銀河英雄伝説 第2期 第52話「バーミリオンの死闘(後編)」
銀河英雄伝説 第2期 第52話「バーミリオンの死闘(後編)」を観ました。旧OVA版になります。
バーミリオン会戦の後半になります。
膠着状態を脱し、再編成を行って帝国軍に襲いかかる同盟軍でしたが、ラインハルトはこれに対して幾層もの防御陣を引き、同盟の疲労と消耗を誘う策に出ます。
これに対してヤンもラインハルトの心理をついて囮作戦を実行。引っかかった帝国軍は同盟軍に包囲されて絶体絶命のピンチにというところで、ミュラーの救援が到着。しかし、全体としては同盟の攻勢は続いて……というところで次回に続くとなります。
乱戦が続き、兵力の再編成を図る両軍。ヤンのぼやきは止まりません。
ヤン「無駄に兵力を消耗させてしまった、なんとまぁ不味い戦いをしたことか……。はぁ……、もっと兵力があればなぁ～。あと1万隻、いや5千隻、いやいや3千隻でいい……そうすれば！」
再編成を実行して速攻にかかる同盟軍。しかし、ラインハルトは策を用意していました。
オーベルシュタイン「同盟軍は速攻に転じました。」
ラインハルト「……迎撃せよ。」
速攻で帝国軍の防衛ラインを突破する同盟軍。しかし、突破すれど突破すれど次の帝国軍の防御陣が出現してきます。
ヤン「……薄すぎる。……すぐに次の敵が来るぞ！」
八つの防御陣を突破した同盟軍の前に九つ目の防御陣が出現。ラインハルトの意図を説明するユリアン。説明を聞いて感心するヤンでしたが、それは見抜いたユリアンに対してかラインハルトに対してか。
ヤン「この期に及んで前進を止めても得るものはなにもない。ローエングラム公の思惑が不気味ではあるが進むしかないだろう。」
ユリアン「閣下……。」
ヤン「なんだね？」
ユリアン「はい、閣下。ローエングラム公が何をしようとしているか、わかったような気がします。」
ヤン「表現は正確にすることだ。ローエングラム公が何を考えているかということと、何をやっているかということの間には1光年からの開きがある。」
ユリアン「はい。でも、この場合は1光秒も距離もないと思います。」
ヤン「言ってみなさい。」
ユリアン「ローエングラム公が狙っているのは、わが軍に消耗を強いることです。それも物心両面からです。殊更、1つの陣が突破されると、それを見計らったかのように次の陣が現れるのはそのためです。」
メルカッツ「その通り。」
ユリアン「彼らは前方からやって来るのではありません。それでしたらセンサーに補足されるはずですし、ローエングラム公が戦況を把握するのも難しくなります。
思うに、わが軍とローエングラム公の間には何者も存在しません。敵の兵力はむしろ、左右に、薄いカードのように配置されていると思います。つまり、彼らは左右からスライドして、わが軍の前方に現れてくるんです。これをなんとかすれば、ローエングラム公の本営を直撃できるのではないでしょうか。」
ヤン「なるほど……その通りだ。よく考えたものだな。」
艦載機の損耗もかなりの物になっていました。部下が大勢戦死して不機嫌なポプランでしたが……。
ポプラン「おい、お前さんたちの隊長はどうした？俺以上に不景気な面を見てやりたいんだがな。」
コールドウェル「……現在では小官がコーネフ戦隊の隊長代理を務めております、ポプラン中佐。」
ポプラン「……俺は今、回りくどい説明を聞く気になれんのだ。コーネフの野郎はどうした？」
コールドウェル「……戦死なさいました。」
ポプラン「何機がかりでやられた？」
コールドウェル「は？」
ポプラン「何機がかりでやられたかと聞いているんだ。イワン・コーネフが一騎打ちでやられるはずがない。帝国軍は何機がかりでコーネフを袋叩きにしたんだっ……！」
コールドウェル「……コーネフ隊長の戦死は、ドッグファイトの結果ではありません。巡航艦からの砲撃によるものです。」
ポプラン「……なるほどな。コーネフの野郎を片付けるのに巡航艦が必要だったか。だとしたら俺の時は戦艦が10隻は必要だな。フハハハハハッ、クゥッ！」
