銀河英雄伝説 第2期 第30話「失われたもの」
銀河英雄伝説 第2期 第30話「失われたもの」を観ました。旧OVA版になります。
2期は結構展開ゆっくりなんですね。イゼルローン要塞の攻略戦のあとは、皇帝のあれこれあって、ラグナロックになだれ込む感じなんですかね。小説で3巻分くらいあったような気がしましたが。(1期は2巻分)
お話は、フェザーンは帝国への謀略の実行メンバーを集め、同盟はヤンが査問会に呼ばれてイゼルローンからハイネセンへ、帝国はガイエスブルグ要塞のワープ実験に成功していざイゼルローン要塞攻略へというところまで。
まずは帝国、ヒルダの従兄弟キュンメル男爵から。体が弱く病弱なキュンメル男爵は、複数の能力に秀でている人物に憧れていて、ヒルダに請うて芸術提督メックリンガーを連れてきてもらい歓談します。これは後々に続く伏線ですね。歓談自体は興奮したハインリッヒが体調を崩して終了となります。
メックリンガー「いや、それが私は本当は嫌々軍人になったのですよ。平民の出ですから好きな芸事で身を立てるというわけにはいきませんでしたからなぁ。」
ハインリッヒ「それでは、芸術家としての実績をあげられたからには軍をおやめになられるのですか?」
ヒルダ「ハインリッヒ、失礼ですよ。」
メックリンガー「いや、構いません。それにしばらくは辞めんでしょう。軍にあればこそ鑑賞できる芸術に出会いましたからなぁ。」
ハインリッヒ「そういうものがあるのですか?」
メックリンガー「ええ、ローエングラム公ラインハルトという生ける芸術が。ああ、いや、これは私のほうが失礼な言いようでしたかな。」
ヒルダ「いえ、まさにそうですわね。あの方はその存在すべたが芸術的といっていいかもしれませんわ。」
ハインリッヒ「ああ、この体がもっと自由になったら……。」
ガイエスブルグ要塞の初回ワープ実験の成功を知らされたラインハルト。今度の作戦に否定的なヒルダと午後の紅茶を楽しみます。フェザーン側の伏線になる話ですね。
ヒルダ「閣下、国家にしろ組織にしろ、人間の集団が結束するにはどうしても必要なものがあります。」
ラインハルト「それは?」
ヒルダ「敵ですわ。」
ラインハルト「それは心理だな。だが、だからこそ私は同盟との戦いを続ける。それでも反対だと?」
ヒルダ「閣下にはおわかりでございます。閣下と閣下を支持する民衆にとって必要な敵とは自由惑星同盟ではなく、ゴールデンバウム王朝であると。」
ラインハルト「皇帝はまだ7歳だ。何の実権もない。」
ヒルダ「当人の年齢や器量はこの際問題ではありません。エルウィン・ヨーゼフ2世がゴールデンバウム王朝の当主であり、旧勢力を糾合できる象徴となりえます。」
ラインハルト「旧勢力が団結したとて、既に我らの敵とはなるまい。それに私は幼児殺害者として後世に汚名を残すは嫌だ。皇帝は殺さぬ。」
ヒルダ「ご立派でいらっしゃいます。」
ラインハルト「だが、あなたが言うように私には敵が必要だ。私の取るべき道は一つなのだ。」
イゼルローン要塞では、ヤンにハイネセンへ出頭するように命令が届きました。
ヤン「呼び出しを受けたよ。ハイネセンまで出頭しろとさ。」
フレデリカ「何事でしょうか。」
ヤン「査問会に出るようにだと。どうも私の記憶にはないんだが、こいつはどういうしろものか知っているかい?大尉。」
フレデリカ「軍法会議はともかく、査問会などどいうものは同盟憲章にも同盟軍基本法にも規定はありません。」
ヤン「超法規的存在というやつかなぁ。」
フレデリカ「つまり恣意的なもので、法的根拠を持たないというものですわ。」
ヤン「とは言っても国防委員長が私に出頭命令を出すのは立派に法的根拠を持つからね。行かざるをえないよ。虚栄と背徳の宮古ハイネセンにね。」
その知らせはフェザーンにも届きました。自分から饒舌に話(他人のことはよくわかるらしい)を振っといて打ち切るルビンスキー。もうこの時点で気づいてるってことですかね。
ルビンスキー「査問会か?軍法会議ではないのだな?」
ルパート「軍法会議であれば開くのに正式な告発も必要としますし、被告には弁護人もつけなくてはなりません。疑惑と憶測に基づいて精神的リンチを加えるためには、より効果的な手段でしょう。」
ルビンスキー「現在の同盟の権力者たちに相応しいやり方だな。口では民主主義を唱えながら、事実上、法律や規則を無視し空洞化させてゆく。姑息で、しかも危険なやり方だ。権力者自らが法を尊重しないのだから社会全体の規範が緩むばかりだ。」
ルパート「だとしてもそれは、彼らが解決すべき問題です。私達が心配してやる必要はないでしょう。力量なくして遺産を継いたものは相応の試練を受けるべきです。耐えられなければ滅びるだけのこと。何もゴールデンバウム王朝に限りますまい。」
