銀河英雄伝説 第2期 第49話「闇が深くなるのは…」
銀河英雄伝説 第2期 第49話「闇が深くなるのは…」を見ました。旧OVA版になります。
DVDのケース裏の説明だと「闇が深くなるのは」で「…」がないなぁ。本編の次回予告には付いてたけど。
これから始まる戦いの繋ぎ回みたいな感じですね。同盟の方がメインで、帝国側はラインハルトが体調を崩してちょっと全体の方向性が出せずな感じで次へ続きます。
ハイネセンに戻ったヤンは元帥に昇進。32歳での元帥は死後のアッシュビーを超えるスピードです。
ヤン「返上するほど無欲にもなれないからもらっておくが、今更大してありがたくもないな。ま、ビュコック長官のおすそ分けと思うことにしようかな。」
フレデリカ「よろしいんじゃありませんか、退役した後の年金の額も違いますから。」
シェーンコップ「貰えれば、ですがね。」
勤労意欲に目覚めたアイランズと会談をもつヤン。トリューニヒトは地球教の隠れ家にトンズラこいでるのかな。
ヤンもアイランズの覚醒に気を使って、今回唯一の逆転の芽を説明します。
政争レベルの話になってやっとアイランズも理解します。
アイランズ「勝つと約束してほしい、などと言うのは愚かな願いだろうな。」
ヤン「いや、約束して勝てるものならいくらでも約束したいのですが……。」
アイランズ「まったくだ、つまらんことを言った。忘れてもらえればありがたい。どんな形であるにせよ、元帥を拘束しようとは思わんから。」
ヤン「今回、戦術レベルでの勝利によって戦略レベルの劣勢を覆せるとすれば方法は、ただ一つです。
その方法とは、ラインハルト・フォン・ローエングラム公を戦場で斃すことです。」
アイランズ「うん？」
ヤン「ローエングラム公は独身ですが、私の狙いはそこなんです。」
アイランズ「うん？」
ヤン「つまり、ローエングラム公が死んでも彼に妻子、特に後継者になる男子が居た場合、部下たちはその子を擁してローエングラム王朝を続けていくことができます。ですが、彼は独身です。彼が死ねばローエングラム体制はそこで終わりです。彼の部下たちの忠誠心と団結は、求心力を失って、空中分解をせざるを得ません。彼らは誰のために戦うかを問い直すために、帝国に帰還し、恐らく後継者の座を巡って激しく対立するでしょう。」
アイランズ「そうか！まさに元帥の言う通りだ！ローエングラム公という恒星があってこそ、他の惑星は輝くのだからな。確かに彼が死ねば帝国軍は空中分解し、同盟は救われる。」
ヤン「彼らをなんらかの方法で分散させ、各個撃破を続けていけば、英気と覇気に富むローエングラム公のことです。私を討伐するために自ら出馬してくるでしょう。その機会を作らねばなりません。それが唯一の勝機です。」
帝国軍では、イゼルローン要塞をルッツに任せたロイエンタールとレンネンカンプが合流し、大勢力に。ただ、本国との補給線が伸びてそこは懸念材料です。
一方、フェザーンを脱出し、帝国の駆逐艦を奪取して帰還したユリアンも昇進が決まりました。
ヤンよりはスポークマンとしては一歩上手です。
ユリアン「僕の、いや、私の使用した戦術は今後も同盟軍が侵略者と戦うに際して極めて有効であると信じます。従ってその内容について詳しく説明することはできません。どうかご容赦ください。」
再会を喜ぶヤンとユリアン。
ヤン「元帥になったら年金も上がることだし、再会を祝して外に食事に行くか。」
ユリアン「お供します！それにしても、あくまで年金にこだわるんですね。」
ヤン「当然だろう、せっかくの年金も同盟政府が存続しないことにはもらいようがない。従って私は、老後の安定のために帝国軍と戦うわけだ。首尾一貫、立派なものさ。」
ユリアン「いずれにしても、元帥への昇進、おめでとうございます。」
ヤン「私の元帥なんかより、お前の中尉のほうがずっと立派だよ。よく無事で戻ってきたな、本当によくやった。背も伸びたし、もう立派な一人前だな。」
ユリアン「いえ、僕はまだ半人前のひよっこです。色々と教えていただかなくては困ります。」
ヤン「教えることなど何もないと思うがなぁ。それどころかこっちが教わりたい。帝国軍の駆逐艦をどんな魔法で乗っ取ったんだ？軍事機密とは言っても、わたしになら教えてくれるんだろう？」
