銀河英雄伝説 第1期 第21話「ドーリア星域会戦、そして…」
銀河英雄伝説 第1期 第21話「ドーリア星域会戦、そして…」を観ました。旧OVA版になります。

同盟の内乱の続きになります。救国軍事会議は、ヤン艦隊迎撃のために第11艦隊を派遣するとともに、バグダッシュをヤンの元に送り密かに亡き者にする作戦を実行しますが、これはシェーンコップにあっさり見抜かれます。
第11艦隊を率いるルグランジュ提督は無能ではなかったため、戦いは長引きますがヤン艦隊は勝利をおさめます。
一方、首都ハイネセンでは軍部への反感が強まっていました。反戦集会を開いたジェシカたちのもとに、救国軍事会議が派遣したクリスチアン大佐は高圧的な態度で鎮圧に乗り出し…というお話。


ヤン艦隊は、後方を撹乱されないためにまず惑星シャンプールの反乱を治めることに。シェーンコップの活躍で3日ほどで鎮圧を完了します。
そこへ、第11艦隊から逃げ出してきたと称するバグダッシュが登場。偽の情報を流してヤン艦隊をおびき寄せる策、ダメならヤンを亡き者にする算段でした。

体調不良で席を外していたフレデリカを訪ねるシェーンコップ。
フレデリカ「ええ、バグダッシュ中佐には一度お会いしたことがあります。父のところを訪ねていらっしゃったことがあって、確か……そのときにも現体制への不満を述べておいででしたわ。」
シェーンコップ「やはりな。今どき脱出者などタイミングが良すぎるからな。ヤン提督もきな臭いと思ったんだろう。やつがお前さんのことを尋ねたときにごまかしていたからな。俺が注意を反らしておいたから、やつは気づいてないと思う。」
フレデリカ「シェーンコップ准将!」
シェーンコップ「いや、心配ない。任せてもらおう。」

ユリアンにバグダッシュがヤンを暗殺するつもりだと告げるシェーンコップ。
ユリアン「准将、どうなさるんです?」
シェーンコップ「クーデターが成功しようが、同盟がどうなろうが俺は構わんがね。ただ、こんなところでヤン・ウェンリーに死なれちゃ、今後の歴史の展開が面白くないからな。」


バグダッシュからの連絡を待つ、第11艦隊。しかし、既にシェーンコップに処理されていました。工作員なんか起きてるだけでみたいなセリフあったのでここじゃなかったですかね。
ヤン「バグダッシュはどうしてる?」
シェーンコップ「脱出の疲れが出たんじゃないですか?よく眠ってますよ。」
ヤン「何かやったのか?」
シェーンコップ「いや~、タンクベットの目盛りをちょっとね。ベットを睡眠モードにしておいただけですよ。第11艦隊が片付くまではね。」
ヤン「はぁ~、ご苦労さま。」


戦闘前にそれぞれ間逆な演説が行われます。2期でヤンが吊し上げられる原因の一つが確かこれでしたね。
士官はともかく、一般兵士はどんな心情だったのかなぁ、救国軍事会議の方は。命令にそのまま従った感じなんだろうか。
ルグランジュ『全将兵に告ぐ。救国軍事革命の成否、祖国の興廃はかかってこの一戦ある。各員は全身全霊をあげて自己の責任を全うし、もって祖国への献身を果たせ。この世でもっとも尊ぶべきは、献身と犠牲である。憎むべきは臆病と利己心である。全員の祖国愛と勇気に期待するや切である。』
ヤン『司令官のヤン・ウェンリーだ。みんなそのまま聞いて欲しい。まもなく戦いが始まる。碌でも無い戦いだが、それだけに勝たなくては意味がない。勝つための算段はしてあるから、無理をせず、気楽にやってくれ。かかっているのはたかだか国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べれば大した価値のあるものじゃあない。それではみんな、そろそろ始めるとしようか。』



戦闘は、ヤン艦隊が敵の不意をついて側面から攻撃。敵を分断した上で、アッテンボローが片方を引き回している間に、もう片方を包囲して殲滅。手間取りはしますがヤン艦隊が勝利を収めます。これで救国軍事会議は宇宙での戦力をほぼ失います。


