このクロプシュトック候のお願いは侯爵が宮廷に復帰したいがためのものではありませんでした。
執事「お館様、ご首尾はいかがでございましたか?」
クロプシュトック候「ふっ、ふっ、ブラウンシュバイクめ。わしが頭を下げたので自尊心をくすぐられたのであろう。今宵の出席を認めおった。」
執事「辛ろうございましたな。」
クロプシュトック候「なんの、奴め今のうち、せいぜい笑いものにするがよい。今夜には…ふっ、ふっ、ふっ…。」


で、このパーティーにはラインハルトも招かれていました。嫌々ですが、皇帝も出席するので出席しない訳にも行きません。
ラインハルト「嫌だ、出たくない!」
キルヒアイス「無理をおっしゃいますな。帝国随一の大貴族であるブラウンシュバイク公の招き、断ればまた何を言われるかわかりません。」
ラインハルト「ブラウンシュバイク公は嫌いだ。尊大で、選民意識が服を着て歩いているような奴だ。」
キルヒアイス「向こうもラインハルト様を嫌っていますよ。それでも、礼儀正しく招待状を出してきたではありませんか。」
会場までは立ち入りできませんが、キルヒアイスをお供に出席することに。

執事から仕込み入の杖を受け取るクロプシュトック候。
執事「時刻は7時に合わせております。お忘れなきよう。」
クロプシュトック候「うむ。20分前には戻る。フリードリヒやブラウンシュバイクと一緒には死なぬよ。」


キルヒアイスを車に残して会場に向かおうとするラインハルトでしたが、ドアを開けたところで、うっかりクロプシュトック候と鉢合わせします。ここで杖をついているのをキルヒアイスに見られたのが伏線といえば伏線ですね。


謝罪するラインハルトを無視して立ち去るクロプシュトック候。これまた、たまたま遭遇したヴェストパーレ男爵夫人から老人がクロプシュトック侯爵であること、30年近く社交界から遠ざかっていたことを教えられます。これも伏線ですかね。
ちなみヴェストパーレ男爵夫人はキルヒアイスがお気に入り。哀れキルヒアイスはラインハルトに売られてしまいます(笑)。
ラインハルト「キルヒアイスが申していることは事実であります。私が任務を命じました。」
ヴェストパーレ男爵夫人「そう、だったらしかたないわね。その代わり来月の私の誕生パーティーには必ずいらっしゃるのよ?いいこと?」
キルヒアイス「は、はぁ…。」
ラインハルト「ご安心下さい。私が忘れずに連れてまいりましょう。」


パーティーで旧交を温める二人(笑)。
フレーゲル「ま、どれもこれも一流の貴族に相応しい、一流の絵画ばかり。特にこの肖像画などは、落ち目の自分が持っているよりブラウンシュバイク公に持ってい頂けたほうが相応しいと頭を下げて献上されたほどですから。」
ラインハルト「ほう、どなたですかな?そういう愚かなことを考える方は?」
フレーゲル「ほれ、あそこに座っているクロプシュトック侯爵だ。」
ラインハルト「クロプシュトック候?…なるほど、誠意のある者のところには名画も集まるということですか。」
フレーゲル「そういうことだな。」
ラインハルト「…しかし、クロプシュトック侯爵もかつては大変な権勢家。ということはブラウンシュバイク家もまた、いつこの名画を手放さねばならぬ時が来るかもしれないということでしょう。」
フレーゲル「なんだと…!」
ラインハルト「絵画などというものを見せびらかそうとして集める限り、そういう喜劇はいつまでも繰り返されるでしょうな。」
フレーゲル「…つけあがるなよ、孺子っ!」
ラインハルト「ふっ、ふっ、別につけあがってはおりません。ただ、度々しつけの悪い犬に吠え掛けられるので時には蹴飛ばしてやるのが犬のためでもあろうという気が致しまして…。」
フレーゲル「…おのれ!」



暴発寸前でしたが、ブラウンシュバイク公が皇帝がノイエサンスーシを出たので、皆に出迎えの準備をするように声掛けをしたので気勢を削がれました。姉の身に気をつけろと捨て台詞を吐いて立ち去るフレーゲル。これも伏線ではあるのかな。
一方、皇帝が来ることがわかったのでパーティー会場を後にするクロプシュトック候。
杖を付かずに歩いて帰るところをキルヒアイスに気づかれます。
キルヒアイス『おかしいな…。あの老人確か杖を…。』