ユリアン「！？見てらしたんですか、さっきのテレビ……。嫌だなぁ、からかわないでください。提督がイゼルローン要塞を奪取なさったときの方法を応用しただけですよ。」
ヤン「う～ん、応用か……。特許を取っておくべきだったかな。年金＋特許料で私の老後も益々……。」
ユリアン「それ、全然冗談に聞こえませんよ。」
情報交換をする二人、イゼルローン要塞へ残した罠もユリアンには打ち明けられます。フェザーンで行われた親子の闘争の話も。デグスビイってルパートの末路まで知ってたのかな？というかヤンってルパートのこと知ってたんですかね。
ヤン「それにしても、その司教。フェザーンの支配層の内情にそれほど精通しているとは……。地球教はトリューニヒトとも浅からぬ関係があるようだ。」
ユリアン「そうです。デグスビイは死ぬ前に言い残しました。全ての事象の源泉は地球教にある。過去と現在の裏の事情を知りたかったら地球を探れと。」
ヤン「地球に全てがねぇ。」
ユリアン「彼はこうも言いました。地球に対する恩義と負債を人類は忘れてはならないと。」
ヤン「ああ、それは正論だ。ただ、正しい認識が正しい行動に結びつくとは限らない。ユリアン？我々の文明は7千年ばかり前に地球という小さな惑星の一角から始まった。」
ユリアン「オリエント、でしたっけ？」
ヤン「だが、その地球の上でさえ、政治や経済や文化の中心は絶えず移り変わった。人類が宇宙に進出した以上、その中心が地球から離れることは仕方のないことだ。」
ユリアン「ええ。」
ヤン「未だに戦争一つやめられないような我々は、精神的にはオリエント文明の頃と比べて大して進歩していないのかもしれない。だが、手足が伸びてしまえば、揺りかごには戻れない。それと同様、人類も今更地球を政治の中心にすることはできないし、もし地球教が陰謀によってそれをなそうとしているのなら、それは悪質な反動というしかない。」
ユリアン「そうですね。」
ヤン「だが、だとしても今の我々には打つべき手がないが。」
ユリアン「では、地球教のことは放おっておくのですか？」
ヤン「いや、放置しておくこともできまい。そうだ！バグダッシュに調査させよう。あの男は戦闘より、その種のことが得意なはずだからな。」
帝国では軍議が続きますが、ラインハルトも不調で結論がでません。
帰り道、ヤンとユリアンの会話は続きます。ここは流石にヤンも偽善というかちょっと綺麗事過ぎますかね。
ヤン「ローエングラム公を斃すことは同盟にとっては有益だ。だが、人類全体にとってはどうだろう。帝国の民衆にとっては、明らかにマイナスだ。強力な改革の指導者を失い、悪くすれば内乱だ。民衆はまたその犠牲になる。ひどい話しさ、そうまでして同盟の目先の安泰を求めなきゃならんのかな……。」
ユリアン「でも、そんな点までかまってられないでしょう。帝国のことは帝国に任せるしかないと思いますけど……。」
ヤン「ユリアン。戦っている相手国の民衆なんてどうなってもいいという考え方だけはしないでくれ。」
ユリアン「……すみません。」
ヤン「いや、謝ることはないさ。ただ、国家という視点だけで物事を見ると視野が狭くなる。前にも言ったが、国家なんてものは便宜上の手段にしか過ぎないんだ。だからできるだけ敵味方に拘らない考え方をしてほしいんだ。お前には。」
ユリアン「はい。そうしたいと思います。」
ユン「これから先、まあ色々と大変だが、『闇が深くなるのは、夜が明ける直前であればこそ』というからな。」
ユリアン「国父アーレ・ハイネセンの名言ですね。アルタイル星系から天然ドライアイスの船で脱出して、1万光年の長征に出かけるときに同志を励ましたんでしょ。「
ヤン「と、言われているが真偽の程はどうかね。革命家や政治運動指導者だったら誰が言ってもよさそうなセリフさ。だが、国父ハイネセンが言ったとなると無名人が言ったというよりありがたみが出るのさ。神格化、偶像化、そんなものをアーレ・ハイネセンが望んでいたはずがないんだ。」
結局、発熱でしばらく休むことになったラインハルト。この時はただの発熱なのかと思いましたが……。
敗残兵をまとめた部隊はモートン、カールセンが率いてヤン艦隊に組み込まれます。承認は降りていませんが、そこら辺の事後処理のため、ビュコック提督、チェンは居残りです。
メルカッツ提督もヤンの元で戦うことを選びます。
