小説:四畳半タイムマシンブルース

四畳半タイムマシンブルースを読みました。森見登美彦さんの新刊になります。単行本の文庫化のようですが、その前に脚本家の上田誠さんという方が書かれてた舞台のサマータイムマシン・ブルースを四畳半神話大系の登場人物で小説化したみたいな作品のようです。巻末の上田さんの解説によると。

面白かったです。サマータイムマシン・ブルースは知らなかったのですが、途中までタイトルにタイムマシンと入ってるのにタイムトラベルものだと思いませんでした。

四畳半神話大系の面々の元にタイムマシンが現れて、あの面々が好き勝手に次から次へと起こすトラブルから変わってしまう過去を主人公とヒロインがなんとか修正しようとがんばるお話みたいな感じになっています。
初めは少しの違和感から始まって、ああそういうことかとなって、バカバカしくも楽しい感じの歴史改変阻止物語になっています。

個人的にはこういうタイムトラベルもののほうが好きですね。
最後のリモコンのところは、指摘されるまでおかしさに気づきませんでした。田村くんのオチはなんとなく想像できましたが。
厳重に梱包するところから(コーラからリモコンを守るためでしたが)すごい伏線になって、繋がるところはちょっとそう来るのかぁとなりました。

9月に劇場公開するって帯にカイてありますね。ディズニープラスってのでも独占配信するみたいですが。時間あったら観に行ってみるかなぁ。

四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】 四畳半シリーズ (角川文庫) - 森見 登美彦, 上田 誠
四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】 四畳半シリーズ (角川文庫) - 森見 登美彦, 上田 誠

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