という訳で、さっそく裏切るバグダッシュ。
バグダッシュ「まったく、あなたさえいなければ全てうまくいったのに。余計なことをしてくださった。」
ヤン「で?その抗議をしに来たのかね?」
バグダッシュ「違います。こうなったら、あなたの下で使ってもらいたいと思いまして。」
ヤン「ほう~、転向するというのか。そう簡単に主義、主張を変えられるのかねぇ~。」
バグダッシュ「主義主張なんてものは生きるための方便です。このままではクーデターの失敗は時間の問題でしょう。勝ち目のない方の主義主張など、生きるためには邪魔なだけです。」
ヤン「ふぅ~、まあいいだろう。准将、任せるよ。」
シェーンコップ「そうですな。とりあえず、軟禁でもしておきましょうか。」
バグダッシュ「いや~、それはいいが食事に必ずワインをつけてくださいよ。」
ヤン「クーデターの失敗は時間の問題か……。」


一方、敗戦を知らされたハイネセンでは、民衆がスタジアムに集まって抗議活動をしていました。
クリスチアン大佐がそれを治めにいきます。結局、グリーンヒル大将はよくよく人を見る目に欠けていたということになるのですかね。


抗議活動はジェシカたちが主導して行われていました。クリスチアン大佐は平和的に治めるつもりはありませんでした。
ジェシカ「私たちは平和的な市民集会を開いているだけです。それをなぜあなた方は、武器を持って邪魔をするのですか?」
クリスチアン「秩序を回復するためだ!」
ジェシカ「秩序ですって?暴力によって秩序を乱したのは元々、あなた方、救国軍事会議の人たちではありませんか?いったい秩序とは何を指しておっしゃるのですか?」
クリスチアン「秩序の何たるかは我々が決定する。衆愚政治と化した同盟の社会を我々が正常化する。そのために必要なものが秩序なのだ。」
ジェシカ「傲慢な思い上がりだわ。」


武器を突きつけられても自分たちの主張の正しさを唱えられるのかと脅すクリスチアン大佐。ジェシカが正論で打ち負かし、大佐を追い詰めるのですが……。
クリスチアン「死ぬ覚悟もないのに、でかい口を叩きやがって!さあ、言ってみろ!平和は軍事力によってのみ保たれる。武器なき平和などありえないとな!言ってみろ!さあ、言え!」
ジェシカ「およしなさい!」
クリスチアン「何?」
ジェシカ「死ぬ覚悟があれば、どんなひどいことをやってもいいというの?信念さえあれば、どんなひどいことも、どんな愚かなこともやっていいというの?暴力によって自ら信じる正義を他人に強制する人間は後をたたないわ!銀河帝国を作ったルドルフも、そして大佐!あなたも!
あなたはルドルフの同類よ!それを自覚しなさい。そしている資格のない場所から出てお行き!」



文字通り実力行使にでるクリスチアン大佐。ジェシカを助けに入った群衆ともみ合いになり、小競り合いからスタジアム全体が暴動に発展。数では劣る救国軍事会議側が武器を使用して事態は最悪の展開に。
ジェシカも帰らぬ人に……。



