小説：どうぞ愛をお叫びください

どうぞ愛をお叫びください　を読みました。武田綾乃さんの小説になります。新刊ではなくて、単行本の文庫化なんですかね。



高校生4人組がゲーム実況のYoutubeを始めたら大反響になって……というお話。面白かったです。
巻末に実際にゲーム実況されてる方との対談が収録されています。

なんとなく、1発目に上げた動画がバズってみたいな展開になるのかと思ったけど、そうでもなくて結構はじめはゆっくりめだったかなぁというスタートでしたが、進み始めてからは結構テンポよく進んだ感じだったかも。動画が人気になってきたけど、広告費の分配とかメンバー間の人気差とかで少しギクシャクしてきたり……みたいな感じで一山あって……。

クラスの人気者的な幼なじみの男の子に強引に誘われる形で、動画編集できる主人公がYoutuberになるのに巻き込まれていく形でお話がスタートします。結構、伏線的なところもあったけど、実は最後には主人公を誘ったのには理由があってみたいなところがオチになる感じ。

ツイートされてたのかなぁ、その時代の雰囲気みたいなものを切り取って置きたいみたいなことつぶやかれてて、なるほどなぁとなったかも。
今だともうTik tokのが主流だったりするんですかね。時期にYoutubuもmixiみたいに若い人は知らないみたいなったりするのかなぁ。

ニコニコ動画とか初音ミクが流行りだした頃に少し観てたりしましたが、ここら辺の流行り廃りは、よくわからないですね。サッカーの動画をブログに貼り付けるのにYoutubeのアカウントは持ってるけど（Seesaaブログは動画も上げられるのかな？ウェブリブログがダメだったので）、収益化できるほと登録者もいないし、そもそもそういう意図で作ってないので、そこら辺はよくわからず。

そもそも動画みたいなコンテンツがネットで流行るとか全然思わなかったものなぁ。ネット始めたの、インターネットが流行りだした頃で、はじめは28.8kモデムを友だちが買ったので、いらなくなった9600bpsのモデムを借りてパソコン通知を始めたのが最初で。その後、長期出張があってネット必要だってことで、AirHの32Kパケット通信とか利用してて、DSL（ADSLじゃなかった気がする）経て、光にしてやっと環境が整った感じで。あんな回線専用するものが流行るとは思いませんでした。
今でも情報検索したときに、動画で説明とかになるとテキストないのとか探してしまうし。

4人の微妙な関係の違いとかもなかなかよかったです。どれくらいYoutuberのところの描写がらしいものなのかはわからないですが、知らない分説得力は感じれたかも。実際はどうだかわからないですが、そんなに外れてないならそういう意味でも時代の雰囲気とかは残せてる作品なのかなぁと。
対談でも少しゲーム実況の方が触れられてるけど、リップサービスなのかはよくわからないノリの対談みたいだったし。


どうぞ愛をお叫びください（新潮文庫nex） - 武田綾乃

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