小説:吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ

吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ を読みました。知念実希人さんの小説になります。

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なんか実業之日本社からこのシリーズ、新しく出し直してるみたいですね。
この話もなんか読み始めたとき既視感が少しあったけど、巻末に本書は描き下ろしって書いてあるし新作でいいのかな?

血を抜かれた死体が発見される事件があり、当然鷹央たち(というか鷹央)が首を突っ込んで行くといういつもの展開に。
面白かったけど、やはりラストのオチは医療関係の知識がないと、そういうものなの?という感じではあったかも。繋がらないと無駄に出てきただけみたいなお話になってしまうので物語としてはそうなるのだとは思いますが。と言いつつ、そこに戻るとは思って読んでなかったので少し意表をつかれました。

外国人が血を抜かれた状態で発見される事件が発生。そばで目撃された男が牙が生えていたとかで、吸血鬼っぽいみたいなお話に。
いつもの桜井刑事から統括診断部に事件の話が持ち込まれて鷹央が謎を調べていくことに。死体に共通するコウモリのタトゥーから調査を開始していくのですが……。

いつ頃書かれた小説なんですかね。為替相場とかって一国対一国間のものではなくて、全世界で共通なのかな?
外国人研修生のお話になるのですが、今の相場だと日本に来る旨味はあまりなくなってきてたりするのかなぁ。そうでもないのかな。本書の内容とは直接関係ないけど、ちょっと気になりました。

ちょっと国際的な問題の話とかになっていくのかと思ったけど、事件の規模というかオチは少し内向きだったのかも。

帯の後ろ見ると、2月と4月に短編と書き下ろし長編が出る予定みたい。既刊の再販?分は、いとうのいぢさんのイラストはそのままなんですかね。7ヶ月連続で16冊刊行らしいですが。こういう出版社変えるみたいなのは、本文書かれてる作家さんの意向の方が強かったりするのかなぁ。折り合いつかなきゃ絵描きさんは変わってしまうのかもしれませんが。

吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ (実業之日本社文庫) - 知念 実希人
吸血鬼の原罪 天久鷹央の事件カルテ (実業之日本社文庫) - 知念 実希人

天久鷹央の推理カルテ
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神酒クリニックで乾杯を 淡雪の記憶
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