しかし、尽く運のないクロプシュトック候。皇帝は飲み過ぎでパーティーを欠席します。ノイエサンスーシからの連絡を告げるアンスバッハ。


何かがおかしいと気づくキルヒアイス。ラインハルトを助けるために会場い踏み込もうとしますが衛兵に止められます。
階級(上級大将)を示してアンスバッハ(准将)に話をつけます。


帰宅したクロプシュトック候。パーティー会場に残してきた杖に爆薬を仕掛けてきたのでした。
クロプシュトック候「ルドルフ大帝陛下、帝室に弓を引くことをお許しくだされ。偉大なる陛下のお血筋を汚す、放蕩者のフリードリヒと、それを誑かして国政を壟断するブラウンシュバイクらを討つは、ゴールデンバウム王朝の御為にございまする。」



皇帝が来ないなら用はないと、会場を後にしようとするラインハルト、偶然倒れた夫人を助けます。空いている椅子に寝かせようとしますが、その側にはクロプシュトック侯爵の残した杖が。
侯爵の不運は続き、邪魔な杖を退かすように指示するラインハルト。杖をどかした召使いはそのまま医者を呼びに会場の外へ。



ここで杖が爆発。被害は出るも主要なメンバー?は生き残りました。
ブラウンシュバイク「火を消すんだ!」
フレーゲル「落ち着いて下さい!叔父上!」
ヴェストパーレ男爵夫人「あらあら、もったいない。モチーフはともかく、芸術的には価値があったのに。あら、失言(笑)。」

ここでシュトライトが登場。キルヒアイスが犯人を教えます。

作戦の失敗を知るクロプシュトック候。執事に暇を出しますが、それで済むのかな?
どうやら、息子もなくなっていてこの先に失望していたというのが動機みたいですね。


クロプシュトック討伐の命を皇帝に願いでたラインハルトでしたが、既にブラウンシュバイクが買って出ていました。
しかし、クロプシュトック候は自邸に火をつけて自害していました。
駆けつけたブラウンシュバイク公が砲撃を命じるも、邸宅の前にはルドルフ大帝の像があるため打てず。
ブラウンシュバイク「やつめ!自ら火を放ったか!フェルナー大佐だったな、なぜ早く砲撃せんのか!?」
フェルナー「正面玄関前にルドルフ大帝の銅像があります。当てても構わなけれが打ちますが?」
このお話はここまでですね。次回は同盟回。

士官学校の式典に招かれたヤンは、そこでジェシカと再会する。
同盟軍の英雄となったヤンと反戦活動に身を投じたジェシカ。二人の距離は遠く離れてしまったのだろうか。
次回、銀河英雄伝説 第10話「ジェシカの戦い」
銀河の歴史がまた1ページ…。

