本:世界史を変えた植物

世界史を変えた植物 を読みました。稲垣栄洋さんが書かれた本になります。

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田中芳樹さんが金一封をもらって、書店で本を爆買いする企画みたいなYoutubeの配信やってて(田中さんがやってるわけじゃないだろうけど配信)、その中で購入された本の一冊に入ってたので読んでみました。ちょっと店員さんに後ろを取られて本を物色するとか、個人的にはないかなぁと思って配信は見てましたが。

面白かったです。植物が人間に広げられることによって色々歴史的な転換点があったみたいな感じのお話が掲載されています。
作中には引用というか参照みたいのなくって、物語のように滑らかに推論(なのかな?)が展開されてくので、これ本当にこんなうまく運んだのかなぁ?ってところも結構あったけど、巻末に参考文献もたくさん載ってたし、それほど、突飛な推論という訳でもないのですかね。

大きな章立てで、コムギ、イネ、コショウ、トウガラシ、ジャガイモ、トマト、ワタ、チャ、コーヒー、サトウキビ、ダイズ、タマネギ、チューリップ、トウモロコシ、サクラの伝搬と歴史的な影響のお話が掲載されています。

コショウなんかは世界史の授業とかでもよく聞きますかね。自然が豊か(というか食べ物に困らない地域)では、農業が発達しないというのは結構盲点というかなるほどという感じだったかも。あとは、伝わり方がヨーロッパでははやらなくてワンクッション置いたり(宗教絡みで)とかの辺りとか。
全体的にどれも面白く読めたけど、チャとコーヒー、トウモロコシの辺りは特に面白かったかもしれません。あとチューリップの経済の話とか。

田中さんが買ったの文庫本サイズだったかなぁ。届いて文庫本だったので少し驚きました。あとがきに文庫版のものとかもあったので単行本版とかもあったのかもですが(アマゾンだと気づかなかった)。


世界史を変えた植物 (PHP文庫) - 稲垣 栄洋
世界史を変えた植物 (PHP文庫) - 稲垣 栄洋

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