小説:君の名前の横顔

君の名前の横顔 を読みました。河野裕さんの小説になります。

少し不思議なお話でした。面白かったけど、あんまり理詰めで考えるような物語でもなかったのかも。少し不思議な系のお話なので。

シングルマザーの母親とその小学生の息子と父方の連れ子の大学生の息子の三人家族のお話。
小学生の息子の周りから物が無くなっていくのですが、そのことは息子にしか認識されていなくて……という状況からお話が進んでいきます。
大学生の息子の方は、小学生の方に寄り添う形で相談に乗って上げていましたが、母親の方は少し息子がおかしいのではないかと心配しだして、息子の方もそれに気を使って変なことを話さないようにするのですが、母親のほうが仕事で父親が見舞われた騒動と同じような状況に追い込まれていって……みたいな状況から一気に物語が進んでいきます。

母親と大学生の方の息子の視点が切り替わる感じでお話が進んでいって、その後に前述のお話を小学生の息子の視点からなぞって行って……みたいな感じで収束していく感じ。

結局、ジャバウォックが初めに消したものは名前だけということだったのかなぁ。ある種とばっちり食った有住の存在がかなり消失してたのに、キササゲの方が残っていてその後も追撃してくるというのはどういうカラクリだったのかなぁ。存在を消してしまったら自分も存在しなくなることになるから名前だけ消したということになるのかな?あんまり突っ込むのは野暮な話なのかもですが。

キササゲを横から読むと正解になるのかなぁと思って紙に書いて横にしたりしてみたいけど、そういうことじゃなくて(ググると)単純にそのもののことだったみたいですね。ネタバレされるまで有住が犯人なんだと誤読してました。実は家の事で揉めてた家の娘だったりするのかなぁと。

君の名前の横顔 - 河野裕
君の名前の横顔 - 河野裕

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