銀河英雄伝説 Blu-ray BOX スタンダードエディション 1 - 堀川亮, 広中雅志, 勝生真沙子, 潘恵子, 森功至, 若本規夫, 塩沢兼人, 富山敬, 郷田ほづみ, 石黒昇
今更DVDのやつのっけてもアレなのでBlu-rayのです。
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮1 第1話「エル・ファシルの英雄」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮1 第2話「英雄の新しい仕事」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮1 第3話「英雄たちの横顔」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮1 第4話「過去へのささやかな旅」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮2 第5話「時の女神に愛された男 〜第二次ティアマト会戦記I〜」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮2 第6話「英雄の死 〜第二次ティアマト会戦記II〜」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮2 第7話「喪服と軍服の間」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮2 第8話「収容所惑星」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮3 第9話「捕虜と人質」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮3 第10話「顕微鏡サイズの反乱」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮3 第11話「エコニアの英雄」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮3 第12話「過去からの糸」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮4 第13話「ひとつの旅の終わり」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮4 第14話「出口をさがす旅」
・銀河英雄伝説外伝 白銀の谷 Kap.I
・銀河英雄伝説外伝 白銀の谷 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 白銀の谷 Kap.III
・銀河英雄伝説外伝 白銀の谷 Kap.IV
・銀河英雄伝説外伝 叛逆者 Kap.I
・銀河英雄伝説外伝 叛逆者 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 叛逆者 Kap.III
・銀河英雄伝説外伝 叛逆者 Kap.IV
・銀河英雄伝説外伝 決闘者 Kap.I
・銀河英雄伝説外伝 決闘者 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 決闘者 Kap.III
・銀河英雄伝説外伝 決闘者 Kap.IV
・銀河英雄伝説外伝 黄金の翼
・銀河英雄伝説外伝 奪還者 Kap.I
・銀河英雄伝説外伝 奪還者 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 奪還者 Kap.III
・銀河英雄伝説外伝 奪還者 Kap.IV
・銀河英雄伝説外伝 朝の夢、夜の歌 Kap.I
・銀河英雄伝説外伝 朝の夢、夜の歌 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 朝の夢、夜の歌 Kap.III
・銀河英雄伝説外伝 朝の夢、夜の歌 Kap.IV
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第1話「ヴァンフリート星域の会戦」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第2話「三つの赤」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第3話「亡命者たち」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第4話「流血の四月」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光2 第5話「危険な男」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光2 第6話「混戦始末記」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光2 第7話「初夏、風強し」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光2 第8話「伯爵家後継候補」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第9話「パーティーの夜」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第10話「真実は時の娘」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第11話「第六次イゼルローン攻防戦」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第12話「千億の星、ひとつの野心」
・銀河英雄伝説外伝 第三次ティアマト会戦 前編
・銀河英雄伝説外伝 第三次ティアマト会戦 後編
・銀河英雄伝説外伝 汚名 Kap.I
・銀河英雄伝説外伝 汚名 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 汚名 Kap.III
・銀河英雄伝説外伝 汚名 Kap.IV
・銀河英雄伝説外伝 わが征くは星の大海
・銀河英雄伝説外伝 新たなる戦いの序曲
・銀河英雄伝説 第1期 第1話「永遠の夜の中で」
・銀河英雄伝説 第1期 第2話「アスターテ会戦」
・銀河英雄伝説 第1期 第3話「第十三艦隊誕生」
・銀河英雄伝説 第1期 第4話「帝国の残照」
・銀河英雄伝説 第1期 第5話「カストロプ動乱」
・銀河英雄伝説 第1期 第6話「薔薇の騎士」
・銀河英雄伝説 第1期 第7話「イゼルローン攻略!」
・銀河英雄伝説 第1期 第8話「冷徹なる義眼」
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第二章
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第三章
・ラインの虜囚
・月蝕島の魔物 (Victorian Horror Adventures)
・髑髏城の花嫁 (Victorian Horror Adventures 2)
・水晶宮の死神 (Victorian Horror Adventures 3)
・蘭陵王
・アルスラーン戦記〈1〉王都炎上
・アルスラーン戦記〈2〉王子二人
・アルスラーン戦記〈3〉落日悲歌
・アルスラーン戦記〈4〉汗血公路
・アルスラーン戦記〈5〉征馬孤影
・アルスラーン戦記〈6〉風塵乱舞
・アルスラーン戦記〈7〉王都奪還
・アルスラーン戦記〈8〉仮面兵団
・アルスラーン戦記〈9〉旌旗流転
・アルスラーン戦記〈10〉妖雲群行
・アルスラーン戦記読本
・アルスラーン戦記〈11〉魔軍襲来
・アルスラーン戦記〈12〉暗黒神殿
・アルスラーン戦記〈13〉蛇王再臨
・アルスラーン戦記〈14〉天鳴地動
・アルスラーン戦記〈15〉戦旗不倒
・アルスラーン戦記〈16〉天涯無限
・魔境の女王陛下 薬師寺涼子の怪奇事件簿
・薬師寺涼子の怪奇事件簿 海から何かがやってくる
・薬師寺涼子の怪奇事件簿 白魔のクリスマス
・タイタニア〈1〉疾風篇
・タイタニア〈2〉暴風篇
・タイタニア〈3〉 旋風篇
・タイタニア4<烈風篇>
・タイタニア5 <凄風篇>
・新・水滸後伝 上巻
・新・水滸後伝 下巻
・創竜伝1超能力四兄弟
・創竜伝2摩天楼の四兄弟
・創竜伝3逆襲の四兄弟
・創竜伝4四兄弟脱出行
・創竜伝5蜃気楼都市
・創竜伝6染血の夢
・創竜伝7黄土のドラゴン
・創竜伝8仙境のドラゴン
・創竜伝9妖世紀のドラゴン
・創竜伝10大英帝国最後の日
・創竜伝11銀月王伝奇
・創竜伝12竜王風雲録
・創竜伝13噴火列島
・創竜伝14<月への門>
・創竜伝15 <旅立つ日まで>

お話は、ブラウンシュバイク公が開くパーティーを開くことになりましたが、権威を見せつけるために皇帝も招きます。
それを知ったクロプシュトック侯爵が献上品を持ってきて社交界に復帰させてほしいと願いでます。
クロプシュトック候は、かつて皇帝の継承争いの際に、別の皇子を推していたことがあって宮廷から遠ざけられていました。
頭を下げられて気をよくしたブラウンシュバイク公は、パーティーに招くことにするのですが…というお話。