このままでは消耗戦になるため、策を練るヤン。
ヤン「ローエングラム公の戦術は、極端なまでの縦深陣によってわが軍の消耗を図ることになる。ミンツ中尉の指摘した通りだ。このまま前進するのは愚劣というものだが、停滞すれば時間を稼がれてやはり彼の術中に陥ることになるだろう。
従って、敵の重厚極まる布陣を如何に崩すか、唯一の勝機がそこにある。そこで、一旦後退して小惑星帯に潜り込む。」
ヤンの後退により戦況が変化します。
ラインハルト「敵が後退した？」
オーベルシュタイン「はい。80万キロほど後退して、小惑星帯の中に紛れ込みました。」
選択を迫られるラインハルト。本来なら時間を稼いでもいい局面のはずですが、本来の気質とは異なる待ち、守りの戦術が忍耐を強いており、その判断にも影響しました。
オペレーター「敵艦隊、動き出しました！わが軍から見て左翼方向に移動しつつあります。数、およそ1万！」
シュトライト「何を狙っているのでしょうか？」
ラインハルト「ヤン・ウェンリーがいたずらに兵力を分散するとは思えん。目的はこちらの兵力を散開させることにあるのだろうが……。問題は動いたのが敵の主力か否かだ。」
オーベルシュタイン「故意に見せつけるような動きからすると囮のようにも見えますが……案外それこそが主力部隊かもしれません。いずれにせよ、こちらの兵力を分散するのは愚策というものです。ご決断を閣下。」
ラインハルト「全軍を左翼方向に振り向けよ！囮と見せかけて実兵力を動かすのが敵の作戦と思われる。正面に立ちはだかって、やつらの鼻面を叩きのめせ！」
しかし、これはヤンの罠で小惑星を牽引したものでした。囮に引っかかった帝国軍に対して、同盟軍はラインハルトの本営を強襲。更に反転してラインハルトの本営を救いに戻る帝国軍に対して囮にした小惑星をぶつけて被害を拡大させます。
更に追撃してくる帝国軍に側面を突けさせたと見せかけて包囲網を敷き殲滅する同盟軍。ヤンの戦術が冴え渡り、ラインハルトの本営に近づいていきます。
ラインハルト『……勝ち続けて。……勝ち続けて、最後になって負けるのか。キルヒアイス……！俺はここまでしか来られない男だったのか。』
目前に同盟の艦艇が迫り、脱出を進めるシュトライト。しかし、我を張ったラインハルトは受け入れません。
シュトライト「閣下、既にシャトルの用意はできております。どうか、脱出のご決意を。」
ラインハルト「出過ぎた真似をするな！私は必要のないときに逃亡する戦法を誰からも学ばなかった。卑怯者が最後の勝利者になった例があるか！」
シュトライト「あえて申し上げます。ここで戦場を離脱なさっても、それは敗北を意味するものではありません。諸提督の艦隊を糾合なさり、改めて復讐戦を挑めばよろしいではありませんか。」
ラインハルト「ここでヤン・ウェンリーを恐れて逃げたとなれば、私に破れて死んだ者たちが何が宇宙の覇者かと、ヴァルハラや地獄で私を嘲笑することになるだろう。卿らは私を笑い者にしたいのか！」
キスリング「閣下、大切なお命を粗末になさいますな。どうか再起を期して脱出くださいますよう。」
あと一歩でブリュンヒルトに砲撃が届くというところで、ミュラーの救援が間に合いました。
ミュラー「砲撃の手を休めるな！このまま敵を押し返せ！……確認できたか！」
ドレウェンツ「はっ！総旗艦ブリュンヒルト健在です！」
ミュラー「間に合ったか……。我が艦隊は？」
オルラウ「強行軍にかなりの脱落者が出ております。現時点で到着したのは6割ほどです。」
ミュラー「構わん！敵との間に割り込んで、ローエングラム公をお守りするのだ！」
ミュラーが最初に戦場に戻れたのには少し事情がありました。分散して占領しにいった先の同盟基地が無抵抗で降伏。最初は、命惜しさと思われたものでしたが、民需要の物資しかない基地で、物資は民需用に利用するという条件での降伏でした。
反対する部下に殺されそうになったコクランでしたが、別の部下に救われる形に。