レムシャイド「同盟軍に合流するなどと、体裁の良いことを言うが、まさか卿まで！私を見捨てるとは思わなかったぞ！」
メルカッツ「小官がここにいてもなんのお役にも立てんでしょう。伯爵閣下のためにも皇帝陛下の御為にも、むしろヤン提督に協力して、ローエングラム公を打倒するのに最後の活路を見出したいのです。閣下にはそのための行動の許可を頂きたいと思っているのですが。」
レムシャイド「皇帝陛下の御為にも、か……。」
レオポルドとランズベルク伯は皇帝を見守るためにハイネセンに残ります。
レオポルド「それに……取らなければならんからな。こんなところまで連れてきてしまった責任は。」
親も医者で本人も医者を目指しているというエミールに医者になったら自分の軍医にしようというラインハルト。
ラインハルト「案ずるな、エミール。能力が同じであれば、運が勝敗を左右する。私は自分自身の運の他に、友人からも運をもらったのだ。その友人は運だけでなく、命も、未来も私にくれた。私は二人分の運を背負っている。だからヤン・ウェンリーなどに負けはせぬ。案ずるな……。」
ラインハルト『そう、この前熱を出したのは7年前だった。あの時は幼年学校の寮でキルヒアイスが付きっきりで看病してくれたものだ。お前が生きていてくれたら、私はこんな苦労をせずに済むのだ。お前に遠征軍の総指揮をとってもらい、私は帝都で内政に専念していられる……。』
今回はここまで。ここからヤン艦隊の奮戦が始まります。
全然関係ないけど、2期って1期より話数多いんですね。OVAだし、放送するわけじゃないから予算があれば、1クール何話とか関係なかったのかな？
ラインハルトとの単独決戦に持ち込もうとするヤンは、帝国艦隊の各個撃破を図る。
そのヤンの策を逆用して、包囲網に誘いこもうとするラインハルト。二人の直接対決が迫る。
次回、銀河英雄伝説 第50話「連戦」
銀河の歴史が、また1ページ……。
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今更DVDのやつのっけてもアレなのでBlu-rayのです。
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DVDのケース裏の説明だと「闇が深くなるのは」で「…」がないなぁ。本編の次回予告には付いてたけど。
これから始まる戦いの繋ぎ回みたいな感じですね。同盟の方がメインで、帝国側はラインハルトが体調を崩してちょっと全体の方向性が出せずな感じで次へ続きます。
ハイネセンに戻ったヤンは元帥に昇進。32歳での元帥は死後のアッシュビーを超えるスピードです。
ヤン「返上するほど無欲にもなれないからもらっておくが、今更大してありがたくもないな。ま、ビュコック長官のおすそ分けと思うことにしようかな。」
フレデリカ「よろしいんじゃありませんか、退役した後の年金の額も違いますから。」
シェーンコップ「貰えれば、ですがね。」
勤労意欲に目覚めたアイランズと会談をもつヤン。トリューニヒトは地球教の隠れ家にトンズラこいでるのかな。
ヤンもアイランズの覚醒に気を使って、今回唯一の逆転の芽を説明します。
政争レベルの話になってやっとアイランズも理解します。
アイランズ「勝つと約束してほしい、などと言うのは愚かな願いだろうな。」
ヤン「いや、約束して勝てるものならいくらでも約束したいのですが……。」
アイランズ「まったくだ、つまらんことを言った。忘れてもらえればありがたい。どんな形であるにせよ、元帥を拘束しようとは思わんから。」
ヤン「今回、戦術レベルでの勝利によって戦略レベルの劣勢を覆せるとすれば方法は、ただ一つです。
その方法とは、ラインハルト・フォン・ローエングラム公を戦場で斃すことです。」
アイランズ「うん？」
ヤン「ローエングラム公は独身ですが、私の狙いはそこなんです。」
アイランズ「うん？」
ヤン「つまり、ローエングラム公が死んでも彼に妻子、特に後継者になる男子が居た場合、部下たちはその子を擁してローエングラム王朝を続けていくことができます。ですが、彼は独身です。彼が死ねばローエングラム体制はそこで終わりです。彼の部下たちの忠誠心と団結は、求心力を失って、空中分解をせざるを得ません。彼らは誰のために戦うかを問い直すために、帝国に帰還し、恐らく後継者の座を巡って激しく対立するでしょう。」