ルビンスキー「補佐官。ここで哲学を語る前に我々はやるべきことが多い。第一、例の計画の盟主にレムシャイド伯を担ぎ出すのはいいとして実行者を誰にするかだ。それをまず済ませてもらおうか。」
ルパート「失礼しました。それについて只今人選を進めております。数日中にはご報告できるかと……。」
一方、イゼルローン要塞ではヤンの出頭に対して最小限の人員で行くことを決めます。ユリアンも置いていくと。シェーンコップを連れていくわけにも行かないので警備に一人任命します。
シェーンコップ「やつがいいか……。一人適任者がいます。ルイ・マシュンゴ中尉。普段は大人しいやつなんですが、怒れば首都に残ってるやわな連中なら片手で一個小隊は片付けるでしょうね。」
ヤン「君より強いか?」
シェーンコップ「私なら一個中隊です。」
ヤン&キャゼルヌ「はぁ~……。」「やれやれ……。」
シェーンコップ「ところで、グリーンヒル大尉は連れておいでになるんですかな?」
ヤン「副官を連れて行かなくってどうするんだ?」
シェーンコップ「ごもっともですが、大尉を連れて行ってユリアンを残すのでは坊やが。焼くでしょうな。」
射撃室でユリアンに絡むシェーンコップ。ユリアンにやり込められます。
シェーンコップ「グリーンヒル大尉が物好きにもヤン提督に気があるのは分かってるんだが、提督の方はどうなんだ?」
ユリアン「さあ。何しろ、人に心を知られるのが嫌いな方ですから……。」
シェーンコップ「その割には見え透いたところがあるがな。頭はいいが、気質は単純で善良だから個人レベルでは何かと甘くなるというわけだ。」
ユリアン「誰でも人のことはよくわかるものなんですね。」
シェーンコップ「おい、どういう意味だ?」
ユリアン「あは、僕夕食の支度をしなくちゃなりませんから……。失礼します。提督の好きなアイリッシュシチューを作って差し上げないと。」
シェーンコップ「マメなのもいいがせっかくの才能をシチュー作りなんかですりつぶすなよ。」
計画の進捗を報告にラインハルトの元を訪れるケンプ。必勝を誓うケンプにラインハルトは一晩家族とともに過ごすように勧めます。
出発の朝、家族との別れの時……。
ケンプ「当たり前だ。帰ってくるさ。俺がこれまで戦場に出て帰ってこなかったことがあるか?」
帝国に向けた謀略の実行犯としてルパートが選んだのはシューマッハとランズベルク伯でした。
権力争いに興味のないシューマッハは断ろうとしますが、元々公平な交渉事をする気はないルパートに無理やり巻き込まれることに。
ランズベルク伯は自作の高尚な文学を出版社に貶されて傷心のところを、ほいほいお立てられて自ら積極的に参加します。
ルパート「まあ、落ち着いて聞いてください。ここを開墾すれば作物はできるでしょう。ですが悲しいかな、作物は市場で売らなければ意味がない。……聡明な大佐ならおわりでしょう?」
シューマッハ「……それがフェザーンのやり方というわけですか?」
ルパート「そうです。これがフェザーンのやり方です。必要とあらば権道も用います。軽蔑なさって結構!だたし、勝者に対する敗者の軽蔑ほど虚しいものはないと思いますがね。」
シューマッハ「勝っている間は、そう思えるでしょうな。……それで?私にどうしろというんです?ローエングラム公の暗殺でもせよと?」
ルパート「フェザーンは流血を好みません。平和こそが繁栄に続く道ですから。」
シューマッハ『果たして成功するのか……。いや、成功したとして、それが何になるのだ。平和と進歩へ至る道に障害物を築くだけではないのか……。』
今回の出兵に反対の双璧。ラインハルトたちを初めて見たときを回想して、キルヒアイスが還らぬ人となったことに思いを馳せます。
ミッターマイヤー「シャフトやケンプはともかくとしてだ。俺にはローエングラム公の方が気がかりなのだ。キルヒアイス亡き後、どうもお人が変わられたような気がしてな……。どこがどうとは言えんが……。」
ロイエンタール「失うべからざるものを失ったのち、人は変わらざるをえんのだろうよ……。」
ミッターマイヤー「まさしく虎であったというわけだ。」
ロイエンタール「いや。」
ミッターマイヤー「うん?」
ロイエンタール「あの方は言わば、獅子だ。」
ミッターマイヤー「なるほど百獣の王か。」
ロイエンタール「だが、キルヒアイスの力もあれほどとは流石に気づかなかったかったがな。」
ミッターマイヤー「そのキルヒアイスが生きていれば……。今回の出兵、きっとローエングラム公をお諌めしただろうな。」