まあ、これで歴史が変わってたかも知れないですね。ここでの占領に要する予定だった時間が短縮されたため、ミュラーは戦場に速く着けたのでした。
この物語には続きがあるのですが、アニメでも描かれるのかな？
コクラン「ここに集積された物資は全て民需用のものだ。支配者や政治体制がどう変わろうと民間人の生活を破壊するわけにはいかない。帝国軍はここの物資をあくまで民需用に供することとの条件を飲んだ。ならばここで無用の血を流すことはあるまい。」
反対派の兵士「納得できません！」「利敵行為だ！」「そうだ！」「力づくでもやめさせる。」
賛成派の兵士「貴官たちは司令のお気持ちがわからんのか！」
反対派の兵士「売国奴が……！」
ミュラーの救援により意図を挫かれた同盟軍。しかし、ミュラー艦隊も全艦船が到着したわけではなくヤンの攻勢は続きます。
パトリチェフ「疾風ウォルフではないのか！」
ヤン「こいつはとんだ権威主義に陥っていたかな……。ミュラーを計算に入れていなかったとは……。」
アッテンボロー「一個艦隊の加勢がついて逃げ出すほど、うちの司令官は負けっぷりは良くないはずだがなぁ……。ミラクル・ヤンのお手並みをまた拝見したいものだ。」
同盟も物資が底を付きかけており、わざと包囲網を解いて脱出する艦艇と救援に来るミュラー艦隊が入り乱れたところを集中砲火で砲撃します。
カルナップ「脱出！」
ミュラー「味方を救出しろ！突入！」
ヤン「砲撃せよ。なるべく正確に、効率的にだ。」
ここでミュラーが本領を発揮。ラインハルトととは異なり、何度も旗艦を乗り換えて戦い続けます。
ミュラー「では、他の艦に司令部を移す。最も近い距離にいる艦はどれだ？」
しかし、ミュラーの勇戦も再び戦線を再構築したヤンの手腕には及ばず。ブリュンヒルトをその射程に収めようしたところで次回へ続くとなります。
バーミリオン星系で両軍が死闘を繰り広げている頃、ラインハルトの不利を悟ったヒルダが一つの策を胸にミッターマイヤーの元に向かっていた……。その策とは？
次回、銀河英雄伝説 第53話「急転」
銀河の歴史が、また1ページ……。
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バーミリオン会戦の後半になります。
膠着状態を脱し、再編成を行って帝国軍に襲いかかる同盟軍でしたが、ラインハルトはこれに対して幾層もの防御陣を引き、同盟の疲労と消耗を誘う策に出ます。
これに対してヤンもラインハルトの心理をついて囮作戦を実行。引っかかった帝国軍は同盟軍に包囲されて絶体絶命のピンチにというところで、ミュラーの救援が到着。しかし、全体としては同盟の攻勢は続いて……というところで次回に続くとなります。
乱戦が続き、兵力の再編成を図る両軍。ヤンのぼやきは止まりません。
ヤン「無駄に兵力を消耗させてしまった、なんとまぁ不味い戦いをしたことか……。はぁ……、もっと兵力があればなぁ～。あと1万隻、いや5千隻、いやいや3千隻でいい……そうすれば！」
再編成を実行して速攻にかかる同盟軍。しかし、ラインハルトは策を用意していました。
オーベルシュタイン「同盟軍は速攻に転じました。」
ラインハルト「……迎撃せよ。」
速攻で帝国軍の防衛ラインを突破する同盟軍。しかし、突破すれど突破すれど次の帝国軍の防御陣が出現してきます。
ヤン「……薄すぎる。……すぐに次の敵が来るぞ！」
八つの防御陣を突破した同盟軍の前に九つ目の防御陣が出現。ラインハルトの意図を説明するユリアン。説明を聞いて感心するヤンでしたが、それは見抜いたユリアンに対してかラインハルトに対してか。
ヤン「この期に及んで前進を止めても得るものはなにもない。ローエングラム公の思惑が不気味ではあるが進むしかないだろう。」
ユリアン「閣下……。」
ヤン「なんだね？」
ユリアン「はい、閣下。ローエングラム公が何をしようとしているか、わかったような気がします。」
ヤン「表現は正確にすることだ。ローエングラム公が何を考えているかということと、何をやっているかということの間には1光年からの開きがある。」