アイランズ「そうか！まさに元帥の言う通りだ！ローエングラム公という恒星があってこそ、他の惑星は輝くのだからな。確かに彼が死ねば帝国軍は空中分解し、同盟は救われる。」
ヤン「彼らをなんらかの方法で分散させ、各個撃破を続けていけば、英気と覇気に富むローエングラム公のことです。私を討伐するために自ら出馬してくるでしょう。その機会を作らねばなりません。それが唯一の勝機です。」
帝国軍では、イゼルローン要塞をルッツに任せたロイエンタールとレンネンカンプが合流し、大勢力に。ただ、本国との補給線が伸びてそこは懸念材料です。
一方、フェザーンを脱出し、帝国の駆逐艦を奪取して帰還したユリアンも昇進が決まりました。
ヤンよりはスポークマンとしては一歩上手です。
ユリアン「僕の、いや、私の使用した戦術は今後も同盟軍が侵略者と戦うに際して極めて有効であると信じます。従ってその内容について詳しく説明することはできません。どうかご容赦ください。」
再会を喜ぶヤンとユリアン。
ヤン「元帥になったら年金も上がることだし、再会を祝して外に食事に行くか。」
ユリアン「お供します！それにしても、あくまで年金にこだわるんですね。」
ヤン「当然だろう、せっかくの年金も同盟政府が存続しないことにはもらいようがない。従って私は、老後の安定のために帝国軍と戦うわけだ。首尾一貫、立派なものさ。」
ユリアン「いずれにしても、元帥への昇進、おめでとうございます。」
ヤン「私の元帥なんかより、お前の中尉のほうがずっと立派だよ。よく無事で戻ってきたな、本当によくやった。背も伸びたし、もう立派な一人前だな。」
ユリアン「いえ、僕はまだ半人前のひよっこです。色々と教えていただかなくては困ります。」
ヤン「教えることなど何もないと思うがなぁ。それどころかこっちが教わりたい。帝国軍の駆逐艦をどんな魔法で乗っ取ったんだ？軍事機密とは言っても、わたしになら教えてくれるんだろう？」
ユリアン「！？見てらしたんですか、さっきのテレビ……。嫌だなぁ、からかわないでください。提督がイゼルローン要塞を奪取なさったときの方法を応用しただけですよ。」
ヤン「う～ん、応用か……。特許を取っておくべきだったかな。年金＋特許料で私の老後も益々……。」
ユリアン「それ、全然冗談に聞こえませんよ。」
情報交換をする二人、イゼルローン要塞へ残した罠もユリアンには打ち明けられます。フェザーンで行われた親子の闘争の話も。デグスビイってルパートの末路まで知ってたのかな？というかヤンってルパートのこと知ってたんですかね。
ヤン「それにしても、その司教。フェザーンの支配層の内情にそれほど精通しているとは……。地球教はトリューニヒトとも浅からぬ関係があるようだ。」
ユリアン「そうです。デグスビイは死ぬ前に言い残しました。全ての事象の源泉は地球教にある。過去と現在の裏の事情を知りたかったら地球を探れと。」
ヤン「地球に全てがねぇ。」
ユリアン「彼はこうも言いました。地球に対する恩義と負債を人類は忘れてはならないと。」
ヤン「ああ、それは正論だ。ただ、正しい認識が正しい行動に結びつくとは限らない。ユリアン？我々の文明は7千年ばかり前に地球という小さな惑星の一角から始まった。」
ユリアン「オリエント、でしたっけ？」
ヤン「だが、その地球の上でさえ、政治や経済や文化の中心は絶えず移り変わった。人類が宇宙に進出した以上、その中心が地球から離れることは仕方のないことだ。」
ユリアン「ええ。」
ヤン「未だに戦争一つやめられないような我々は、精神的にはオリエント文明の頃と比べて大して進歩していないのかもしれない。だが、手足が伸びてしまえば、揺りかごには戻れない。それと同様、人類も今更地球を政治の中心にすることはできないし、もし地球教が陰謀によってそれをなそうとしているのなら、それは悪質な反動というしかない。」
ユリアン「そうですね。」
ヤン「だが、だとしても今の我々には打つべき手がないが。」
ユリアン「では、地球教のことは放おっておくのですか？」
ヤン「いや、放置しておくこともできまい。そうだ！バグダッシュに調査させよう。あの男は戦闘より、その種のことが得意なはずだからな。」