ロイエンタール「ジークフリート・キルヒアイスが生きていれば、か……。」
ガイエスブルグ要塞のワープ実験は成功し、正式にイゼルローン要塞作戦の実行が決定しました。
作戦の前に、ガイエスブルグ要塞のキルヒアイスが命を落とした部屋を訪れるラインハルト。
キルヒアイス『……ラインハルト様、宇宙を手にお入れください……。それとアンネローゼ様にお伝え下さい、ジークは昔の誓いを守ったと……。』
ラインハルト「そうだキルヒアイス。お前は誓いを守った。だから俺もお前に対する誓いを守る。どんなことをしてでも宇宙を手に入れる。そして、姉上を迎えに行く。だが、俺は寒いのだキルヒアイス。お前と姉上のいない宇宙は暖かい光が欠けている。12年前のあの頃に戻れたら、そしてもう一度やり直せたら……。俺にとって世界はもっと明るく暖かいものでありうるだろうか。キルヒアイス!」
ドアの向こうに取り残されたヒルダたち。
ヒルダ『ローエングラム公は死者にしか心をお開きにならないというの。それではあまりに寂しい。何のために旧帝国を滅ぼし、宇宙を支配しようとしているの。いけない、このままでは。いけない!』
今回はここまで。次から査問会とイゼルローン要塞の攻略戦(要塞対要塞)になるのかな?
国防委員会の呼び出しを受けて首都星ハイネセンに戻ったヤンは、フレデリカらと引き離され一人、査問にかけられる身となった。
次回、銀河英雄伝説 第31話「査問会」
銀河の歴史が、また1ページ……。
銀河英雄伝説 Blu-ray BOX スタンダードエディション 2 - 堀川亮, 広中雅志, 勝生真沙子, 潘恵子, 森功至, 若本規夫, 塩沢兼人, 富山敬, 郷田ほづみ, 石黒昇
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2期は結構展開ゆっくりなんですね。イゼルローン要塞の攻略戦のあとは、皇帝のあれこれあって、ラグナロックになだれ込む感じなんですかね。小説で3巻分くらいあったような気がしましたが。(1期は2巻分)
お話は、フェザーンは帝国への謀略の実行メンバーを集め、同盟はヤンが査問会に呼ばれてイゼルローンからハイネセンへ、帝国はガイエスブルグ要塞のワープ実験に成功していざイゼルローン要塞攻略へというところまで。
まずは帝国、ヒルダの従兄弟キュンメル男爵から。体が弱く病弱なキュンメル男爵は、複数の能力に秀でている人物に憧れていて、ヒルダに請うて芸術提督メックリンガーを連れてきてもらい歓談します。これは後々に続く伏線ですね。歓談自体は興奮したハインリッヒが体調を崩して終了となります。
メックリンガー「いや、それが私は本当は嫌々軍人になったのですよ。平民の出ですから好きな芸事で身を立てるというわけにはいきませんでしたからなぁ。」
ハインリッヒ「それでは、芸術家としての実績をあげられたからには軍をおやめになられるのですか?」
ヒルダ「ハインリッヒ、失礼ですよ。」
メックリンガー「いや、構いません。それにしばらくは辞めんでしょう。軍にあればこそ鑑賞できる芸術に出会いましたからなぁ。」
ハインリッヒ「そういうものがあるのですか?」
メックリンガー「ええ、ローエングラム公ラインハルトという生ける芸術が。ああ、いや、これは私のほうが失礼な言いようでしたかな。」
ヒルダ「いえ、まさにそうですわね。あの方はその存在すべたが芸術的といっていいかもしれませんわ。」
ハインリッヒ「ああ、この体がもっと自由になったら……。」
ガイエスブルグ要塞の初回ワープ実験の成功を知らされたラインハルト。今度の作戦に否定的なヒルダと午後の紅茶を楽しみます。フェザーン側の伏線になる話ですね。
ヒルダ「閣下、国家にしろ組織にしろ、人間の集団が結束するにはどうしても必要なものがあります。」
ラインハルト「それは?」
ヒルダ「敵ですわ。」
ラインハルト「それは心理だな。だが、だからこそ私は同盟との戦いを続ける。それでも反対だと?」
ヒルダ「閣下にはおわかりでございます。閣下と閣下を支持する民衆にとって必要な敵とは自由惑星同盟ではなく、ゴールデンバウム王朝であると。」
ラインハルト「皇帝はまだ7歳だ。何の実権もない。」
ヒルダ「当人の年齢や器量はこの際問題ではありません。エルウィン・ヨーゼフ2世がゴールデンバウム王朝の当主であり、旧勢力を糾合できる象徴となりえます。」
ラインハルト「旧勢力が団結したとて、既に我らの敵とはなるまい。それに私は幼児殺害者として後世に汚名を残すは嫌だ。皇帝は殺さぬ。」
ヒルダ「ご立派でいらっしゃいます。」
ラインハルト「だが、あなたが言うように私には敵が必要だ。私の取るべき道は一つなのだ。」