昔話からスタート。フリードリヒ四世には兄弟が二人いて皇帝の座を争っていました。本人は皇帝になる気はサラサラなくて遊び呆けていたのですが、兄弟二人が足を引っ張り合って自滅。結果的に生き残ったフリードリヒが皇帝になることに。
政治はリヒテンラーデにまかせて、適当に仕事をこなして趣味にふけるフリードリヒ。今回、色々しがらみがあってブラウンシュバイク公が開くパーティーに出席することに。


ブラウンシュバイク公はクロプシュトック候の訪問を受けていました。
ルドルフ皇帝を描いた肖像画を献上するので、今度のパーティーに招いてもらって皇帝にとりなしてほしいとお願いします。
クロプシュトック候は継承争いでフリードリヒの兄を応援していたため、フリードリヒを皇帝につけたかったブラウンシュバイクの力で宮廷から遠ざけられていたのでした。


しかし、このクロプシュトック候のお願いは侯爵が宮廷に復帰したいがためのものではありませんでした。
執事「お館様、ご首尾はいかがでございましたか?」
クロプシュトック候「ふっ、ふっ、ブラウンシュバイクめ。わしが頭を下げたので自尊心をくすぐられたのであろう。今宵の出席を認めおった。」
執事「辛ろうございましたな。」
クロプシュトック候「なんの、奴め今のうち、せいぜい笑いものにするがよい。今夜には…ふっ、ふっ、ふっ…。」


で、このパーティーにはラインハルトも招かれていました。嫌々ですが、皇帝も出席するので出席しない訳にも行きません。
ラインハルト「嫌だ、出たくない!」
キルヒアイス「無理をおっしゃいますな。帝国随一の大貴族であるブラウンシュバイク公の招き、断ればまた何を言われるかわかりません。」
ラインハルト「ブラウンシュバイク公は嫌いだ。尊大で、選民意識が服を着て歩いているような奴だ。」
キルヒアイス「向こうもラインハルト様を嫌っていますよ。それでも、礼儀正しく招待状を出してきたではありませんか。」
会場までは立ち入りできませんが、キルヒアイスをお供に出席することに。

執事から仕込み入の杖を受け取るクロプシュトック候。
執事「時刻は7時に合わせております。お忘れなきよう。」
クロプシュトック候「うむ。20分前には戻る。フリードリヒやブラウンシュバイクと一緒には死なぬよ。」


キルヒアイスを車に残して会場に向かおうとするラインハルトでしたが、ドアを開けたところで、うっかりクロプシュトック候と鉢合わせします。ここで杖をついているのをキルヒアイスに見られたのが伏線といえば伏線ですね。


謝罪するラインハルトを無視して立ち去るクロプシュトック候。これまた、たまたま遭遇したヴェストパーレ男爵夫人から老人がクロプシュトック侯爵であること、30年近く社交界から遠ざかっていたことを教えられます。これも伏線ですかね。
ちなみヴェストパーレ男爵夫人はキルヒアイスがお気に入り。哀れキルヒアイスはラインハルトに売られてしまいます(笑)。
ラインハルト「キルヒアイスが申していることは事実であります。私が任務を命じました。」
ヴェストパーレ男爵夫人「そう、だったらしかたないわね。その代わり来月の私の誕生パーティーには必ずいらっしゃるのよ?いいこと?」
キルヒアイス「は、はぁ…。」
ラインハルト「ご安心下さい。私が忘れずに連れてまいりましょう。」


パーティーで旧交を温める二人(笑)。
フレーゲル「ま、どれもこれも一流の貴族に相応しい、一流の絵画ばかり。特にこの肖像画などは、落ち目の自分が持っているよりブラウンシュバイク公に持ってい頂けたほうが相応しいと頭を下げて献上されたほどですから。」
ラインハルト「ほう、どなたですかな?そういう愚かなことを考える方は?」
フレーゲル「ほれ、あそこに座っているクロプシュトック侯爵だ。」
ラインハルト「クロプシュトック候?…なるほど、誠意のある者のところには名画も集まるということですか。」
フレーゲル「そういうことだな。」
ラインハルト「…しかし、クロプシュトック侯爵もかつては大変な権勢家。ということはブラウンシュバイク家もまた、いつこの名画を手放さねばならぬ時が来るかもしれないということでしょう。」
フレーゲル「なんだと…!」
ラインハルト「絵画などというものを見せびらかそうとして集める限り、そういう喜劇はいつまでも繰り返されるでしょうな。」
フレーゲル「…つけあがるなよ、孺子っ!」
ラインハルト「ふっ、ふっ、別につけあがってはおりません。ただ、度々しつけの悪い犬に吠え掛けられるので時には蹴飛ばしてやるのが犬のためでもあろうという気が致しまして…。」
フレーゲル「…おのれ!」