帝国では軍議が続きますが、ラインハルトも不調で結論がでません。
帰り道、ヤンとユリアンの会話は続きます。ここは流石にヤンも偽善というかちょっと綺麗事過ぎますかね。
ヤン「ローエングラム公を斃すことは同盟にとっては有益だ。だが、人類全体にとってはどうだろう。帝国の民衆にとっては、明らかにマイナスだ。強力な改革の指導者を失い、悪くすれば内乱だ。民衆はまたその犠牲になる。ひどい話しさ、そうまでして同盟の目先の安泰を求めなきゃならんのかな……。」
ユリアン「でも、そんな点までかまってられないでしょう。帝国のことは帝国に任せるしかないと思いますけど……。」
ヤン「ユリアン。戦っている相手国の民衆なんてどうなってもいいという考え方だけはしないでくれ。」
ユリアン「……すみません。」
ヤン「いや、謝ることはないさ。ただ、国家という視点だけで物事を見ると視野が狭くなる。前にも言ったが、国家なんてものは便宜上の手段にしか過ぎないんだ。だからできるだけ敵味方に拘らない考え方をしてほしいんだ。お前には。」
ユリアン「はい。そうしたいと思います。」
ユン「これから先、まあ色々と大変だが、『闇が深くなるのは、夜が明ける直前であればこそ』というからな。」
ユリアン「国父アーレ・ハイネセンの名言ですね。アルタイル星系から天然ドライアイスの船で脱出して、1万光年の長征に出かけるときに同志を励ましたんでしょ。「
ヤン「と、言われているが真偽の程はどうかね。革命家や政治運動指導者だったら誰が言ってもよさそうなセリフさ。だが、国父ハイネセンが言ったとなると無名人が言ったというよりありがたみが出るのさ。神格化、偶像化、そんなものをアーレ・ハイネセンが望んでいたはずがないんだ。」
結局、発熱でしばらく休むことになったラインハルト。この時はただの発熱なのかと思いましたが……。
敗残兵をまとめた部隊はモートン、カールセンが率いてヤン艦隊に組み込まれます。承認は降りていませんが、そこら辺の事後処理のため、ビュコック提督、チェンは居残りです。
メルカッツ提督もヤンの元で戦うことを選びます。
レムシャイド「同盟軍に合流するなどと、体裁の良いことを言うが、まさか卿まで！私を見捨てるとは思わなかったぞ！」
メルカッツ「小官がここにいてもなんのお役にも立てんでしょう。伯爵閣下のためにも皇帝陛下の御為にも、むしろヤン提督に協力して、ローエングラム公を打倒するのに最後の活路を見出したいのです。閣下にはそのための行動の許可を頂きたいと思っているのですが。」
レムシャイド「皇帝陛下の御為にも、か……。」
レオポルドとランズベルク伯は皇帝を見守るためにハイネセンに残ります。
レオポルド「それに……取らなければならんからな。こんなところまで連れてきてしまった責任は。」
親も医者で本人も医者を目指しているというエミールに医者になったら自分の軍医にしようというラインハルト。
ラインハルト「案ずるな、エミール。能力が同じであれば、運が勝敗を左右する。私は自分自身の運の他に、友人からも運をもらったのだ。その友人は運だけでなく、命も、未来も私にくれた。私は二人分の運を背負っている。だからヤン・ウェンリーなどに負けはせぬ。案ずるな……。」
ラインハルト『そう、この前熱を出したのは7年前だった。あの時は幼年学校の寮でキルヒアイスが付きっきりで看病してくれたものだ。お前が生きていてくれたら、私はこんな苦労をせずに済むのだ。お前に遠征軍の総指揮をとってもらい、私は帝都で内政に専念していられる……。』
今回はここまで。ここからヤン艦隊の奮戦が始まります。
全然関係ないけど、2期って1期より話数多いんですね。OVAだし、放送するわけじゃないから予算があれば、1クール何話とか関係なかったのかな？
ラインハルトとの単独決戦に持ち込もうとするヤンは、帝国艦隊の各個撃破を図る。
そのヤンの策を逆用して、包囲網に誘いこもうとするラインハルト。二人の直接対決が迫る。
次回、銀河英雄伝説 第50話「連戦」
銀河の歴史が、また1ページ……。
銀河英雄伝説 Blu-ray BOX スタンダードエディション 2 - 堀川亮, 広中雅志, 勝生真沙子, 潘恵子, 森功至, 若本規夫, 塩沢兼人, 富山敬, 郷田ほづみ, 石黒昇