一方、ヤン艦隊では暇だから仕事をくれとバグダッシュがヤンに交渉しにきます。自分には必要ないからとヤンは銃を渡しますが…。
横着な男が冷や汗かいてるじゃないかってセリフここじゃなかったですかね。
バグダッシュ「正直、暇を持て余してましてね。何か任務を与えてくれませんか。」
ヤン「慌てることはない。貴官には近々やってもらわねばならない仕事がある。それまではワインでも飲んで待っていてくれ。私の銃だ、貴官に預けておこう。私が持っていても役に立たないんでね。」
バグダッシュ「こりゃ、どうも……。ヤン提督!」
ヤン「貴官に銃を持たせたことは内密だ。ムライ少将などがうるさいからな。それだけ心得ておいてくれればいい。いずれ身分が確定したら正式に銃を供与する。」
バグダッシュ「ふん!ふっ、ふっ、ふっ……。あっ!おい!おい!そんな怖い顔しないでくれ、観ていたならわかるだろう?冗談だよ。」
ユリアン「一瞬でも本気にならなかったと言えますか?」
バグダッシュ「何?」
ユリアン「ヤン提督を殺せば歴史に名が残る!例え悪名でも。その誘惑にかられなかったと言えますか!」
バグダッシュ「……ヤン提督、なんとか言ってくださいよ。」
ユリアン「提督、僕はこの男を信用できません。簡単に味方を裏切るようでは、いつ提督を裏切らないとも限りません!」
ヤン「それだけでは殺す理由にならないぞ、ユリアン。」
ユリアン「理由はあります!捕虜の身でありながら提督の銃を奪い、暗殺しようとしました!」
ヤン「うん、そいつは大変だ。殺されても文句は言えんなぁ。」
バグダッシュ「そんなぁ~、提督~。」
ヤン「あっはっ、はっ、はっ。もういい、それくらいで許してやれ。バグダッシュも十分に肝が冷えたろう。」
ユリアン「でも!提督……。」
ヤン「いいんだ。それでは中佐、もう下がってよろしい。」
バグダッシュ「やれ、やれ。顔に似ず怖い坊やだ……。わかったよ!君の目がいつでも光ってるのを覚えておくよ!」
ユリアン「……提督。」
ヤン「あれでいいんだ。バグダッシュはちゃんとした計算のできる男だ。私が勝ち続ける限りは裏切ったりしないさ。それにお前にはなるべく人殺しはさせたくないよ。」


そんなヤンたちのもとにもハイネセンでのスタジアムの虐殺のニュースが届きました。
主催者でるジェシカの死も……。
ヤン艦隊は周辺の星系を平定して、一路ハイネセンへ向かいます。
今回はここまで。結局、救国軍事会議ってなんだったんですかね。それなりに主義主張とかあったのでしょうかって感じのオチとなりましたが。クリスチアン大佐とか。シェーンコップの言が正しくてグリーンヒル大将の元には碌な人材がいなかっただけなのか。理想に燃える青年将校的な何かというよりは単純に出世街道を外れた軍人のクーデターだったのかなぁ。
次回は帝国回になります。このエピソード、ノイエ版にもあったかな。コンラートのエピソードとかここで出さないと伏線にならないけど。

キルヒアイスは、ブラウンシュバイク公と袂を分かったリッテンハイム候を迎え撃ち、これを撃破する。
リッテンハイム候はガルミッシュ要塞に逃げ込むが……。
次回、銀河英雄伝説 第22話「勇気と忠誠」
銀河の歴史が、また1ページ……。

銀河英雄伝説 Blu-ray BOX スタンダードエディション 1 - 堀川亮, 広中雅志, 勝生真沙子, 潘恵子, 森功至, 若本規夫, 塩沢兼人, 富山敬, 郷田ほづみ, 石黒昇
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・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮4 第13話「ひとつの旅の終わり」
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同盟の内乱の続きになります。救国軍事会議は、ヤン艦隊迎撃のために第11艦隊を派遣するとともに、バグダッシュをヤンの元に送り密かに亡き者にする作戦を実行しますが、これはシェーンコップにあっさり見抜かれます。
第11艦隊を率いるルグランジュ提督は無能ではなかったため、戦いは長引きますがヤン艦隊は勝利をおさめます。
一方、首都ハイネセンでは軍部への反感が強まっていました。反戦集会を開いたジェシカたちのもとに、救国軍事会議が派遣したクリスチアン大佐は高圧的な態度で鎮圧に乗り出し…というお話。


ヤン艦隊は、後方を撹乱されないためにまず惑星シャンプールの反乱を治めることに。シェーンコップの活躍で3日ほどで鎮圧を完了します。
そこへ、第11艦隊から逃げ出してきたと称するバグダッシュが登場。偽の情報を流してヤン艦隊をおびき寄せる策、ダメならヤンを亡き者にする算段でした。