ユリアン「はい。でも、この場合は1光秒も距離もないと思います。」
ヤン「言ってみなさい。」
ユリアン「ローエングラム公が狙っているのは、わが軍に消耗を強いることです。それも物心両面からです。殊更、1つの陣が突破されると、それを見計らったかのように次の陣が現れるのはそのためです。」
メルカッツ「その通り。」
ユリアン「彼らは前方からやって来るのではありません。それでしたらセンサーに補足されるはずですし、ローエングラム公が戦況を把握するのも難しくなります。
思うに、わが軍とローエングラム公の間には何者も存在しません。敵の兵力はむしろ、左右に、薄いカードのように配置されていると思います。つまり、彼らは左右からスライドして、わが軍の前方に現れてくるんです。これをなんとかすれば、ローエングラム公の本営を直撃できるのではないでしょうか。」
ヤン「なるほど……その通りだ。よく考えたものだな。」
艦載機の損耗もかなりの物になっていました。部下が大勢戦死して不機嫌なポプランでしたが……。
ポプラン「おい、お前さんたちの隊長はどうした？俺以上に不景気な面を見てやりたいんだがな。」
コールドウェル「……現在では小官がコーネフ戦隊の隊長代理を務めております、ポプラン中佐。」
ポプラン「……俺は今、回りくどい説明を聞く気になれんのだ。コーネフの野郎はどうした？」
コールドウェル「……戦死なさいました。」
ポプラン「何機がかりでやられた？」
コールドウェル「は？」
ポプラン「何機がかりでやられたかと聞いているんだ。イワン・コーネフが一騎打ちでやられるはずがない。帝国軍は何機がかりでコーネフを袋叩きにしたんだっ……！」
コールドウェル「……コーネフ隊長の戦死は、ドッグファイトの結果ではありません。巡航艦からの砲撃によるものです。」
ポプラン「……なるほどな。コーネフの野郎を片付けるのに巡航艦が必要だったか。だとしたら俺の時は戦艦が10隻は必要だな。フハハハハハッ、クゥッ！」
このままでは消耗戦になるため、策を練るヤン。
ヤン「ローエングラム公の戦術は、極端なまでの縦深陣によってわが軍の消耗を図ることになる。ミンツ中尉の指摘した通りだ。このまま前進するのは愚劣というものだが、停滞すれば時間を稼がれてやはり彼の術中に陥ることになるだろう。
従って、敵の重厚極まる布陣を如何に崩すか、唯一の勝機がそこにある。そこで、一旦後退して小惑星帯に潜り込む。」
ヤンの後退により戦況が変化します。
ラインハルト「敵が後退した？」
オーベルシュタイン「はい。80万キロほど後退して、小惑星帯の中に紛れ込みました。」
選択を迫られるラインハルト。本来なら時間を稼いでもいい局面のはずですが、本来の気質とは異なる待ち、守りの戦術が忍耐を強いており、その判断にも影響しました。
オペレーター「敵艦隊、動き出しました！わが軍から見て左翼方向に移動しつつあります。数、およそ1万！」
シュトライト「何を狙っているのでしょうか？」
ラインハルト「ヤン・ウェンリーがいたずらに兵力を分散するとは思えん。目的はこちらの兵力を散開させることにあるのだろうが……。問題は動いたのが敵の主力か否かだ。」
オーベルシュタイン「故意に見せつけるような動きからすると囮のようにも見えますが……案外それこそが主力部隊かもしれません。いずれにせよ、こちらの兵力を分散するのは愚策というものです。ご決断を閣下。」
ラインハルト「全軍を左翼方向に振り向けよ！囮と見せかけて実兵力を動かすのが敵の作戦と思われる。正面に立ちはだかって、やつらの鼻面を叩きのめせ！」
しかし、これはヤンの罠で小惑星を牽引したものでした。囮に引っかかった帝国軍に対して、同盟軍はラインハルトの本営を強襲。更に反転してラインハルトの本営を救いに戻る帝国軍に対して囮にした小惑星をぶつけて被害を拡大させます。
更に追撃してくる帝国軍に側面を突けさせたと見せかけて包囲網を敷き殲滅する同盟軍。ヤンの戦術が冴え渡り、ラインハルトの本営に近づいていきます。