イゼルローン要塞では、ヤンにハイネセンへ出頭するように命令が届きました。
ヤン「呼び出しを受けたよ。ハイネセンまで出頭しろとさ。」
フレデリカ「何事でしょうか。」
ヤン「査問会に出るようにだと。どうも私の記憶にはないんだが、こいつはどういうしろものか知っているかい?大尉。」
フレデリカ「軍法会議はともかく、査問会などどいうものは同盟憲章にも同盟軍基本法にも規定はありません。」
ヤン「超法規的存在というやつかなぁ。」
フレデリカ「つまり恣意的なもので、法的根拠を持たないというものですわ。」
ヤン「とは言っても国防委員長が私に出頭命令を出すのは立派に法的根拠を持つからね。行かざるをえないよ。虚栄と背徳の宮古ハイネセンにね。」
その知らせはフェザーンにも届きました。自分から饒舌に話(他人のことはよくわかるらしい)を振っといて打ち切るルビンスキー。もうこの時点で気づいてるってことですかね。
ルビンスキー「査問会か?軍法会議ではないのだな?」
ルパート「軍法会議であれば開くのに正式な告発も必要としますし、被告には弁護人もつけなくてはなりません。疑惑と憶測に基づいて精神的リンチを加えるためには、より効果的な手段でしょう。」
ルビンスキー「現在の同盟の権力者たちに相応しいやり方だな。口では民主主義を唱えながら、事実上、法律や規則を無視し空洞化させてゆく。姑息で、しかも危険なやり方だ。権力者自らが法を尊重しないのだから社会全体の規範が緩むばかりだ。」
ルパート「だとしてもそれは、彼らが解決すべき問題です。私達が心配してやる必要はないでしょう。力量なくして遺産を継いたものは相応の試練を受けるべきです。耐えられなければ滅びるだけのこと。何もゴールデンバウム王朝に限りますまい。」
ルビンスキー「補佐官。ここで哲学を語る前に我々はやるべきことが多い。第一、例の計画の盟主にレムシャイド伯を担ぎ出すのはいいとして実行者を誰にするかだ。それをまず済ませてもらおうか。」
ルパート「失礼しました。それについて只今人選を進めております。数日中にはご報告できるかと……。」
一方、イゼルローン要塞ではヤンの出頭に対して最小限の人員で行くことを決めます。ユリアンも置いていくと。シェーンコップを連れていくわけにも行かないので警備に一人任命します。
シェーンコップ「やつがいいか……。一人適任者がいます。ルイ・マシュンゴ中尉。普段は大人しいやつなんですが、怒れば首都に残ってるやわな連中なら片手で一個小隊は片付けるでしょうね。」
ヤン「君より強いか?」
シェーンコップ「私なら一個中隊です。」
ヤン&キャゼルヌ「はぁ~……。」「やれやれ……。」
シェーンコップ「ところで、グリーンヒル大尉は連れておいでになるんですかな?」
ヤン「副官を連れて行かなくってどうするんだ?」
シェーンコップ「ごもっともですが、大尉を連れて行ってユリアンを残すのでは坊やが。焼くでしょうな。」
射撃室でユリアンに絡むシェーンコップ。ユリアンにやり込められます。
シェーンコップ「グリーンヒル大尉が物好きにもヤン提督に気があるのは分かってるんだが、提督の方はどうなんだ?」
ユリアン「さあ。何しろ、人に心を知られるのが嫌いな方ですから……。」
シェーンコップ「その割には見え透いたところがあるがな。頭はいいが、気質は単純で善良だから個人レベルでは何かと甘くなるというわけだ。」
ユリアン「誰でも人のことはよくわかるものなんですね。」
シェーンコップ「おい、どういう意味だ?」
ユリアン「あは、僕夕食の支度をしなくちゃなりませんから……。失礼します。提督の好きなアイリッシュシチューを作って差し上げないと。」
シェーンコップ「マメなのもいいがせっかくの才能をシチュー作りなんかですりつぶすなよ。」
計画の進捗を報告にラインハルトの元を訪れるケンプ。必勝を誓うケンプにラインハルトは一晩家族とともに過ごすように勧めます。
出発の朝、家族との別れの時……。
ケンプ「当たり前だ。帰ってくるさ。俺がこれまで戦場に出て帰ってこなかったことがあるか?」
帝国に向けた謀略の実行犯としてルパートが選んだのはシューマッハとランズベルク伯でした。
権力争いに興味のないシューマッハは断ろうとしますが、元々公平な交渉事をする気はないルパートに無理やり巻き込まれることに。
ランズベルク伯は自作の高尚な文学を出版社に貶されて傷心のところを、ほいほいお立てられて自ら積極的に参加します。
ルパート「まあ、落ち着いて聞いてください。ここを開墾すれば作物はできるでしょう。ですが悲しいかな、作物は市場で売らなければ意味がない。……聡明な大佐ならおわりでしょう?」