体調不良で席を外していたフレデリカを訪ねるシェーンコップ。
フレデリカ「ええ、バグダッシュ中佐には一度お会いしたことがあります。父のところを訪ねていらっしゃったことがあって、確か……そのときにも現体制への不満を述べておいででしたわ。」
シェーンコップ「やはりな。今どき脱出者などタイミングが良すぎるからな。ヤン提督もきな臭いと思ったんだろう。やつがお前さんのことを尋ねたときにごまかしていたからな。俺が注意を反らしておいたから、やつは気づいてないと思う。」
フレデリカ「シェーンコップ准将!」
シェーンコップ「いや、心配ない。任せてもらおう。」

ユリアンにバグダッシュがヤンを暗殺するつもりだと告げるシェーンコップ。
ユリアン「准将、どうなさるんです?」
シェーンコップ「クーデターが成功しようが、同盟がどうなろうが俺は構わんがね。ただ、こんなところでヤン・ウェンリーに死なれちゃ、今後の歴史の展開が面白くないからな。」


バグダッシュからの連絡を待つ、第11艦隊。しかし、既にシェーンコップに処理されていました。工作員なんか起きてるだけでみたいなセリフあったのでここじゃなかったですかね。
ヤン「バグダッシュはどうしてる?」
シェーンコップ「脱出の疲れが出たんじゃないですか?よく眠ってますよ。」
ヤン「何かやったのか?」
シェーンコップ「いや~、タンクベットの目盛りをちょっとね。ベットを睡眠モードにしておいただけですよ。第11艦隊が片付くまではね。」
ヤン「はぁ~、ご苦労さま。」


戦闘前にそれぞれ間逆な演説が行われます。2期でヤンが吊し上げられる原因の一つが確かこれでしたね。
士官はともかく、一般兵士はどんな心情だったのかなぁ、救国軍事会議の方は。命令にそのまま従った感じなんだろうか。
ルグランジュ『全将兵に告ぐ。救国軍事革命の成否、祖国の興廃はかかってこの一戦ある。各員は全身全霊をあげて自己の責任を全うし、もって祖国への献身を果たせ。この世でもっとも尊ぶべきは、献身と犠牲である。憎むべきは臆病と利己心である。全員の祖国愛と勇気に期待するや切である。』
ヤン『司令官のヤン・ウェンリーだ。みんなそのまま聞いて欲しい。まもなく戦いが始まる。碌でも無い戦いだが、それだけに勝たなくては意味がない。勝つための算段はしてあるから、無理をせず、気楽にやってくれ。かかっているのはたかだか国家の存亡だ。個人の自由と権利に比べれば大した価値のあるものじゃあない。それではみんな、そろそろ始めるとしようか。』



戦闘は、ヤン艦隊が敵の不意をついて側面から攻撃。敵を分断した上で、アッテンボローが片方を引き回している間に、もう片方を包囲して殲滅。手間取りはしますがヤン艦隊が勝利を収めます。これで救国軍事会議は宇宙での戦力をほぼ失います。


という訳で、さっそく裏切るバグダッシュ。
バグダッシュ「まったく、あなたさえいなければ全てうまくいったのに。余計なことをしてくださった。」
ヤン「で?その抗議をしに来たのかね?」
バグダッシュ「違います。こうなったら、あなたの下で使ってもらいたいと思いまして。」
ヤン「ほう~、転向するというのか。そう簡単に主義、主張を変えられるのかねぇ~。」
バグダッシュ「主義主張なんてものは生きるための方便です。このままではクーデターの失敗は時間の問題でしょう。勝ち目のない方の主義主張など、生きるためには邪魔なだけです。」
ヤン「ふぅ~、まあいいだろう。准将、任せるよ。」
シェーンコップ「そうですな。とりあえず、軟禁でもしておきましょうか。」
バグダッシュ「いや~、それはいいが食事に必ずワインをつけてくださいよ。」
ヤン「クーデターの失敗は時間の問題か……。」


一方、敗戦を知らされたハイネセンでは、民衆がスタジアムに集まって抗議活動をしていました。
クリスチアン大佐がそれを治めにいきます。結局、グリーンヒル大将はよくよく人を見る目に欠けていたということになるのですかね。


