銀河英雄伝説第2期第50話「連戦」: あああ

2021年10月21日

銀河英雄伝説第2期第50話「連戦」

銀河英雄伝説第2期第50話「連戦」を観ました。旧OVA版になります。

ヤンによる帝国軍の各個撃破が始まりました。ゲリラ戦法で同盟領内の基地を転々としながら、ゾンバルドの輸送艦隊、シュタインメッツ、レンネンカンプ艦隊を連戦で破り、更に同盟の物資を調達しに出たワーレン艦隊も罠にはめて撃破します。
これに対してラインハルトは各提督を同盟領各地に向かわせて自分を囮にし、ヤンを包囲殲滅する作戦を実行。ラインハルトを倒す唯一の機会を活かすべく、ヤンはラインハルトとの直接対決に挑みますというお話。

大艦隊で駐留することになって補給の重要性は増していました。自ら輸送部隊の護衛役を買って出たゾンバルドでしたが、油断しているところをヤン艦隊に殲滅されてしまいます。ゾンバルドは退場となります。

ラインハルト「補給路を狙うのは敵として当然の戦法である。わざわざその点を注意したにもかかわらず、また広言にもかかわらず油断から貴重な物資を損なうとは。弁解の余地なし！自らを裁け。」

ヤン艦隊の居場所を突き止めるためシュタインメッツが派遣されます。見つけ次第、全艦隊で殲滅するつもりのラインハルト。
しかし、これを待っていたヤンに捕捉されてしまいました。

ヤン「まあ、補給船団を覆滅させたこと自体は大成功だが、この成功はより苦しい戦いへの第一歩だからね……。勝てば、勝つほどよりやっかいな敵が出てくるわけだ。考えるとバカバカしくなってくるなぁ、まったく。……うん！？ところでユリアン？どうしてお前がここにいるんだ？」
ユリアン「え！？そ、それは……それは、つまり、その……。」
フレデリカ「それはつまりミンツ中尉はフェザーンで入手した情報をヤン提督の戦術決定の資料として提供する義務があるからですわ。」
ユリアン「そういうことです！」
ヤン「ふぅ、！？あれは、なんだ？」
フレデリカ「なんだって仰っても、あれはルイ・マシュンゴ少尉ですわ。」
ヤン「そいつはわかっている！なぜ、あいつまでこの艦に乗り込んでいるんだ？」
フレデリカ「無論！ユリアンがいるからでしょう？立派な護衛役ですわ。」
ヤン「みんな勝手に乗り込んできて！軍の規律をなんだと思ってるんだ……。不正規兵、イレギュラーズばかりじゃないか。」
キャゼルヌ「まったくだ。いつの間にか大所帯になってしまったからな。統制が大変だろう。」
ヤン「そういう要塞事務官がどうしてここにいるのかね？」
キャゼルヌ「そこは、それ。大変だろうと思えばこそ、放っとけはおけないだろう？後見人としては。」

シュタインメッツにわざと発見させたヤン艦隊はブラックホールを背に布陣します。
後ろには逃げられないためシュタインメッツは半包囲でこれに臨みブラックホールへ押し込もうとしますがこれはヤンの罠でした。薄くなったシュタインメッツ艦隊を中央突破したヤン艦隊は反転して背面展開し、逆にシュタインメッツ艦隊をブラックホールへと押し込みます。

シュタインメッツ「敵の陣形は防御のためではなかったのだ！我々はなまじ敵の陣形に合わせて半包囲しようとしたばかりにかえって中央部を薄くして敵の中央突破をしやすくしてしまったのだ！」
ナイゼバッハ「では、敵は初めからそのつもりで……。」
シュタインメッツ「我々は乗せられたのだ！」

ラインハルトはレンネンカンプにも出動を命令していまいた。シュタインメッツ艦隊を殲滅したヤンはそのまま逃走するつもりでしたが、指揮官がレンネンカンプとわかると作戦を変更。
先日ヤンに遅れをとっていたレンネンカンプはヤンの行動に対して慎重になっており、そこを逆用したヤンに手痛い反撃を喰らいます。

ユリアン「なぜ敵は攻勢を中断して撤退しようとしたのでしょう？あのまま押し続けていれば立場は逆だったでしょうに。」
ヤン「レンネンは先日、イゼルローン要塞の攻防で罠に誘い込まれて痛い目にあっているからね。こちらが殊更わざとらしく隙きを見せたら罠だと思って後退したくなるさ。」

ヒルダからの提案を受け入れてシュタインメッツとレンネンカンプは譴責で済ませるラインハルト。既にゾンバルドは処断してしまってるし、あまり厳罰が続くと兵が萎縮するし、全体の兵力も少なくなってしまうので。
補給の問題を解決するためにワーレンが同盟の軍需物資を調達する作戦を提案してきたので許可するラインハルト。しかし、これもヤンの罠にはまり撃退されてしまいました。わざと強奪させたコンテナに爆発物を仕込んでおきました。

オペレーター「ヘリウム爆発です！コンテナの中身は液体ヘリウムだった模様！敵艦隊来ます！」
ワーレン『全艦、最大船速で離脱！……してやられたわ！」

業を煮やしたラインハルト、自ら打って出る作戦を指示します。自らを囮にヤンを引き出し、反転包囲して殲滅する作戦です。

ラインハルト「期待しよう、だが、そろそろ私自身が出て埒を明けたいのでな。ロイエンタール！卿は艦隊を率いてリオ・ヴェルデ星域に赴き、そこの補給基地を攻略するとともに周辺航路を制圧せよ！……わかるな？これは擬態だ！他のものにもそれぞれ艦隊を率いて私の元から離れてもらう。私が孤立したとみれば、ヤン・ウェンリーも姿を見せるだろう。網を張ってそこを討つのだ！」