銀河英雄伝説第2期第44話「フェザーン占領」: あああ

2021年10月06日

銀河英雄伝説第2期第44話「フェザーン占領」

銀河英雄伝説第2期第44話「フェザーン占領」を見ました。旧OVA版になります。

イゼルローン方面への援軍が帝都オーディンを出発しましたが、その目的地はフェザーン回廊でした。
ミッターマイヤーによって占領されるフェザーン。ルビンスキーと同盟の駐在武官は取り逃しましたが、同盟領の航路図は手に入れてラインハルトを迎えます。フェザーンに降り立ったラインハルトは兵士たちからマインカイザーの連呼で迎え入れられるのでしたというお話。

オーディンを発ったミッターマイヤー。その途上で目的地がフェザーン回廊であることを兵士たちに告げます。歓呼で迎える兵士たち。

ミッターマイヤー「しかし、我々はフェザーン回廊を制圧することによって圧倒的に有利な立場を手にすることができる。卿らの善戦に期待するところ大である。」

フェザーン回廊に殺到する帝国軍を前にうろたえるフェザーンの管制局。弁務官事務所の連中は帝国に寝返ってました（ボルテック）。

管制官「それにしてもこんな事態になるまで、どうしてわからなかったんだ！？」
チーフ「帝国の駐在弁務官事務所の連中はいったい何をやっていたんだ！」

自治領主の私邸では親子の対決が。ルビンスキーの首を取ろうとしたルパートでしたが、ルビンスキーの方が一枚上手でした。宗介じゃないけど、獲物を前に舌なめずりは不要でしたね。成功したとしても殺されてたかもですが。

ルビンスキー「だからお前は甘いというのだ。ドミニクがお前の味方だと本当に信じていのか？」
ルパート「あの売女！」

帝国の占領作戦がスタート。主なターゲットは、自治領主、同盟の弁務官事務所、航路局。同盟領の航路データが狙いです。

騒ぎの中、走って弁務官事務所に戻ったユリアンとマシュンゴ。同盟のデータを消すようにヴィオラ大佐へ要請を出します。責任を取りたくたい大佐がごねるので仕方なく勝手に消去することに。

自治領主の方も同盟の弁務官事務所も帝国の手が伸びますが、どちらももぬけの殻でした。データを手に入れることは出来ず。
ユリアンは足手まといのヴィオラ大佐の面倒もみることに。船を雇って同盟領に逃げ込む算段です。側にいるのがヤンだったら……と嘆くところですね。

ヴィオラ「しかし、そう上手くいくかな。君が考えているように……。」
ユリアン「帰らなくては……。本来いるべき場所に……。」

しかし、マリネスクと出会うことができたユリアンたち。あいにくコーネフ船長はハイネセンに飛ばされていませんが。
船は用意できるので、船長を探さねばいけないということで、ヴィオラの財布から前金を支払います。
ユリアンには年齢に似合わない責任がのしかかります。

マシュンゴ「少尉、こんな状況で信用するからには裏切られたら殺すくらいの覚悟が必要ですよ。どうです？その点は。」
ユリアン「いずれにしても、ヤン提督の元に帰るためなら、どんなことでもしてみせるさ。」

そんなこんなで第2陣のミュラーが到着。統治の方はまあまあうまくいきましたが、ルビンスキーを取り逃がしたのが懸念材料です。ラインハルトとしてはボルテックを捨て石にするつもりですが。

ミュラー「何かご懸念が？」
ミッターマイヤー「フェザーンの連中も意表をつかれて、今は言わば虚脱状態だろうがいずれ沸騰する奴らが出てくるだろう。特に自治領主のルビンスキーを取り逃してしまったからな。やつがそうした反動分子を組織化するようなことがあれば、いささかまずいことになるかもしれん。」
ミュラー「フェザーン人の反感や反発はローエングラム公のご計算には織り込み済みでしょう。」
ミッターマイヤー「違いない。だが、何にしても戦わぬとは、肩がこることさ。」

俺たちこそ自由の民だ！皇帝なんぞいらん！と演説をぶってみせるウィロック。マリネスクはユリアンたちを逃がすための船の船長に白羽の矢を立てます。

マリネスク「いい演説だったぜ、ウィロック。」
ウィロック「なんだ、マリネスクじゃないか。脅かすな。珍しく顔を見せたのはなんの魂胆だ？」
マリネスク「お前さんに仕事を持ってきた。多分、演説より船を動かすほうが好きだと思ってな。」
ウィロック「よし！乗った！」
マリネスク「呆れたな、仕事の内容も聞かずに引き受けるのか？」
ウィロック「こんなところで燻っているくらいなら、悪魔の依頼だって受けてやるさ！あんたは多分、悪魔よりはマシだろう？」

そして、ラインハルトがフェザーンに到着。我が皇帝と兵士たちが歓呼で迎え入れます。
ミッターマイヤーから報告を受けます。

ラインハルト「完璧にとはなかなか行かぬものだ。卿に出来なかったとあれば、他の何人にも不可能であったろう、謝罪には及ばぬ。」
ミッターマイヤー「はっ！」
ラインハルト「同盟の弁務官などどうでもよいし、コンピュータの件も宇宙航路局のデータが入手出来ている以上、致命的な失敗にはならんだろう。……だが、ルビンスキーの件はいささか気になるな。」
ミッターマイヤー「御意！」
ラインハルト「どう思う？フロイライン・マリーンドルフ。ルビンスキーの思惑を。」
ヒルダ「現時点での敗北を認めたのだと思います。ただし、所詮ボルテック弁務官ではフェザーンは治められないと見越しているのでしょう。彼が失敗したときに、再び自分の出番があると思っているのですわ。閣下とフェザーン市民と、どちらの側に望まれるとしても。」
ラインハルト「そんなところだろうな。ただ……。」
ヒルダ「何かお気になることでも？」
ラインハルト「特にどうというのではないが……。ルビンスキーにしても、ボルテックにしても何かまだ隠していることがあるような気がしてならん。裏に何があるのか……。」