ラインハルト『……勝ち続けて。……勝ち続けて、最後になって負けるのか。キルヒアイス……！俺はここまでしか来られない男だったのか。』
目前に同盟の艦艇が迫り、脱出を進めるシュトライト。しかし、我を張ったラインハルトは受け入れません。
シュトライト「閣下、既にシャトルの用意はできております。どうか、脱出のご決意を。」
ラインハルト「出過ぎた真似をするな！私は必要のないときに逃亡する戦法を誰からも学ばなかった。卑怯者が最後の勝利者になった例があるか！」
シュトライト「あえて申し上げます。ここで戦場を離脱なさっても、それは敗北を意味するものではありません。諸提督の艦隊を糾合なさり、改めて復讐戦を挑めばよろしいではありませんか。」
ラインハルト「ここでヤン・ウェンリーを恐れて逃げたとなれば、私に破れて死んだ者たちが何が宇宙の覇者かと、ヴァルハラや地獄で私を嘲笑することになるだろう。卿らは私を笑い者にしたいのか！」
キスリング「閣下、大切なお命を粗末になさいますな。どうか再起を期して脱出くださいますよう。」
あと一歩でブリュンヒルトに砲撃が届くというところで、ミュラーの救援が間に合いました。
ミュラー「砲撃の手を休めるな！このまま敵を押し返せ！……確認できたか！」
ドレウェンツ「はっ！総旗艦ブリュンヒルト健在です！」
ミュラー「間に合ったか……。我が艦隊は？」
オルラウ「強行軍にかなりの脱落者が出ております。現時点で到着したのは6割ほどです。」
ミュラー「構わん！敵との間に割り込んで、ローエングラム公をお守りするのだ！」
ミュラーが最初に戦場に戻れたのには少し事情がありました。分散して占領しにいった先の同盟基地が無抵抗で降伏。最初は、命惜しさと思われたものでしたが、民需要の物資しかない基地で、物資は民需用に利用するという条件での降伏でした。
反対する部下に殺されそうになったコクランでしたが、別の部下に救われる形に。
まあ、これで歴史が変わってたかも知れないですね。ここでの占領に要する予定だった時間が短縮されたため、ミュラーは戦場に速く着けたのでした。
この物語には続きがあるのですが、アニメでも描かれるのかな？
コクラン「ここに集積された物資は全て民需用のものだ。支配者や政治体制がどう変わろうと民間人の生活を破壊するわけにはいかない。帝国軍はここの物資をあくまで民需用に供することとの条件を飲んだ。ならばここで無用の血を流すことはあるまい。」
反対派の兵士「納得できません！」「利敵行為だ！」「そうだ！」「力づくでもやめさせる。」
賛成派の兵士「貴官たちは司令のお気持ちがわからんのか！」
反対派の兵士「売国奴が……！」
ミュラーの救援により意図を挫かれた同盟軍。しかし、ミュラー艦隊も全艦船が到着したわけではなくヤンの攻勢は続きます。
パトリチェフ「疾風ウォルフではないのか！」
ヤン「こいつはとんだ権威主義に陥っていたかな……。ミュラーを計算に入れていなかったとは……。」
アッテンボロー「一個艦隊の加勢がついて逃げ出すほど、うちの司令官は負けっぷりは良くないはずだがなぁ……。ミラクル・ヤンのお手並みをまた拝見したいものだ。」
同盟も物資が底を付きかけており、わざと包囲網を解いて脱出する艦艇と救援に来るミュラー艦隊が入り乱れたところを集中砲火で砲撃します。
カルナップ「脱出！」
ミュラー「味方を救出しろ！突入！」
ヤン「砲撃せよ。なるべく正確に、効率的にだ。」
ここでミュラーが本領を発揮。ラインハルトととは異なり、何度も旗艦を乗り換えて戦い続けます。
ミュラー「では、他の艦に司令部を移す。最も近い距離にいる艦はどれだ？」
しかし、ミュラーの勇戦も再び戦線を再構築したヤンの手腕には及ばず。ブリュンヒルトをその射程に収めようしたところで次回へ続くとなります。
バーミリオン星系で両軍が死闘を繰り広げている頃、ラインハルトの不利を悟ったヒルダが一つの策を胸にミッターマイヤーの元に向かっていた……。その策とは？