抗議活動はジェシカたちが主導して行われていました。クリスチアン大佐は平和的に治めるつもりはありませんでした。
ジェシカ「私たちは平和的な市民集会を開いているだけです。それをなぜあなた方は、武器を持って邪魔をするのですか?」
クリスチアン「秩序を回復するためだ!」
ジェシカ「秩序ですって?暴力によって秩序を乱したのは元々、あなた方、救国軍事会議の人たちではありませんか?いったい秩序とは何を指しておっしゃるのですか?」
クリスチアン「秩序の何たるかは我々が決定する。衆愚政治と化した同盟の社会を我々が正常化する。そのために必要なものが秩序なのだ。」
ジェシカ「傲慢な思い上がりだわ。」


武器を突きつけられても自分たちの主張の正しさを唱えられるのかと脅すクリスチアン大佐。ジェシカが正論で打ち負かし、大佐を追い詰めるのですが……。
クリスチアン「死ぬ覚悟もないのに、でかい口を叩きやがって!さあ、言ってみろ!平和は軍事力によってのみ保たれる。武器なき平和などありえないとな!言ってみろ!さあ、言え!」
ジェシカ「およしなさい!」
クリスチアン「何?」
ジェシカ「死ぬ覚悟があれば、どんなひどいことをやってもいいというの?信念さえあれば、どんなひどいことも、どんな愚かなこともやっていいというの?暴力によって自ら信じる正義を他人に強制する人間は後をたたないわ!銀河帝国を作ったルドルフも、そして大佐!あなたも!
あなたはルドルフの同類よ!それを自覚しなさい。そしている資格のない場所から出てお行き!」



文字通り実力行使にでるクリスチアン大佐。ジェシカを助けに入った群衆ともみ合いになり、小競り合いからスタジアム全体が暴動に発展。数では劣る救国軍事会議側が武器を使用して事態は最悪の展開に。
ジェシカも帰らぬ人に……。



一方、ヤン艦隊では暇だから仕事をくれとバグダッシュがヤンに交渉しにきます。自分には必要ないからとヤンは銃を渡しますが…。
横着な男が冷や汗かいてるじゃないかってセリフここじゃなかったですかね。
バグダッシュ「正直、暇を持て余してましてね。何か任務を与えてくれませんか。」
ヤン「慌てることはない。貴官には近々やってもらわねばならない仕事がある。それまではワインでも飲んで待っていてくれ。私の銃だ、貴官に預けておこう。私が持っていても役に立たないんでね。」
バグダッシュ「こりゃ、どうも……。ヤン提督!」
ヤン「貴官に銃を持たせたことは内密だ。ムライ少将などがうるさいからな。それだけ心得ておいてくれればいい。いずれ身分が確定したら正式に銃を供与する。」
バグダッシュ「ふん!ふっ、ふっ、ふっ……。あっ!おい!おい!そんな怖い顔しないでくれ、観ていたならわかるだろう?冗談だよ。」
ユリアン「一瞬でも本気にならなかったと言えますか?」
バグダッシュ「何?」
ユリアン「ヤン提督を殺せば歴史に名が残る!例え悪名でも。その誘惑にかられなかったと言えますか!」
バグダッシュ「……ヤン提督、なんとか言ってくださいよ。」
ユリアン「提督、僕はこの男を信用できません。簡単に味方を裏切るようでは、いつ提督を裏切らないとも限りません!」
ヤン「それだけでは殺す理由にならないぞ、ユリアン。」
ユリアン「理由はあります!捕虜の身でありながら提督の銃を奪い、暗殺しようとしました!」
ヤン「うん、そいつは大変だ。殺されても文句は言えんなぁ。」
バグダッシュ「そんなぁ~、提督~。」
ヤン「あっはっ、はっ、はっ。もういい、それくらいで許してやれ。バグダッシュも十分に肝が冷えたろう。」
ユリアン「でも!提督……。」
ヤン「いいんだ。それでは中佐、もう下がってよろしい。」
バグダッシュ「やれ、やれ。顔に似ず怖い坊やだ……。わかったよ!君の目がいつでも光ってるのを覚えておくよ!」
ユリアン「……提督。」
ヤン「あれでいいんだ。バグダッシュはちゃんとした計算のできる男だ。私が勝ち続ける限りは裏切ったりしないさ。それにお前にはなるべく人殺しはさせたくないよ。」