今更DVDのやつのっけてもアレなのでBlu-rayのです。
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮1 第1話「エル・ファシルの英雄」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮1 第2話「英雄の新しい仕事」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮1 第3話「英雄たちの横顔」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮1 第4話「過去へのささやかな旅」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮2 第5話「時の女神に愛された男 〜第二次ティアマト会戦記I〜」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮2 第6話「英雄の死 〜第二次ティアマト会戦記II〜」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮2 第7話「喪服と軍服の間」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮2 第8話「収容所惑星」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮3 第9話「捕虜と人質」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮3 第10話「顕微鏡サイズの反乱」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮3 第11話「エコニアの英雄」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮3 第12話「過去からの糸」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮4 第13話「ひとつの旅の終わり」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮4 第14話「出口をさがす旅」
・銀河英雄伝説外伝 白銀の谷 Kap.I
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・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第1話「ヴァンフリート星域の会戦」
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・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第3話「亡命者たち」
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・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光2 第7話「初夏、風強し」
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・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第9話「パーティーの夜」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第10話「真実は時の娘」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第11話「第六次イゼルローン攻防戦」
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・銀河英雄伝説外伝 新たなる戦いの序曲
・銀河英雄伝説 第1期 第1話「永遠の夜の中で」
・銀河英雄伝説 第1期 第2話「アスターテ会戦」
・銀河英雄伝説 第1期 第3話「第十三艦隊誕生」