次回、銀河英雄伝説 第53話「急転」
銀河の歴史が、また1ページ……。
銀河英雄伝説 Blu-ray BOX スタンダードエディション 2 - 堀川亮, 広中雅志, 勝生真沙子, 潘恵子, 森功至, 若本規夫, 塩沢兼人, 富山敬, 郷田ほづみ, 石黒昇
今更DVDのやつのっけてもアレなのでBlu-rayのです。
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮1 第1話「エル・ファシルの英雄」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮1 第2話「英雄の新しい仕事」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮1 第3話「英雄たちの横顔」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮1 第4話「過去へのささやかな旅」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮2 第5話「時の女神に愛された男 〜第二次ティアマト会戦記I〜」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮2 第6話「英雄の死 〜第二次ティアマト会戦記II〜」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮2 第7話「喪服と軍服の間」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮2 第8話「収容所惑星」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮3 第9話「捕虜と人質」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮3 第10話「顕微鏡サイズの反乱」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮3 第11話「エコニアの英雄」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮3 第12話「過去からの糸」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮4 第13話「ひとつの旅の終わり」
・銀河英雄伝説外伝 螺旋迷宮4 第14話「出口をさがす旅」
・銀河英雄伝説外伝 白銀の谷 Kap.I
・銀河英雄伝説外伝 白銀の谷 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 白銀の谷 Kap.III
・銀河英雄伝説外伝 白銀の谷 Kap.IV
・銀河英雄伝説外伝 叛逆者 Kap.I
・銀河英雄伝説外伝 叛逆者 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 叛逆者 Kap.III
・銀河英雄伝説外伝 叛逆者 Kap.IV
・銀河英雄伝説外伝 決闘者 Kap.I
・銀河英雄伝説外伝 決闘者 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 決闘者 Kap.III
・銀河英雄伝説外伝 決闘者 Kap.IV
・銀河英雄伝説外伝 黄金の翼
・銀河英雄伝説外伝 奪還者 Kap.I
・銀河英雄伝説外伝 奪還者 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 奪還者 Kap.III
・銀河英雄伝説外伝 奪還者 Kap.IV
・銀河英雄伝説外伝 朝の夢、夜の歌 Kap.I