そんなヤンたちのもとにもハイネセンでのスタジアムの虐殺のニュースが届きました。
主催者でるジェシカの死も……。
ヤン艦隊は周辺の星系を平定して、一路ハイネセンへ向かいます。
今回はここまで。結局、救国軍事会議ってなんだったんですかね。それなりに主義主張とかあったのでしょうかって感じのオチとなりましたが。クリスチアン大佐とか。シェーンコップの言が正しくてグリーンヒル大将の元には碌な人材がいなかっただけなのか。理想に燃える青年将校的な何かというよりは単純に出世街道を外れた軍人のクーデターだったのかなぁ。
次回は帝国回になります。このエピソード、ノイエ版にもあったかな。コンラートのエピソードとかここで出さないと伏線にならないけど。

キルヒアイスは、ブラウンシュバイク公と袂を分かったリッテンハイム候を迎え撃ち、これを撃破する。
リッテンハイム候はガルミッシュ要塞に逃げ込むが……。
次回、銀河英雄伝説 第22話「勇気と忠誠」
銀河の歴史が、また1ページ……。

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・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第3話「亡命者たち」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第4話「流血の四月」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光2 第5話「危険な男」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光2 第6話「混戦始末記」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光2 第7話「初夏、風強し」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光2 第8話「伯爵家後継候補」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第9話「パーティーの夜」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第10話「真実は時の娘」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第11話「第六次イゼルローン攻防戦」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第12話「千億の星、ひとつの野心」
・銀河英雄伝説外伝 第三次ティアマト会戦 前編
・銀河英雄伝説外伝 第三次ティアマト会戦 後編
・銀河英雄伝説外伝 汚名 Kap.I
・銀河英雄伝説外伝 汚名 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 汚名 Kap.III
・銀河英雄伝説外伝 汚名 Kap.IV
・銀河英雄伝説外伝 わが征くは星の大海
・銀河英雄伝説外伝 新たなる戦いの序曲
・銀河英雄伝説 第1期 第1話「永遠の夜の中で」
・銀河英雄伝説 第1期 第2話「アスターテ会戦」
・銀河英雄伝説 第1期 第3話「第十三艦隊誕生」
・銀河英雄伝説 第1期 第4話「帝国の残照」
・銀河英雄伝説 第1期 第5話「カストロプ動乱」
・銀河英雄伝説 第1期 第6話「薔薇の騎士」
・銀河英雄伝説 第1期 第7話「イゼルローン攻略!」
・銀河英雄伝説 第1期 第8話「冷徹なる義眼」
・銀河英雄伝説 第1期 第9話「クロプシュトック事件」
・銀河英雄伝説 第1期 第10話「ジェシカの戦い」
・銀河英雄伝説 第1期 第11話「女優退場」
・銀河英雄伝説 第1期 第12話「帝国領侵攻」
・銀河英雄伝説 第1期 第13話「愁雨来たりなば…」
・銀河英雄伝説 第1期 第14話「辺境の開放」
・銀河英雄伝説 第1期 第15話「アムリッツァ星域会戦」
・銀河英雄伝説 第1期 第16話「新たなる潮流」
・銀河英雄伝説 第1期 第17話「嵐の前」
・銀河英雄伝説 第1期 第18話「リップシュタットの密約」
・銀河英雄伝説 第1期 第19話「ヤン艦隊出動」
・銀河英雄伝説 第1期 第20話「流血の宇宙」
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第二章
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第三章
・ラインの虜囚
・月蝕島の魔物 (Victorian Horror Adventures)
・髑髏城の花嫁 (Victorian Horror Adventures 2)
・水晶宮の死神 (Victorian Horror Adventures 3)
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・アルスラーン戦記〈1〉王都炎上
・アルスラーン戦記〈2〉王子二人
・アルスラーン戦記〈3〉落日悲歌
・アルスラーン戦記〈4〉汗血公路
・アルスラーン戦記〈5〉征馬孤影
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