小説:本と鍵の季節
本と鍵の季節 を読みました。米澤穂信さんの小説になります。文庫版で出たので買って読んでみました。出たの先月だったかなぁ少し時間がたっちゃいました。
図書委員の高校生男子2人組コンビの日常ミステリーな短編になります。ホームズとワトソン(きちんと読んだこと無いけど)みたいなコンビというよりは、どちらも活躍する感じでしょうか。
・913
図書委員だった先輩に頼まれて、おじいさんが残した金庫の鍵をあけることになった二人。主人公の堀川は、金庫の番号がどこに隠されていたのかを見つけるのですが、相棒の松倉はちょっと状況の異常さに気づいていて……というお話。
これはちょっと予想外なオチでした。少し最後の話への伏線にもなっているのかも。
・ロックオンロッカー
友達を紹介して一緒に来店したら値引きしてれる美容院のチケットがあったので、二人で髪を切りに行くことにした堀川と松倉。しかし、店長の何気ない注意からお話は意外な方向に……というお話。
これはオチはわかったけど、(頭でも説明はあったけど)関わらずに終わるのが少し意外ではあったかも。お金って意味では最後の話につながる部分もあるのかな?この話は本は絡まなかったですかね。
・金曜に彼は何をしたのか
図書委員の後輩のお兄さんが、試験の答案用紙を盗みに入ったと疑いをかけられて、弟の依頼を受けて堀川と松倉のコンビで冤罪の証拠を見つけるみたいなお話。
オチは完全に予想外でした。堀川がワトソン的な立ち位置なのかと思ったけど、案外切れ者でした。オチにはたどり着けなかったけど。この話も最後の話につながるといえば、繋がりますね。最後の書き下ろしたらしいけど、構想自体はあったのかな?
・ない本
自殺した3年生が最後に読んでいた本が知りたいと図書室に尋ねてきた先輩がいて、二人でその小説がなんだったのかを探すのに協力するお話。図書館戦争を思い出したら、同じ理由で教えられませんでしたね。私の頃は本に貸し出し簿みたいなのがついてた頃だし(今はプライバシーもあるからそんなの無いんでしょうか?)、あんまり気にしたことなかったかなぁ。高校の時、図書委員をやってたことあった気がしたけど。ただ、貸し出し、返却とかやった覚えが全然ないです。
こちらもオチはわかりませんでした。堀川も松倉も頭は回るけど、人間性的な部分では対極ではないけど、違いがあって浮き彫りになる感じですね。
・昔話を聞かせておくれよ
お互いに昔話を聞かせる流れになって、昔松倉のお父さんが隠したお金を探すことに。
堀川の機転もあって、新しいヒントが見つかるのですが……。
オチは次の話に続きます。読んでて違和感はありますね、6年経ってるということで、現存するのかなぁという辺りが。車も部屋も含めて。
・友よ知るなかれ
前の話のオチですね。隠したお金を探す件からは手を引いた堀川ですが、気になったことがあって図書館を尋ねます。
ミスリードがあったのもあるけど、そういう風につながるとは思いませんでした。
面白いコンビ、シリーズになりそうなお話だったけど、こういう終わり方だと続きは無理そうなんですかね。
と思ったら、最後の解説で続刊が出るって書いてありますね。まず、単行本で出るのかなぁ。

本と鍵の季節 (集英社文庫) - 米澤穂信
・春期限定いちごタルト事件
・夏季限定トロピカルパフェ事件
・秋期限定栗きんとん事件〈上〉
・秋期限定栗きんとん事件 下
・巴里マカロンの謎
・儚い羊たちの祝宴
・さよなら妖精
・氷菓
・愚者のエンドロール
・クドリャフカの順番
・遠まわりする雛
・ふたりの距離の概算
・いまさら翼といわれても
・折れた竜骨 上
・折れた竜骨 下
・世界堂書店
・リカーシブル
・ボトルネック
・インシテミル
・米澤穂信と古典部
・真実の10メートル手前
図書委員の高校生男子2人組コンビの日常ミステリーな短編になります。ホームズとワトソン(きちんと読んだこと無いけど)みたいなコンビというよりは、どちらも活躍する感じでしょうか。
・913
図書委員だった先輩に頼まれて、おじいさんが残した金庫の鍵をあけることになった二人。主人公の堀川は、金庫の番号がどこに隠されていたのかを見つけるのですが、相棒の松倉はちょっと状況の異常さに気づいていて……というお話。
これはちょっと予想外なオチでした。少し最後の話への伏線にもなっているのかも。
・ロックオンロッカー
友達を紹介して一緒に来店したら値引きしてれる美容院のチケットがあったので、二人で髪を切りに行くことにした堀川と松倉。しかし、店長の何気ない注意からお話は意外な方向に……というお話。
これはオチはわかったけど、(頭でも説明はあったけど)関わらずに終わるのが少し意外ではあったかも。お金って意味では最後の話につながる部分もあるのかな?この話は本は絡まなかったですかね。
・金曜に彼は何をしたのか
図書委員の後輩のお兄さんが、試験の答案用紙を盗みに入ったと疑いをかけられて、弟の依頼を受けて堀川と松倉のコンビで冤罪の証拠を見つけるみたいなお話。
オチは完全に予想外でした。堀川がワトソン的な立ち位置なのかと思ったけど、案外切れ者でした。オチにはたどり着けなかったけど。この話も最後の話につながるといえば、繋がりますね。最後の書き下ろしたらしいけど、構想自体はあったのかな?
・ない本
自殺した3年生が最後に読んでいた本が知りたいと図書室に尋ねてきた先輩がいて、二人でその小説がなんだったのかを探すのに協力するお話。図書館戦争を思い出したら、同じ理由で教えられませんでしたね。私の頃は本に貸し出し簿みたいなのがついてた頃だし(今はプライバシーもあるからそんなの無いんでしょうか?)、あんまり気にしたことなかったかなぁ。高校の時、図書委員をやってたことあった気がしたけど。ただ、貸し出し、返却とかやった覚えが全然ないです。
こちらもオチはわかりませんでした。堀川も松倉も頭は回るけど、人間性的な部分では対極ではないけど、違いがあって浮き彫りになる感じですね。
・昔話を聞かせておくれよ
お互いに昔話を聞かせる流れになって、昔松倉のお父さんが隠したお金を探すことに。
堀川の機転もあって、新しいヒントが見つかるのですが……。
オチは次の話に続きます。読んでて違和感はありますね、6年経ってるということで、現存するのかなぁという辺りが。車も部屋も含めて。
・友よ知るなかれ
前の話のオチですね。隠したお金を探す件からは手を引いた堀川ですが、気になったことがあって図書館を尋ねます。
ミスリードがあったのもあるけど、そういう風につながるとは思いませんでした。
面白いコンビ、シリーズになりそうなお話だったけど、こういう終わり方だと続きは無理そうなんですかね。
と思ったら、最後の解説で続刊が出るって書いてありますね。まず、単行本で出るのかなぁ。

本と鍵の季節 (集英社文庫) - 米澤穂信
・春期限定いちごタルト事件
・夏季限定トロピカルパフェ事件
・秋期限定栗きんとん事件〈上〉
・秋期限定栗きんとん事件 下
・巴里マカロンの謎
・儚い羊たちの祝宴
・さよなら妖精
・氷菓
・愚者のエンドロール
・クドリャフカの順番
・遠まわりする雛
・ふたりの距離の概算
・いまさら翼といわれても
・折れた竜骨 上
・折れた竜骨 下
・世界堂書店
・リカーシブル
・ボトルネック
・インシテミル
・米澤穂信と古典部
・真実の10メートル手前
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