・銀河英雄伝説外伝 朝の夢、夜の歌 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 朝の夢、夜の歌 Kap.III
・銀河英雄伝説外伝 朝の夢、夜の歌 Kap.IV
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第1話「ヴァンフリート星域の会戦」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第2話「三つの赤」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第3話「亡命者たち」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光1 第4話「流血の四月」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光2 第5話「危険な男」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光2 第6話「混戦始末記」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光2 第7話「初夏、風強し」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光2 第8話「伯爵家後継候補」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第9話「パーティーの夜」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第10話「真実は時の娘」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第11話「第六次イゼルローン攻防戦」
・銀河英雄伝説外伝 千億の星、千億の光3 第12話「千億の星、ひとつの野心」
・銀河英雄伝説外伝 第三次ティアマト会戦 前編
・銀河英雄伝説外伝 第三次ティアマト会戦 後編
・銀河英雄伝説外伝 汚名 Kap.I
・銀河英雄伝説外伝 汚名 Kap.II
・銀河英雄伝説外伝 汚名 Kap.III
・銀河英雄伝説外伝 汚名 Kap.IV
・銀河英雄伝説外伝 わが征くは星の大海
・銀河英雄伝説外伝 新たなる戦いの序曲
・銀河英雄伝説 第1期 第1話「永遠の夜の中で」
・銀河英雄伝説 第1期 第2話「アスターテ会戦」
・銀河英雄伝説 第1期 第3話「第十三艦隊誕生」
・銀河英雄伝説 第1期 第4話「帝国の残照」
・銀河英雄伝説 第1期 第5話「カストロプ動乱」
・銀河英雄伝説 第1期 第6話「薔薇の騎士」
・銀河英雄伝説 第1期 第7話「イゼルローン攻略！」
・銀河英雄伝説 第1期 第8話「冷徹なる義眼」
・銀河英雄伝説 第1期 第9話「クロプシュトック事件」
・銀河英雄伝説 第1期 第10話「ジェシカの戦い」
・銀河英雄伝説 第1期 第11話「女優退場」
・銀河英雄伝説 第1期 第12話「帝国領侵攻」
・銀河英雄伝説 第1期 第13話「愁雨来たりなば…」
・銀河英雄伝説 第1期 第14話「辺境の開放」
・銀河英雄伝説 第1期 第15話「アムリッツァ星域会戦」
・銀河英雄伝説 第1期 第16話「新たなる潮流」
・銀河英雄伝説 第1期 第17話「嵐の前」
・銀河英雄伝説 第1期 第18話「リップシュタットの密約」
・銀河英雄伝説 第1期 第19話「ヤン艦隊出動」
・銀河英雄伝説 第1期 第20話「流血の宇宙」
・銀河英雄伝説 第1期 第21話「ドーリア星域会戦、そして…」
・銀河英雄伝説 第1期 第22話「勇気と忠誠」
・銀河英雄伝説 第1期 第23話「黄金樹は倒れた」
・銀河英雄伝説 第1期 第24話「誰がための勝利」
・銀河英雄伝説 第1期 第25話「運命の前日」
・銀河英雄伝説 第1期 第26話「さらば、遠き日」
・銀河英雄伝説 第2期 第27話「初陣」