・銀河英雄伝説 第1期 第4話「帝国の残照」
・銀河英雄伝説 第1期 第5話「カストロプ動乱」
・銀河英雄伝説 第1期 第6話「薔薇の騎士」
・銀河英雄伝説 第1期 第7話「イゼルローン攻略！」
・銀河英雄伝説 第1期 第8話「冷徹なる義眼」
・銀河英雄伝説 第1期 第9話「クロプシュトック事件」
・銀河英雄伝説 第1期 第10話「ジェシカの戦い」
・銀河英雄伝説 第1期 第11話「女優退場」
・銀河英雄伝説 第1期 第12話「帝国領侵攻」
・銀河英雄伝説 第1期 第13話「愁雨来たりなば…」
・銀河英雄伝説 第1期 第14話「辺境の開放」
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・銀河英雄伝説 第1期 第16話「新たなる潮流」
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・銀河英雄伝説 第1期 第20話「流血の宇宙」
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・銀河英雄伝説 第1期 第26話「さらば、遠き日」
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・銀河英雄伝説 第2期 第29話「細い一本の糸」
・銀河英雄伝説 第2期 第30話「失われたもの」
・銀河英雄伝説 第2期 第31話「査問会」
・銀河英雄伝説 第2期 第32話「武器なき戦い」
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・銀河英雄伝説 第2期 第34話「帰還」
・銀河英雄伝説 第2期 第35話「決意と野心と」
・銀河英雄伝説 第2期 第36話「雷鳴」
・銀河英雄伝説 第2期 第37話「幼帝誘拐」
・銀河英雄伝説 第2期 第38話「矢は放たれた」
・銀河英雄伝説 第2期 第39話「ひとつの旅立ち」
・銀河英雄伝説 第2期 第40話「ユリアンの旅・人類の旅」
・銀河英雄伝説 第2期 第41話「作戦名『神々の黄昏』」
・銀河英雄伝説 第2期 第42話「鎮魂曲への招待」
・銀河英雄伝説 第2期 第43話「ギャラルホルンは鳴った」
・銀河英雄伝説 第2期 第44話「フェザーン占領」
・銀河英雄伝説 第2期 第45話「寒波至る」
・銀河英雄伝説 第2期 第46話「ヤン提督の箱舟隊」
・銀河英雄伝説 第2期 第47話「自由の宇宙を求めて」
・銀河英雄伝説 第2期 第48話「双頭の蛇 ～ランテマリオの決戦～」
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第二章
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第三章
・銀河英雄伝説１ 黎明篇
・銀河英雄伝説２ 野望篇
・銀河英雄伝説３ 雌伏篇
・銀河英雄伝説４ 策謀篇
・ラインの虜囚
・月蝕島の魔物 (Victorian Horror Adventures)
・髑髏城の花嫁 (Victorian Horror Adventures 2)
・水晶宮の死神 (Victorian Horror Adventures 3)
・蘭陵王
・アルスラーン戦記〈1〉王都炎上
・アルスラーン戦記〈2〉王子二人
・アルスラーン戦記〈3〉落日悲歌
・アルスラーン戦記〈4〉汗血公路
・アルスラーン戦記〈5〉征馬孤影
・アルスラーン戦記〈6〉風塵乱舞
・アルスラーン戦記〈7〉王都奪還
・アルスラーン戦記〈8〉仮面兵団
・アルスラーン戦記〈9〉旌旗流転
・アルスラーン戦記〈10〉妖雲群行
・アルスラーン戦記読本
・アルスラーン戦記〈11〉魔軍襲来
・アルスラーン戦記〈12〉暗黒神殿
・アルスラーン戦記〈13〉蛇王再臨
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・薬師寺涼子の怪奇事件簿 白魔のクリスマス
・タイタニア〈1〉疾風篇
・タイタニア〈2〉暴風篇
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