暴発寸前でしたが、ブラウンシュバイク公が皇帝がノイエサンスーシを出たので、皆に出迎えの準備をするように声掛けをしたので気勢を削がれました。姉の身に気をつけろと捨て台詞を吐いて立ち去るフレーゲル。これも伏線ではあるのかな。
一方、皇帝が来ることがわかったのでパーティー会場を後にするクロプシュトック候。
杖を付かずに歩いて帰るところをキルヒアイスに気づかれます。
キルヒアイス『おかしいな…。あの老人確か杖を…。』


しかし、尽く運のないクロプシュトック候。皇帝は飲み過ぎでパーティーを欠席します。ノイエサンスーシからの連絡を告げるアンスバッハ。


何かがおかしいと気づくキルヒアイス。ラインハルトを助けるために会場い踏み込もうとしますが衛兵に止められます。
階級(上級大将)を示してアンスバッハ(准将)に話をつけます。


帰宅したクロプシュトック候。パーティー会場に残してきた杖に爆薬を仕掛けてきたのでした。
クロプシュトック候「ルドルフ大帝陛下、帝室に弓を引くことをお許しくだされ。偉大なる陛下のお血筋を汚す、放蕩者のフリードリヒと、それを誑かして国政を壟断するブラウンシュバイクらを討つは、ゴールデンバウム王朝の御為にございまする。」



皇帝が来ないなら用はないと、会場を後にしようとするラインハルト、偶然倒れた夫人を助けます。空いている椅子に寝かせようとしますが、その側にはクロプシュトック侯爵の残した杖が。
侯爵の不運は続き、邪魔な杖を退かすように指示するラインハルト。杖をどかした召使いはそのまま医者を呼びに会場の外へ。



ここで杖が爆発。被害は出るも主要なメンバー?は生き残りました。
ブラウンシュバイク「火を消すんだ!」
フレーゲル「落ち着いて下さい!叔父上!」
ヴェストパーレ男爵夫人「あらあら、もったいない。モチーフはともかく、芸術的には価値があったのに。あら、失言(笑)。」

ここでシュトライトが登場。キルヒアイスが犯人を教えます。

作戦の失敗を知るクロプシュトック候。執事に暇を出しますが、それで済むのかな?
どうやら、息子もなくなっていてこの先に失望していたというのが動機みたいですね。


クロプシュトック討伐の命を皇帝に願いでたラインハルトでしたが、既にブラウンシュバイクが買って出ていました。
しかし、クロプシュトック候は自邸に火をつけて自害していました。
駆けつけたブラウンシュバイク公が砲撃を命じるも、邸宅の前にはルドルフ大帝の像があるため打てず。
ブラウンシュバイク「やつめ!自ら火を放ったか!フェルナー大佐だったな、なぜ早く砲撃せんのか!?」
フェルナー「正面玄関前にルドルフ大帝の銅像があります。当てても構わなけれが打ちますが?」
このお話はここまでですね。次回は同盟回。

士官学校の式典に招かれたヤンは、そこでジェシカと再会する。
同盟軍の英雄となったヤンと反戦活動に身を投じたジェシカ。二人の距離は遠く離れてしまったのだろうか。
次回、銀河英雄伝説 第10話「ジェシカの戦い」
銀河の歴史がまた1ページ…。

銀河英雄伝説 Blu-ray BOX スタンダードエディション 1 - 堀川亮, 広中雅志, 勝生真沙子, 潘恵子, 森功至, 若本規夫, 塩沢兼人, 富山敬, 郷田ほづみ, 石黒昇
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・銀河英雄伝説外伝 白銀の谷 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 白銀の谷 Kap.III
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・タイタニア5 <凄風篇>
・新・水滸後伝 上巻
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・創竜伝4四兄弟脱出行
・創竜伝5蜃気楼都市
・創竜伝6染血の夢
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・創竜伝8仙境のドラゴン
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・創竜伝10大英帝国最後の日
・創竜伝11銀月王伝奇
・創竜伝12竜王風雲録
・創竜伝13噴火列島
・創竜伝14<月への門>
・創竜伝15 <旅立つ日まで>
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