・銀河英雄伝説 第2期 第28話「肖像」
・銀河英雄伝説 第2期 第29話「細い一本の糸」
・銀河英雄伝説 第2期 第30話「失われたもの」
・銀河英雄伝説 第2期 第31話「査問会」
・銀河英雄伝説 第2期 第32話「武器なき戦い」
・銀河英雄伝説 第2期 第33話「要塞対要塞」
・銀河英雄伝説 第2期 第34話「帰還」
・銀河英雄伝説 第2期 第35話「決意と野心と」
・銀河英雄伝説 第2期 第36話「雷鳴」
・銀河英雄伝説 第2期 第37話「幼帝誘拐」
・銀河英雄伝説 第2期 第38話「矢は放たれた」
・銀河英雄伝説 第2期 第39話「ひとつの旅立ち」
・銀河英雄伝説 第2期 第40話「ユリアンの旅・人類の旅」
・銀河英雄伝説 第2期 第41話「作戦名『神々の黄昏』」
・銀河英雄伝説 第2期 第42話「鎮魂曲への招待」
・銀河英雄伝説 第2期 第43話「ギャラルホルンは鳴った」
・銀河英雄伝説 第2期 第44話「フェザーン占領」
・銀河英雄伝説 第2期 第45話「寒波至る」
・銀河英雄伝説 第2期 第46話「ヤン提督の箱舟隊」
・銀河英雄伝説 第2期 第47話「自由の宇宙を求めて」
・銀河英雄伝説 第2期 第48話「双頭の蛇 ～ランテマリオの決戦～」
・銀河英雄伝説 第2期 第49話「闇が深くなるのは…」
・銀河英雄伝説 第2期 第50話「連戦」
・銀河英雄伝説 第2期 第51話「バーミリオンの死闘(前編)」
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第一章
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第二章
・銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱 第三章
・銀河英雄伝説１ 黎明篇
・銀河英雄伝説２ 野望篇
・銀河英雄伝説３ 雌伏篇
・銀河英雄伝説４ 策謀篇
・銀河英雄伝説５ 風雲篇
・ラインの虜囚
・月蝕島の魔物 (Victorian Horror Adventures)
・髑髏城の花嫁 (Victorian Horror Adventures 2)
・水晶宮の死神 (Victorian Horror Adventures 3)
・蘭陵王
・アルスラーン戦記〈1〉王都炎上
・アルスラーン戦記〈2〉王子二人
・アルスラーン戦記〈3〉落日悲歌
・アルスラーン戦記〈4〉汗血公路
・アルスラーン戦記〈5〉征馬孤影
・アルスラーン戦記〈6〉風塵乱舞
・アルスラーン戦記〈7〉王都奪還
・アルスラーン戦記〈8〉仮面兵団
・アルスラーン戦記〈9〉旌旗流転
・アルスラーン戦記〈10〉妖雲群行
・アルスラーン戦記読本
・アルスラーン戦記〈11〉魔軍襲来
・アルスラーン戦記〈12〉暗黒神殿
・アルスラーン戦記〈13〉蛇王再臨
・アルスラーン戦記〈14〉天鳴地動
・アルスラーン戦記〈15〉戦旗不倒
・アルスラーン戦記〈16〉天涯無限
・魔境の女王陛下 薬師寺涼子の怪奇事件簿
・薬師寺涼子の怪奇事件簿 海から何かがやってくる
・薬師寺涼子の怪奇事件簿 白魔のクリスマス
・タイタニア〈1〉疾風篇
・タイタニア〈2〉暴風篇
・タイタニア〈3〉 旋風篇
・タイタニア4<烈風篇>
・タイタニア5 <凄風篇>
・新・水滸後伝 上巻
・新・水滸後伝 下巻
・創竜伝１超能力四兄弟
・創竜伝２摩天楼の四兄弟
・創竜伝３逆襲の四兄弟
・創竜伝４四兄弟脱出行
・創竜伝５蜃気楼都市
・創竜伝６染血の夢
・創竜伝７黄土のドラゴン
・創竜伝８仙境のドラゴン
・創竜伝９妖世紀のドラゴン
・創竜伝１０大英帝国最後の日
・創竜伝１１銀月王伝奇
・創竜伝１２竜王風雲録
・創竜伝１３噴火列島
・創竜伝１４<月への門>
・創竜伝15 <旅立つ日まで>
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