小説:小説 きみの色

小説 きみの色 を読みました。アニメ映画きみの色のノベライズで佐藤晶さんが書かれています。

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青春ものになるのかな?女子校に通う女の子が、とあるきっかけでバンド活動をすることになって……みたいなストーリラインはありますが、映画の方はどういう描き方になるのかなぁ。心の動きみたいなのに重点が置かれてる感じで、特別すごい大きな出来事とかあるわけでもなく、結構淡々と進んで行く感じでしたノベライズでは。

主人公のトツ子は、人が持っている雰囲気?のようなものを色でとらえることできる女の子。子どもの頃に周りに話すと信じてもらえなかったり、つらい目にあったりしたので今はそのことは誰にも話していません。
女子校に通うトツ子でしたが、同級生に鮮やかな青色を纏うきみが気になっていて、合同授業の体育のときにちょっとした知り合う機会を得るのですが……という感じで物語が進んでいきます。
もう一人、バンド活動をやりたいルイという少年も登場して、出会いをきっかけに3人でバンドを組むことに。

三人がそれぞれ相手には言えない秘密(というか心の引っ掛かりや現実的な問題)を抱えていて、音楽を軸に三人が繋がっていくのですが……という感じ。

一応恋愛みたいな要素もあるけど、ドロドロの三角関係になったりみたいな感じもなく、特別大きな事件が起きたり(ちょっと楽しい思い出になるのかと思ったのがそこそこなトラブルになったりはあったけど)とかはないけど、三人の心象を丁寧に描いてる感じの物語でした。ただ、ちょっと三人の問題は個々の問題でお互いに結びつたりとかではなかったかも。そういう意味で作り物的じゃないリアルさみたいなのはある感じなんでしょうか。

トツ子が色が見えるというの以外はそんなに突飛な設定とかもない感じですかね。映像化したときには映える設定だと思うけど、どんな風にしあがってるのか楽しみかもしれません。同時並行で作ってたら内容も同じになるのかわからないし。

ノベライズだし、これ単体というよりは映画とセット(補完?)で読むのがいいのかもしれません。映画見てみないとわからないですが。

小説 きみの色 (宝島社文庫) - 佐野晶, 「きみの色」製作委員会
小説 きみの色 (宝島社文庫) - 佐野晶, 「きみの色」製作委員会

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