シューマッハ「……それがフェザーンのやり方というわけですか?」
ルパート「そうです。これがフェザーンのやり方です。必要とあらば権道も用います。軽蔑なさって結構!だたし、勝者に対する敗者の軽蔑ほど虚しいものはないと思いますがね。」
シューマッハ「勝っている間は、そう思えるでしょうな。……それで?私にどうしろというんです?ローエングラム公の暗殺でもせよと?」
ルパート「フェザーンは流血を好みません。平和こそが繁栄に続く道ですから。」
シューマッハ『果たして成功するのか……。いや、成功したとして、それが何になるのだ。平和と進歩へ至る道に障害物を築くだけではないのか……。』
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ロイエンタール「失うべからざるものを失ったのち、人は変わらざるをえんのだろうよ……。」
ミッターマイヤー「まさしく虎であったというわけだ。」
ロイエンタール「いや。」
ミッターマイヤー「うん?」
ロイエンタール「あの方は言わば、獅子だ。」
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ロイエンタール「だが、キルヒアイスの力もあれほどとは流石に気づかなかったかったがな。」
ミッターマイヤー「そのキルヒアイスが生きていれば……。今回の出兵、きっとローエングラム公をお諌めしただろうな。」
ロイエンタール「ジークフリート・キルヒアイスが生きていれば、か……。」
ガイエスブルグ要塞のワープ実験は成功し、正式にイゼルローン要塞作戦の実行が決定しました。
作戦の前に、ガイエスブルグ要塞のキルヒアイスが命を落とした部屋を訪れるラインハルト。
キルヒアイス『……ラインハルト様、宇宙を手にお入れください……。それとアンネローゼ様にお伝え下さい、ジークは昔の誓いを守ったと……。』
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今回はここまで。次から査問会とイゼルローン要塞の攻略戦(要塞対要塞)になるのかな?
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銀河英雄伝説 Blu-ray BOX スタンダードエディション 2 - 堀川亮, 広中雅志, 勝生真沙子, 潘恵子, 森功至, 若本規夫, 塩沢兼人, 富山敬, 郷田ほづみ, 石黒昇
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・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮3 第9話「捕虜と人質」
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・銀河英雄伝説 第1期 第20話「流血の宇宙」
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・銀河英雄伝説 第1期 第24話「誰がための勝利」
・銀河英雄伝説 第1期 第25話「運命の前日」
・銀河英雄伝説 第1期 第26話「さらば、遠き日」
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・銀河英雄伝説 第2期 第29話「細い一本の糸」
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第二章
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第三章
・ラインの虜囚
・月蝕島の魔物 (Victorian Horror Adventures)
・髑髏城の花嫁 (Victorian Horror Adventures 2)
・水晶宮の死神 (Victorian Horror Adventures 3)
・蘭陵王
・アルスラーン戦記〈1〉王都炎上
・アルスラーン戦記〈2〉王子二人
・アルスラーン戦記〈3〉落日悲歌
・アルスラーン戦記〈4〉汗血公路
・アルスラーン戦記〈5〉征馬孤影
・アルスラーン戦記〈6〉風塵乱舞
・アルスラーン戦記〈7〉王都奪還
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・タイタニア〈1〉疾風篇
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